6時34分起床。
何度か目が覚めたのだが、ベッドの上で意識朦朧。
先週末の疲れが出てきたか?
51歳、無理は禁物。
さっそくニュースチェック。
今週、身近な人の訃報に接することが多い。
山とみの女将もつらかったが、古今亭圓菊師匠の訃報も、つらい。
学生時代、新宿末広亭や浅草演芸ホールによく通ったが、林家しん平師匠と並んで、円菊師匠の大ファンだった。
国会議員となって、とあるパーティーでお会いした時にいただいたサイン色紙は、俺の宝物。
独特の大ぶりのゼスチャーや、こねくり回す語尾の円熟の間。
俺は学生時代から、圓菊師匠の口座で、対話の「間」の大切さを学んだ。
お下品なネタでもユーモラスに品よく昇華させる前ふりも好きだった。
ソフトなんだけど、時折見せる迫力のある落語は、人柄を想起させた。
国会議員となってスピーチをすることも多いが、この圓菊師匠の話し方を参考にしている、つもり。
合掌。
8時12分、あわただしく登校の準備をしたおりんさんを後部座席に乗せ、国会へ向かう。
自宅から4つ目の横断歩道のところで、学校に向かうおりんさんを下す。
「で、高校はいつ決まるの?」
「推薦なら年内かな?中間テストが終わったころ。試験なら来年の2月!」
「そっか・・・決まったら、いっしょにスマホ買おうね!」
「うん!」と、こういうときだけ元気な返事?
高校受験ねぇ。
パパは失敗したからなぁ。
桜丘高校に行きたかったけど、発表日に名前がなくて、人生最大の落ち込みをしたもんなぁ。
まさか、桜丘高校を仰ぎ見る、真下に位置する滑り止めの星稜高校に行くとは、思っていなかった中学3年生時代。
でも、アノ挫折があったからこそ、国会議員としての今日があるんだけどね。
滑り止めで受かった星稜高校だったけど、恩師やレスリング部のおかげで今がある。
大げさでもなんでもなく、事実。
レスリングしてなきゃ、スポーツ特待生で専修大学には入れなかった。
専修大学に入れなかったら、ロス五輪にも行けないし、プロレスラーにもなれないし、参議院議員にもなれなきゃ、衆議員議員にもなれなかった。
運命は、どこかで転がるもんだ。
まいにち一生懸命やってりゃ、何とかなるもんだ。
そういうことを、高校生時代に学んだような気がする。
たとえ失敗しても、次頑張ろう!という勇気が大切だ。
「次行こう、次!」という切り替えがなきゃ。
失敗して落ち込んで、沈んでばかりいたって、つまらないし。
失敗のない人生なんて、よく考えたらそんなことはない。
本当の成功者は、挫折を受け入れることのできる人じゃない?
そう思っている。
さて、おりんさんの運命は、どのように転がるだろうか。
9時前には国対に入り、執務。
午前中、国対幹部により、委員会人事が行われていた。
不肖馳浩は、「文部科学委員会 ヒラ委員」「青少年特別委員会 筆頭理事」「科学技術イノベーション特別委員会 次席理事」に、内定。
がんばろう!
お昼ご飯も食べず、原稿執筆。
「アパの永田町通信 第148回」
テーマは、「安倍再選」。
自民党総裁選挙のエピソード満載。
回を重ねてもう148回か。
誌面を提供いただいている、アパグループの元谷外志雄代表のおかげ。
感謝。
そのうち書籍化を企画したい。
夕方、いったん自宅に戻って、森喜朗先生にいただいた「日本一美味しい卵」を台所においてから、一路、小田原市へ。
明日から、第47回 全国史跡整備市町村協議会 大会。
今夜は、打ち合わせ懇親会。
会場は、ヒルトン小田原リゾート&スパ。
高台に位置する高級ホテル。
首都高速〜東名高速〜小田原厚木道路と、快調にドライブ。
小田原サービスエリアについたところで、空腹に負けて、売店の「揚げかまぼこ」購入。
とってもいい香り。
「揚げかまぼこは、3分かかりますけどいいですか?」
「いいです、揚げたてちょうだい!」と、3分間の待ち時間も待ちきれず、小田原みかんソフトクリームをついでに購入。
もう、信じられないほど、美味しい。
揚げかまぼこと小田原みかんソフトクリームとを交互に食べながら思う。
「史跡整備活用事業と、こういう名産品加工販売と、コラボにすればいいのに!」と。
地産地費って、そういうことじゃない?
18時前に、時間通り、ヒルトン小田原ホテルに到着。
文化庁の近藤誠一長官、史跡保全議連代表世話人の河村建夫代議士、多賀城市長の菊地健次郎さん、小田原市長の加藤憲一さん、太宰府市長の井上保廣さん、文化庁記念物課長の矢野和彦さん。
みな、旧知の間柄でもあり、リラックスして、お食事をいただきながら、情報交換。