衆議院議員
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はせ 日記
平成24年
7月2日(月)

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■7月2日(月)

 午前8時過ぎ、国対に入り、執務。
 地元北國新聞記事チェック、日程調整、資料整理、陳情案件処理、金沢事務所との情報交換。
 ・・・
 あわただしくも、いつもの月曜日の朝。
 地元秘書によると、才田町の生産組合若手有志がバスで研修旅行。
 行き先は、茨城県のレンコン農家と、国会。
 ゆえに、馳事務所&岡田直樹事務所秘書も同行、お見送りとのこと。
 こちらは、国会でお迎えすることになる。
 ぜひ、国政の現場を見ていただき、マスコミ報道の現場を体感していただきたい。
 どこでどう政治が動いているのか、の生の迫力が感じられよう。

 さて、小沢さんの離党届提出は、今日の予定。
 何人、追随するのか?
 衆議院で何人?
 参議院で何人?
 その数によっては、今後の国会運営も左右される。
 まず、各委員会の理事の数の割り振りが、違ってくるからだ。
 その前に、委員長や筆頭理事の人事にも影響する。
 大規模な離党騒ぎならば、衆参の会派控室の準備も必要。
 本当にもう、国会の重要な時期に、人騒がせな離党騒ぎだ。
 おかげで、せっかく衆議院本会議で修正成立した「社会保障と税の一体改革関連8法案」も、いまだ店晒し。
 この、民主党内紛が、参議院審議が始まらない原因。
 本来ならば、衆議院本会議で採決をした後、先週金曜日から、参議院審議が始まっていていいはず。
 それがこう着状態なのはなぜか。
 3党修正協議と、3党合意を求めてきた民主党の内部分裂が原因。
 いい加減にしろ、と言いたい。

 参議院での審議スタート前には、造反組の処分を求めたいし、そうするのが政権政党の責任。
 今さら、「消費税増税はマニフェスト違反」だといって造反した小沢グループには、がっかりする。
 だったら、膨れ上がる社会保障費の財源をどう賄うのか、対案を示してほしい。
 対案も示さずに、反対論ばかりかざすのは、ためにする反対論。
 政党政治の否定。
 昨年の民主党代表選で、野田代表が誕生した時点で、社会保障と税の一体改革は、スタートしていた。
 政策方針が決まった以上は、従うのが組織の論理ではないのか。
 マニフェスト云々は、選挙の話。
 したがって、今回の法案が参議院で採決されたら、速やかに次の選挙で国民に信を問うのが、筋。
 なのに、今頃造反するなよ、と言いたい。
 パフォーマンス政局には付き合いきれない。
 わがままもいい加減にしてほしい。
 野田総理の足を引っ張る姿こそが、決められない政治の最たる理由。

 お昼に、国対正副会議。

 13時、衆議院第2議員会館の212号室。
 石川県の谷本知事と、福井県の西川知事をお迎えし、北陸新幹線敦賀延伸着工認可決定について意見交換。
 石川県選出の自民党国会議員4名(森、岡田、北村、馳)が参加。
 「フリーゲージトレイン導入が着工認可の条件ではありません。が、14年後、敦賀以西の建設を決定する当事者は、JR西日本です。フリーゲージトレインで既成事実化されれば、さらなる財源を必要とする建設許可をJR西日本が容認するだろうか?どうして、今回、フリーゲージトレインを容認してしまったのか、大きな禍根を残すのは間違いない!」と、憤懣やるかたない森喜朗元総理。

 「両知事は、国土交通省からフリーゲージトレインの打診があった時に、どうして我々に相談してくれなかったのか・・・これでは、北陸新幹線全線フル規格整備のために、この40年間、取り組んできた先輩方に対して申し訳ない!」と、さらに語気は強まる森元総理。

 「実は、過去に、富山駅まで整備した後に、ミニ新幹線とする案が出たこともあった。その時に、体を張って反対してくれたのは、当時の富山県の中沖知事であり、北経連の原谷会長だった。今回、どうして谷本さんも西川さんもフリーゲージトレインに反対してくれなかったのか?」と、矛先は両知事へ。

