夕方、議員会館にてフジテレビの取材。
その前に、森先生に電話。
「ちょっとご相談が・・・・」
「おお、ちょっと取り込んでるから、あとで電話するよ!」と、来客中のご様子。
致し方ない。
フジテレビの取材には、
「まだ国会中ですから、総裁選挙については、火をつけないほうが良い!」と、模範答弁。
ところが、インタビュアーの誘導尋問があまりにも下手なので、ついついサービスコメント。
「安倍さん、今回は自重されたほうが良いと思います。仲間の誰もが再登板を期待する政治家ですが、5年前の政権投げ出しのショックは皆がまだ覚えています。一度、誰かのために汗をかいたり、泥をかぶる姿を見せたほうが良いと思います。」と。
そのあと、もう一度、森先生に電話をすると、
「わかった、安倍さんの自重発言は妥当だと思うよ。ところで、さっきはその安倍くんがここにいたんだよ!」
「え!」
「で、今は目の前に町村君がいるんだよ。」
「・・・・・わかりました、改めて連絡いたします!」
「おお、ゆっくりと話そう」と、いうことで、総裁選挙に向けて、何かが動いている模様。
その動きと相前後して、新たなニュース。
18時過ぎ、谷垣総裁が決断。
参議院に問責決議案を、公明党と共同で提出。
明日提出の予定が、急きょ、今夜になったその理由は?
「8月6日に先に参議院に問責を提出した少数野党(その問責案は、現在参議院議院運営委員会にて、吊るしっぱなし)との調整があるからさ!」と関係者。
そっか。
自公とは違う理由(税と社会保障の一体改革関連8法案反対)で、少数野党が問責を出していたのだった。
自公の問責理由は、野田内閣の内政外交を担う無責任ぶり。
両案のどちらを採決するかの調整が必要。
国会の慣例は、一事不再議。
一つの案件を、一国会で、二回も審議しない、という慣例。
したがって、明日までに、「少数野党8月6日提出の問責決議案」と、「自公8月27日提出の問責決議案」の両問責案を、どうやって取り扱うかの調整が必要なのだと。
国会の慣例って、面倒。
面倒だけど、慣例や横並びで、システマチックに運営されている効率性も、国会対策の知恵。
おそらく、
「すべての政党の提案理由説明をしてから、採決」することにして、先に出した少数野党の提案を採決するんじゃないかと、思う。
それにしても。
この事態を招いた責任は、民主党の輿石幹事長。
解散先送り戦術に、まんまと自民党もはまってしまった・・・・
蟻地獄。
それを容認する野田総理も、リーダーシップがない。
とにかく、先週末からの民主党の国会運営は歴史に残る暴挙。
衆議院で民主党が強行採決しても、ねじれ国会の参議院で成立しないことがわかっていて、公債特例法案と選挙制度改革法案を強行採決したのだから。
それも、野党欠席の片肺委員会での、単独審議。
成立させようという包容力も調整力もまるでダメお。
「よしなさい!」と、野党全党がたしなめているのに、本日午後、本会議を開いて強行採決。
唯我独尊。
これでは、せっかくの野田総理の政治生命も、ジ・エンド。
解散を先送りしたい輿石幹事長のシナリオ。
「衆議院で強行採決」→「自民党はじめ野党激怒」→「参議院で問責決議案成立」→「野党審議拒否」→「国会閉会」→「野田総理の解散権封じ」というシナリオ。
有無を言わさず、勝手に与野党交渉を打ち切って、委員長職権で委員会を単独開催するのだから、開いた口がふさがらない。
もう少し、樽床幹事長代理も与党としての自覚と調整能力があるかと思ったが、能力不足。
倫選特委員会の強行審議で自民党の悪口を言っているようじゃ、お子ちゃま政治。
自分さえよければいいのか?
あれほど、調整しようと言ってたのに、ある日突然、強行採決。
夕方、皇居一周ジョギング。
民主党の強行採決で気分が悪く、ストレス発散。
猛暑の中を、300歩ダッシュ×19本。
坂道150歩ダッシュ1本。
汗を搾り取る。
晩ごはんは、おりんさんの塾帰りを待って21時半から。
コーンスープと、牛肉しゃぶしゃぶキャベツ千切り。
美味い!