衆議院議員
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はせ 日記
平成24年
8月8日(水)

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■8月8日(水)

 4時24分起床、ニュースチェック。
 野田総理、決断はどうするか。
 今日の午前中までが回答期限。
 ・ 解散明示がなければ、3党合意は破棄。
 自民党は、内閣不信任決議案と問責決議案提出。
 ・ 解散までの道のりが明示されれば、法案採決。
 さて。

 7時、塾の強化合宿に向かうおりんさんを乗っけて、集合場所の新宿へ。
 ワシントンホテル前。
 おお、バスがいっぱいならんでいる。
 「おりんさん、どのバスかわかるの?」
 「え〜〜と、198号、あれだ!」って、すぐに見つけて一安心。
 「いつまでいるの?」
 「日曜日まで!」
 「えええええ、4泊5日も?それじゃ、ママが寂しくて死んじゃうよ。」
 「毎日10時間も勉強するんだって!」
 「じゅ、10時間も?!」
 「勉強に必要ないものは、持っていっちゃいけないんだよ!」
 「まぁ、それは当たり前でしょうけど、でも10時間もねぇ・・・」
 「ハチマキしめて勉強するんだよ。でも、知らない人ばっかりだし、大丈夫かなぁ・・・」
 「なんとかなるでしょう・・・」と、いつもは強気のパパも、塾の勉強強化合宿なんて行ったことがないので、勝手がわからず、沈黙なのであった。
 でも、志賀高原で合宿なんて、なんか、いいんじゃない?
 自分で行きたくて申し込んだ合宿。
 去年までは合唱団の合宿だったし、友達一杯だったから楽しかったけど、今年はお勉強で、知り合い一人もない。
 これもまた、人生。

 7時半には国対に入り、執務。
 情報収集。

 9時10分、国対正副会議。
 岸田委員長より、報告あり。
 「今朝の民自公3党の国対委員長会談で、民主党より、条件が示されました。@速やかなる法案採決 A不信任決議案の否決 B近い将来国民に信を問う C党首会談の申し入れ。 しかし、近い将来に国民に信を問うとは、具体的にはいつどうするのかが明確ではない。その表現ぶりについて、しかるべき文書の作成と、事前の3党交渉をすべきと申し入れた。回答待ちだ!」と。
 今日一日、民主党の回答待ち。
 政府と与党は、この件では一致していないみたい。
 司令塔がいないからだ。
 藤村さん?輿石さん?城島さん?岡田さん?仙谷さん?
 結局、野田総理と谷垣総裁の直電が頼り。

 官邸は、自民党の主張を真摯に受け止めているようだが、かんじんの与党民主党は腰が定まらない。
 ・ 野田総理は、政治生命をかけた法案成立のために、譲歩(解散示唆)したい。
 ・ 輿石幹事長は、解散したくない。採決を引き延ばして、とにかく民主党分裂回避。
 さて、野田総理と輿石幹事長、どっちが偉いんだ?

 こう着状態の与野党交渉を横目に、お昼に、神宮外苑ジョギング1時間。
 むちゃくちゃ暑い。
 300歩ダッシュ16本と、ダンベルウェイトトレーニング10セット。

 13時、全国学童保育連絡協議会のメンバーと、情報交換勉強会。
 @ 児童福祉法改正し、市町村の実施責任を明確にすべき。
 A 学童保育の「公的責任」「施設の最低基準」「財政措置」を明確にすべし。
 B 指導員の配置基準を決めて、常勤配置ができるようにすべし。
 C 指導員の公的資格制度を創設し、養成機関を整備すべき。
 など、これまでの要望を整理していただく。
 都道府県、また、市町村によって財政措置のばらつきがあり、「国の指導と財政措置を」とも。
 今後の「学童保育支援議連」での検討課題として要望をうかがう。

 16時、発達障害の支援を考える議員連盟。
 大阪でのアスペルガー症候群の引きこもり障碍者の殺人事件判決について検証。
 質問を法務省にするも、煮え切らない。
 @ 犯行の概要は?
 A 取り調べにおける配慮はあったのか?
 B アスペルガー症候群の被告への判例の蓄積はあるのか?
 C 更正のための教育プログラムはあるのか?
 D 「社会の受け皿がない」という大阪判決の根拠は?
 十分な答弁は得られずじまい。
 厚生労働省と法務省は、発達障碍者の犯罪と更正について、連携できていないのではないか?
 議連としても、今後の検証が必要な課題だ!

 17時半、NTCへ。
 強化合宿4日目。
 学生も、少しは疲れが見えてきたところ。
 ここが踏ん張りどころ。
 昨日、体調を崩して、無断で練習を休んだ俊介を注意。
 「具合が悪くて練習を休むことは、怒らない。無断で休むことはいけない。みんなが心配するし、組織の一員としての自覚がない。チームリーダーの澤田キャプテン代理に必ず報告すること!」
 怪我や風邪をひいて体調を崩すことはある。
 休んでよい。
 しかし、チームとして合宿をしてる以上、団体行動のマナーを理解できなければ大人ではない。
 そういうこと。

 練習後、アドバイス。
 「他人のスパーリングを見て、自分で技をチャレンジしてやってみて、さらにコーチのアドバイスを聞いて、そして、自ら声を出して仲間にアドバイスをするように!その繰り返し。そうすることで、自分の動きを理解できるようになるから!」と。
 あまりにもスパーリングの控え組が、ぼ〜〜っと見ているだけの学生が多いので、常に全神経を集中するようにとアドバイス。 

 練習終了後、国会に戻り、臨時国対正副会議。
 岸田委員長より、緊迫した報告。
 「19時半より、党首会談。谷垣さんと野田さんが刺しで話し合う。分裂か合意か。すでに10役会議で谷垣総裁一任をとっている!」と。
 いよいよ。
 谷垣総裁が判断したことならば、我々は全力で支えなければならない。
 それが組織。

 20時、巨門星へ。
 研修のために上京してきた、専修大学中田ゼミの同期生、中川先生と、情報交換会。
 教員研修。
 一人でも多く研修の予算を回せるようにと、2泊3日の予算を1泊に削って、残り1泊は娘のマンションに泊まるんだと。
 日本の基礎教育はどうあるべきかと、学生時代に戻ったような討論を2時間。
 現場で頑張っている中川先生がうらやましい。

 21時過ぎ、「党首会談は、途中で山口公明党代表も入り、合意した!」と、連絡が入る。
 良かった。
 「税と社会保障の一体改革関連8法案が参議院で成立後、近いうちに国民に信を問う」と、午前中の「近い将来」よりもさらに踏み込んだ「近いうちに」で折り合ったと。
 ここが限度の表現だろう。
 「近い将来、飲みに行こう」と、「近いうちに飲みに行こう」の違いかな?

 21時半帰宅。
 さっそくテレビでロンドン五輪観戦。
 女子レスリング。
 48キロ級と、63キロ級。
 小原日登美と、伊調馨。
 お互いに決勝進出。
 小原も伊調も、日本人の特性に合ったレスリングをしている。
 豊富な運動量と緻密な組手で崩し、相手の体制が崩れたところを片足タックルでポイントゲット。
 また、タックルを入られたら、ステップバックをしてクラッチを切って、がぶりからゴー・ビハインド。
 教科書通りの丁寧なレスリング。
 外国人特有の強引な組手や、パワーレスリングには付き合わず、ヒット&アゥエーのフットワークを生かしたレスリング。
 安心してみていられる。
 午前様となり、さぁ、決勝は・・・・と期待しながら、午前1時半過ぎ、いつの間にか爆睡。


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