 「谷本知事は、金沢開業が遅れないことしか頭にない。こないだの東京での北陸新幹線の要望会議でも、フリーゲージトレイン導入が何を意味するのか、わかっているのに一切言及しなかった。金沢さえよければいいのか?福井県は置き去りじゃないか!」と、怒りのマグマは沸騰。

 谷本知事は、平成26年度末(27年3月)までの金沢開業を遅らせないことと、あとは、金沢以西敦賀までのフル規格整備ができれば、それで万々歳と考えている節がある。
 敦賀まで整備される14年後には、自分は知事ではないからとの思いがあるのではないか?
 しかし、フリーゲージトレインが既成事実化されることは、火を見るよりも明らか。
 14年後、敦賀での便利性から、それ以上の整備を求める声がJR西日本からは出てくるはずがない。
 つまり、大阪発の特急レベルのミニ新幹線(サンダーバード号レベル)が、富山まで走ることになり、フル規格の新幹線は、白山車両基地のある金沢どまりが、せいぜい。
 JR西日本も、敦賀以西整備を進めたいはずがない。
 敦賀以西を整備しなくても、フリーゲージトレインで、大阪から富山までつながっているのだから。
 ましてや、フリーゲージトレイン整備に必要な予算、300億円を使うのだから、それ以上は出したくないのが人情。
 何となれば、「株主が反対していますから、敦賀以西の整備予算は出せません!」と、言い出しかねない。
 そうなるように仕向けた、財源を使いたくない財務省の猿知恵。
 それにまんまと言いくるめられた久保鉄道局長。
 それに異論を唱えられない、民主党の国土交通省政務三役。
 手に取るように、その構図が目に見える。
 さて、今後どうするか。
 政権奪還して、政府与党合意文書を書き直すしかない。

 それしか、金沢以西大阪までフル規格の新幹線を走らせる妙案は、ない。
 会議後、岡田直樹先生、森先生と残って、作戦会議。

 15時過ぎ、健康センター。
 あまりにも蒸し暑い(気温32度)ので、皇居一周ジョギング。
 300歩ダッシュ17本。
 坂道ダッシュ1本。
 走る前の体重は、なんと、100キロだった。
 久しぶりの3ケタ。
 でも、体脂肪は22.3%。
 走った後は、98.7キロ、25%。
 ふぅ。
 トレーニングの効果が少しは出てきたかな?

 18時半、銀座の居酒屋「千里浜」へ。
 才田生産組合のみなさんの晩餐会に、ごあいさつ。
 紅谷秘書もかいがいしく写真撮影したりして、ちゃんと働いている(、みたい)。

 ごあいさつ後退出し、麻布十番の焼き鳥屋へ。
 17年間、東京事務所を切り盛りしてくださった、上野秘書の送別会。
 本日をもって、一身上の都合により、退職。
 赤ちゃんのころからお世話になったおりん、「上野道場」でしごかれて、立派に社会人として出世した久木留(専修大学准教授)、岩山(専修大学職員)、頼田(高知県某市役所職員)、弥生子(ベンチャーオフィス立ち上げ)などの歴代秘書も参加。
 お互いに感謝の晩餐会。
 久木留は来年英国に留学するし、岩山は家を新築したし、頼田は今月結婚するし、弥生子はちゃんと大学を卒業してベンチャーで働いているし。
 みんな、上野さんに、厳しくもやさしくご指導いただいた、そのおかげ。
 長い間、お世話になりまして、ありがとうございました。

 21時半には、お開き。
 自宅に戻ってニュースをつけると、小沢さん離党の話題一辺倒。
 衆議院38名、参議院12名。
 計50名の離党。
 はぁ?
 どこに離党の正当性があるのか?
 修正協議と、3党合意を求めてきた政党が分裂するとは、無礼な話だ。
 これぞ決められない政治の元凶。
 小沢一郎的政治は、退場させるべき。
 政局や選挙最優先の政治は、政策の実行力をゆがめる。
 政治の責任放棄につながる。
 いつも思うが、気持ちはわからないでもない。
 でも、話し合いをしなければいけない時に黙っていて、いざ決まる時にごね得を許していては、何も決まらない。
 小沢さん、退場へ。 


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