妻が早起きして、仕事に出かける準備をしている。
朝8時出発なのに、午前5時前には起きて、ぱたぱたと準備をしている。
タンバリンの散歩をしたり、ごみをかたづけたり、掃除をしたり、シャワーを浴びたり・・・
働く主婦って、大変。
でも、出発の3時間も前に起きてるこたぁないでしょうに・・・
(もちろん、そう思っているだけで、決して口にはしないのであった)
案の定、7時にはもう大概のことをし終えて、手持ちぶさたにうろうろして、おりんを注意したりしてるよ。
「早く起きなさ〜〜い!」とか。
・・・そのうち親子口げんか始まるんだろうな・・・あ〜〜あ、やっぱりはじまっちゃったよ。
とばっちりを受けないように、パパは静かに水シャワーを浴びて、国会へ出かけるのであった。
8時過ぎには国対に入り執務。
9時15分、お客様。
東京シューレの奥地様他4名。
「オルタナティブ教育推進法について、ご教授願いたい」と。
「そもそも、オルタナティブ教育って名前が、一般にわかりづらいんじゃないですか?」と、率直に申し上げ、対案を提示。
「普通教育推進法、というネーミングはいかがですか?」
「それは、どういう意味ですか?」
「義務教育に対して、という意味合いを含みます。学校教育法の1条校に属しないけれども、国民には普通教育を受ける権利がある、と主張する概念です。」
「ほほぅ」
「夜間中学校もこの範疇に入りますし、フリースクールや外国人学校も入ります。教育基本法のもとで、学校教育法の対岸にある「普通教育推進法」という概念で進めるのはいかがでしょうか?」と、申し上げる。
「今、フリースクール議連の会長は小宮山洋子さんですが、大臣ですから、この議連を練り直して対応する必要があります。この国会もどうなるかわかりませんが、フリースクール議連の各党幹部と意見調整して、整えば、議連の活動を発展的解消し、普通教育推進法議連に切り替える、という手法もあります!」と、議員立法の立案の手続きを奥地さんにお伝えする。
ご理解いただけた様子。
10時、第2議員会館の第10会議室へ。
石川県市町村職員・年金者連盟の合同要望をうかがう。
テーマは、年金一元化法案への要望。
@ 共済年金職域部分(加算)の検討
A 追加費用減額(恩給期間27%)反対
この2点。
すでに自公民3党で衆議院では修正可決し、法案は参議院へ送付されたところ。
「みなさんのご意見を踏まえた参議院での審議となりますように努力します!」と、申し上げるのが精いっぱい。
公務員優遇策とまで揶揄された共済年金。
実情をうかがえば、やはり、既得権を奪われたくない心情も理解できる。
しかし、将来の年金財政を考えれば、一元化である以上、厚生年金との公平性は担保されるべき。
難しい問題ではあるが、真摯にお話をうかがう。
11時、国対正副会議。
今日のテーマは、
「社会保障と税の一体改革関連8法案の参議院審議」
城島民主党国対委員長が、参議院での審議入り要請にお見えになったそうだ、昨日。
岸田委員長の方針は、
「3党修正協議をし、3党合意の上で、採決をした。求めてきたのは民主党だ。にもかかわらず、民主党の造反はひどい。けじめをつけてほしい!」と、至極当然の要求。
けじめを求める内容は3点。
@ 勝手に民主党が多数決でつるしを下した、選挙制度改革法案の撤回
A 民主党の委員長・筆頭理事の造反者への処分
B 民主党の造反議員への処分
これを放置したままでは、3党合意に応じた自公への背信行為。
参議院審議でも、3党合意の有効性はあるのだから、参議院審議が始まるまでは、処分を求めたい、と。
ちなみに、小沢さんは、離党ではなくて、会派離脱をも検討している模様。
なぜか?
離党ならば、政党助成金が来年の4月まで出ないからだ。
かといって、分党ならば、そもそも民主党を解党しなければならず、そんなことには野田さんは応じない。
窮余の策が、「民主党は離党しないけれど、国会では会派離脱」という選択肢。
これなら、政党助成金ももらえるし、会派としての交付金も、出る。
猿知恵みたいなもんだが、そうでもしないと、小沢チルドレンは政治活動費で干上がってしまうのだから致し方あるまいが。
ちなみに、小沢さんも、チルドレンの皆さんも、そういうことを想定しての造反だったのか?
お昼は、清和会昼食会。
町村会長に、一言。
「せっかく子ども子育て支援法案の提案者になりましたので、参議院に行ったら、質問してください。自民党の提案がほぼ満額で通りました。そのことを答弁させてください!」と。
参議院では、義家さんとか西田さんとか森さんとか山谷さんとか、清和会の論客がいっぱいいる。
ぜひ、答弁の機会をいただきたい。
13時より、秘書業務の引き継ぎミーティング。
14時半より、自民党本部。
カフェスタ出演。
三原じゅん子さんと一緒に、ペットについて語り合う。
動物愛護法改正案とか、タンバリンのこととか。
タンバリンの写真もご紹介いただく。
感謝。
夕方、輿石小沢会談の情報が入る。
やっぱり。
すぐに離党の話は出なかったようだ。
「参議院での審議の状況を見る」だって。
それは建前。
本音は、小沢新党のハードルが高いこと。
小沢さんは、54人以上の仲間を引き連れて離党し、一気に不信任決議案を採決し、解散総選挙に追い込もうともしている。
そういう一か八かの賭けが、国民世論に通じるのだろうか。
疑問だ。