衆議院議員
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はせ 日記
平成24年
9月6日(木)

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■9月6日(木)

 9時半より、自民党本部にて、スポーツ立国調査会。
 まず最初に、ロンドン五輪の報告あり。
 JOCの上村春樹選手強化本部長と、ボクシング金メダリストの村田諒大選手より、過去最高のメダル獲得と、NTCやマルチサポート事業のお礼あり。
 質疑応答。
 さっそく、激励の一言のあと、苦言を申し上げる。
 @ マルチサポートハウスを、どうしてパラリンピックの代表団にも使えるように申請しなかったのか?5億円もかけて作ったのに、パラリンピック前に取り壊したのはもったいない。これは、厚生労働省のミスだ。
 昨年成立したスポーツ基本法では、国策として、障碍者スポーツも振興対象となった。その象徴がパラリンピックであり、政府一丸となって支援すべき。予算要求をしなかった厚生労働省の責任であり、文部科学省に協力すら申し出なかった厚生労働省には、猛省を促したい。これからは、マルチサポート事業にも、障碍者スポーツを含めるべきだ。また、ナショナルトレーニングセンターをパラリンピアン(障碍者スポーツ)にも開放すべきだ!

 A 日本スポーツ振興センター(JSC)が設置したロンドン事務所は、ロンドン五輪成功にすばらしい成果を発揮した。この成果をオリンピックレガシーとして活用するためにも、設置継続と、ローザンヌ出張所の開設も要求したい。国際競技力向上と、国際大会誘致のためのロビー活動を支えるスポーツ外交の拠点が必要だ。
 2014年ソチ五輪、2018年リオ五輪、2019年ラグビーワールドカップ日本大会、2020年東京五輪招致など、今後の国際大会誘致や大会開催のためのロジ活動も必要。ぜひ、IOC本部のあるローザンヌにも、スポーツ外交の拠点となる出張所を常設すべき!各競技の国際連盟の理事に日本人を送り込むことも、重要だ!

 B JOCの体制一新を要求したい。今朝もスキー連盟の強化費不正経理問題が出ていたが、大問題だ。その反省と責任所在があいまいなままでは、再発防止に取り組めない。確かに構造的な問題でもあるが、強化費はそもそも税金という自覚が必要である。JOCとしてもっと深刻にとらえてほしい。
 それから、JOC役員任期は来年7月であり、東京五輪招致の最終ステージは9月。直前改選では人事で混乱する。東京招致への直接活動は来年1月に始まるのだから、前倒しで改選し、体制を一新してほしい。室伏問題での責任もあいまいだし、とにかく、ロンドン五輪の好成績で喜んでいるばかりでなく、勝って兜の緒を閉めなおしてほしい!

 3番目のJOC体制一新を要求したところで、森喜朗JOC理事より、
 「君が言う筋合いではない!」と、ひな壇からやじが飛んだ。
 確かに門外漢が言う筋合いではない。
 が、こちとら、そう言われて引っ込むわけにはいかない。
 これまでJOCの国際競技力向上政策の方向性を応援してきた応援団を、自負しているからだ。
 それに、超党派のスポーツ議連事務局長としても、黙ってはいられない。

 参議院議員の橋本聖子さんなどは、森先生とともに、これまたJOC理事であり、内部のこととしてこういう場では発言しづらいはず。
 私は外部の応援団として、言うべきとこは、(波風をできるだけたてないように)みんながそろっている場所で、明確に申し上げたいと思う。
 これに対して竹田JOC会長からは、
 「ご意見を踏まえて、JOCとして厳正に対処したい」と、おっしゃったが、さて、人事が絡むだけに、一筋縄ではいかないだろう。
 でも、国費を使って強化している団体である以上は、より専門的で効果的な活動を展開していただきたいし、そういう体制が必要。
 その他、toto法改正、フィギュアスケートペアのトラン選手国籍変更(大帰化)問題、ゴルフ場利用税廃止問題について意見交換。

 お昼に、清和会 昼食会。
 いつもの3倍以上のマスコミ。
 ひな壇にならぶ町村会長と、安倍元総理。
 町村会長が、
 「総裁選挙については語りません。ここで私と安倍さんがバトルを展開したら皆さんは喜ぶのでしょうが、そんな愚かなことはしません!」と、冒頭あいさつすると、お隣の安倍元総理も呵呵大笑。
 お二人とも、我が国のリーダーとして外交内政を主導するにふさわしい政治家。
 であるがゆえに、仲間としては、一本化してほしい。
 切にそう願う。

 安倍元総理には、党内こぞって、「安倍さん再登板してほしい!」と、澎湃として声が上がる時期が必ず遠からずやってくる。
 今回は、自重していただきたいと、そう願っている。
 いまだに街中の声は「投げだし総理」のままであるのだから。
 永田町でも、
 「安倍さんは大切な我が国のリーダーなんだから、あの混乱の責任を、一度払拭してほしい」と、いう声が多数。

 13時、本会議。
 野党は、議員提案の法案のみ採決に参加し、政府提出法案は、退席。
 委員会で強行採決をした法案の本会議採決には、応じられない。

 本会議終了後、文部科学委員会 理事懇談会。
 会期末処理の手続き。
 マービン・トラン選手の大帰化問題につても正式に提起。
 「5年以上日本在住じゃないんでしょ?」
 「今までに大帰化の適用がないとなると、公平性や合理性の問題がねぇ・・・」と、それぞれのご意見あり。
 ごもっとも。
 「だからこそ、次期臨時国会でも継続してご議論お願いします。」と、申し上げる。

 13時半、町村選対の事務打ち合わせ。
 明日の午後出馬表明。
 準備。
 明日から9月26日までの、あらあらのスケジュールや、選挙対策準備。
 マスコミ対応や、地方対策。
 職域団体への対応も。
 当然、議員票の読みも。
 あれやこれやと、大騒動。
 しかし。
 前回の時は、西村やすとし候補を応援する選対事務局長を一手に引き受けて、一人で推薦人集めをやっていたことを考えると、まだ人手がある分、手際はよろしい。
 さて、どうなるか。

 清和会(町村派)の一本化が、ほぼ不可能となっている。
 が、まだ一縷の望みは捨てていない。
 なんとか、町村会長と安倍元総理で話し合ってほしいのだが。
 お互い突っ張り合っていては、お互いにとって良くないような気がする。
 だって、「外交・安保・教育・成長戦略」などの政策の方向性も、「税と社会保障の自公民3党連携」体制も、そのベクトルはいっしょなのだから。
 違いを見出しづらい。
 かたや、官房長官・外務大臣・文部科学大臣という経歴。
 こなた、幹事長・官房長官・総理。
 両者、経歴も申し分ないし・・・


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