3時51分起床、ニュースチェック。
臨時国会召集は、いつになるのか?
自公民の3党首会談次第。
3党首会談は来週の予定。
そんな悠長なことでいいのか?
公債特例法を成立させる責任回避。
自民党も公明党も、話し合いをしようとしているのに、民主党幹事長からは、なしのつぶて。
誠意が見られない。
臨時国会を開きたくないのか?
「近いうちに解散し、国民の信を問う」という3党首合意を反故にするのか?
その見解を、野田総理自身に問いたい。
早朝に百坂町の自宅出発。
霧雨。
ハンドルを握り、国会議事堂へと出勤。
全行程490キロ。
自宅そばの金沢山側環状道路神谷内インターから入り、北陸道〜上信越道〜関越道〜外環道〜首都高速。
富山から新潟あたりは激しい雨。
また、小諸から佐久方面は事故片側通行。
上信越道に入ったあたりから空が白みはじめ、雲が壮大な表情で出迎えてくれたり。
早朝のドライブ出勤ならでは。
ときおりトラックとすれ違うと、車体が揺れる。
夜行バスは、もっと揺れるのだろうか?
安全運転。
10時には、なんとか国会議事堂に到着。
第1議員会館の地下駐車場に車を停めて、事務所へ。
執務。
お昼には、清和会 昼食会。
安倍晋三総裁と細田幹事長も参加。
「総裁選では皆様にお世話になりました。お詫びと感謝を申し上げます。」
「総裁と三役は派閥を離れるという申し合わせがあるので、本日からしばらく町村派を離れますが、公平に党運営を行いますので、これからも支えていただきたい!」と、さわやかにごあいさつされてノーサイド。
町村会長と安倍さんの両名が出馬したので、一時は町村派も分裂含みだった。
ところが、町村さんが体調を崩したことで、逆に、両派連携のベクトルとなった。
そして、シナリオ通り、町村派は草刈り場にならず、まとまって決選投票に臨み、安倍総裁誕生に貢献できた。
もちろん、町村さんを担いだ我々は、敗北感が漂い、安倍総裁を誕生させたほうは勝利に昂揚している、それは気分的に面白くない。
でも、安倍さんは、気を遣って「お詫びと感謝」を明言された。
これでノーサイド。
負けたほうは負けっぷりが問われる。
未練がましい愚痴はご法度。
安倍総裁を支え、その采配に従い、政権奪還へ一丸となるべき。
13時、中野坂上駅上の、新日本プロレス事務所へ。
都心一等地。
事務所へと歩いていると、道路沿いのカフェでコーヒーを飲んでいる木谷会長を発見。
「先輩どうしたんですか?」
「お昼ご飯食べながら、次の事業のミーティングやってたんだよ!」と。
これが年商数十億円企業の社長とは、誰も気づくまい。
その木谷会長と、新人スカウトについての重要ミーティング。
アマチュアレスリング界とのパイプ作りでもある。
タイガー服部レフェリーと、永田裕志選手も同席。
今後のプロレス界を占うような、前向きな意見交換となる。
「ところで馳さんは、どうして国会議員になったの?」と、木谷会長。
「猪木さんですよ。秘書みたいなことしてて、感化されましたね。直接は、イラクや北朝鮮やソ連遠征に同行したことです。国交正常化や文化交流とか、国会議員じゃなきゃできないことに挑戦しようと思いましたね。ピョンヤンから帰ってきた一週間後に森先生に誘われた時は、3秒で返事しましたよ。私でよろしいんですか?私でよければやります、って。瞬間ですけど、そこに至るまでの蓄積がありましたからね」と、猪木さんの闘魂平和外交を担っていたプロレスラー時代を思い起こしてお答えする。
木谷会長には、スカウト協力とともに、アマレス界に対するさまざまなご支援ご協力もお願いしたいところであり、今後ともミーティングをしていただくことをお願いし快諾をいただく。
木谷さんは星稜高校の1年先輩、ということもあり、阿吽の呼吸で話が合う。
感謝。
懇談終了後、議員会館に戻り執務再開。
15時、JICAの民間連携室の若林課長や、森総務部審議役がお見えになり、ミーティング。
情報交換。
JICAの重要事業であるBOP(ビジネス・オブ・ザ・ピラミッド)について。
途上国に合致した民間企業の活動支援。
石川県からは、会宝産業(自動車リサイクル&部品提供)とイソライト工業(耐熱かまど)の事業が採択されていた。
雑談で、
「JICAの人材が、JOCの業務を支えてほしいんだよな・・・・」と、申し上げる。
「それはどういう意図ですか?」と、聞かれたので、
「JICAは、五輪ムーブメントと、選手派遣と、選手強化が現在の仕事。でも、このままでいいのかと考えていて、私は危機感を持っています。スポーツ議員連盟の事務局長として、改革案を取りまとめようと思ってて、機能純化と機能強化を求めています。世界中にネットワークを持つJICAの情報網が、JOCの情報戦略には不可欠だと思うんだよね。五輪招致とか、ロビー活動あればこそだし、IOC委員の1票は、どの国も平等だからね。選手のセカンドキャリアの問題もあるし、外交的な支援はどうしても外務省とJICAに協力してもらったほうがいいと思うんですよ!いま、JOCの情報戦略部門をになっている久木留という男は、青年海外協力隊OBで、シリアにいた男ですよ!もっと連携が必要なんですよね!」と。
JICA上司にお伝えいただく。
15時半、毎日新聞の環境分野の記者取材。
環境分野?
何かと思えば、昨年、議員立法でこさえた、「放射性廃棄物処理法」の出来具合についての取材。
おお、除染のことね。
それならば、言いたいことは山ほどある。
だいたい、せっかく法律を作ったのに、環境省が仕事を抱え込んでいるから、自治体との連携が不如意であり、なかなか進んでいない。
中間処理場の設置、仮置き場の設置、私有地除染の財源、モニタリングの好評、風評被害、いつ終わるともしれぬ作業・・・・
来週も視察に行くのだが、現場はうんざりし始めている。
いったい今後はどうなるのか、と。
笛吹けど踊らぬ除染処理。
「それこそ、政治主導が聞いてあきれますよ。」と、率直に申し上げる。
法律をこさえたんだから、あとは、政府が悪者になって、仮置き場や中間貯蔵施設設置の促進が必要。
その号令を政務3役が担うべき。
夕方、健康センターへ。
高木毅さんといっしょにストレッチしていると、高村正彦副総裁が、
「副総裁室に遊びにおいでよ!」と、おっしゃるので、
「副総裁室にはお菓子あるんですか?」と、うかがうと、
「幹事長室に行ってお菓子つかんできてよ!」と、いつもながら飄々とおっしゃる。
小1時間、汗を流す。
18時半、キューバのフィデル・カストロさん(カストロ議長の長男)と懇親会。
キューバにおける原子力政策について意見交換。
19時、アパ ワインの会。
西麻布の元谷代表自宅にお招きいただき、ベラルーシ大使や秋葉賢也代議士とともに懇親会。
感謝。
22時過ぎ、散会。