5時起床、ニュースチェック。
プロ野球巨人軍の原監督が、女性問題で暴力団員2名にゆすられ、1億円支払った、との報道。
ん?
なんだ、現役時代、ずいぶんと前の話じゃないか。
何で今頃そんな話が出てくるんだ?
人間、誰しも触れられたくない失敗はあろう。
でも、それを穿り回すにも限度があるんじゃないか?
20年以上前の不倫話で名誉を傷つけるのは、感心しないし、釈然としない。
もしかして、今頃話題になるとは、それ以外にもなんかあったのか?
朝からあまり気持ちのいいニュースではない。
妻も、「何をいまさら、ヘンな話ね!」と。
その妻は、今日は出張へ。
ゆえに、朝からバタバタと、台所を片付けたり、タンバリンの散歩したり、準備。
「何時にでかけるのさ?」
「7時半!」
「まだ6時じゃないの!」
「だって、せっかちなんだもん!」
と、いうわけで、せっかちさんは、あたふたと準備をしても、まだ1時間以上も時間を残してしまい、次は何をしようかと、うろうろ。
そのうちおりんさんに、
「体操着片付けなさい!」とか、
「教科書入れなさい!」とか、いちいち注意をし始めて、おりんさんに煙たがられているのであった。
こういうときは、パパは静かに知らんぷりしているに限る。
下手に口をはさんだら、とばっちりを受けるからなぁ。
7時半には、国会へ。
空模様は、雨。
執務。
9時半、国対正副会議。
岸田委員長より、今日の国対方針説明あり。
「6月21日(つまり、本日)までに、社会保障と税の一体改革の関連7法案を採決すべく、修正協議に応じてきた。3党合意もまとまった。にもかかわらず、採決すべき法案が昨夜の9時まで国会に提出されなかった。民主党国対はおかしい。こんなことで、本日採決できるはずがない。このあと、10時半から3党の幹事長政調会長国対委員長会談がある。そこで、法案採決と、会期延長について話し合うことになる!」と。
本当に、民主党内の意思決定は、どうなっているのだろうか?
政権交代した時は、「政府与党一体だ!」とかいって、党内の部門会議すら有名無実にしてしまった。
ところが今回は、小沢派を中心に、「政府が決めても、党内はまだ了承していない!」とかいって、野田総理の足を引っ張っているのだから。
これじゃ、政府と与党は一体どころか、ねじれ状態。
未熟。
何をかいわんや。
10時より、党本部704号室へ。
1192特命委員会。
経済同友会の伊藤さんと西山さんより、女性政策について経済同友会の提言をお示しいただく。
「ダイバーシティ構想」の説明あり。
@ 女性管理職30%以上。
A 目標値設定。
B IRやCSRレポートで情報公開。
C 経済同友会自身が、次世代育成プログラムを検討し、女性役員・管理職の参加を促す。
D 意思決定ボードのダイバーシティは経営戦略である、との意識改革を行う。と。
でも、どう考えても、男性の働き方や、家庭とのかかわり方が問題だと思うんだけどなぁ。
男性こそ、もっと育児や家事をすべきだ。
そのうち、10時半からの、3党幹事長会談の報告が入る。
・ 社保税法案は速やかに採決
・ 21日までに採決できなかったことは陳謝
・ 会期延長
と。
ところが、会期幅については、自公から詰めて確認しなかった、とのこと。
ん?
甘くないか?
79日間、9月8日までの延長って、自公に相談もなく、民主党が勝手に決めた期日。
公債特例法や、公務員制度改革法案や、マイナンバー制度法案など、重要法案をどういうスケジュール観で処理するかの目途も示されていない。
これで賛成しろ!と言ったって、無理。
でも、民主党は本日9時過ぎに、勝手に会期延長願いを衆議院に提出してしまった。
・・・相変わらず、自分勝手の行き当たりばったりの政党。
で、この身勝手さが、後で、尾を引いてくる。
11時過ぎ、文部科学省へ。
野暮用。
前川官房長に御礼。
お昼には、国対で箱弁当をいただきながら、小池百合子さんと1192特命委員会の政策とりまとめについて情報交換。
「ハート購入法(障碍者雇用企業のサービスを購入する法案)があるけど、ダイバーシティ購入法でも出そうか?」
など、冗談も交えながら、あれこれと知恵を働かせる。
13時、本会議。
会期延長幅決定。
9月8日(土)までの79日間。
解散含みか。
当然、事前に相談もなかった自公は反対。
民主党からは、造反組が採決で座ったままで、延長反対の意思を示したりしていた・・・なんだかなぁ。
そして、上がり法案や、人事案件処理。
その本会議のあと、だ。
本日中に、修正案のお経読みを特別委員会でしなければいけないのに、待てど暮らせど、委員会開会の連絡がない。
どうしたんだ?
そしたら、信じられない情報が入ってきた。
民主党側から、
「野党が会期延長に反対したから、明日からの委員会を開会しない!」
「開会してほしければ、頭を下げて来い!」
と、どっちが野党かわからない理由で、委員会開会を渋ってきたのだ。
??
勝手に延長幅を決めておいて、その言いぐさはなんだ?
と、一瞬真に受けていたら、そうではなかった。
小沢さんが、午前中、輿石幹事長に対して、明確に「消費税増税法案反対」と明言した。
が、ために、採決を先送りしたい輿石さんが、会期延長問題を逆手にとって、引き延ばし作戦に出てきた次第。
こりゃ、何でもありだな、輿石民主党って。
採決したくない、分裂したくない、解散したくない。
本当に、三ない主義。
これじゃ、
「国会運営が成り立たない」
「政党政治が成り立たない」
「国家が成り立たない」
の三ない主義と指摘せざるを得ない。
情けない・・・・
そんな輿石民主党を横目に、15時から一時間半、健康センターへ。
気分転換。
軽く上半身のウェイトトレーニング。
17時より、修正案提出者による、勉強会。
自民党からは、鴨下、加藤、田村、馳。
民主党からは、細川、長妻、泉、柚木、江端。
公明党からは、池坊。
修正案の質問取り、答弁の割り振り、答弁内容の摺合せなど、三党の呼吸を合わせる。
想定問答集を法制局が作ってくれたので、とりあえず読み込んでおこう。
そうこうするうちに、19時、田村憲久さんより連絡あり。
「明日は、午前9時に委員会開催し、お経読み。午後1時から4時間、3党以外の野党による質疑あります!」と。
ほほぅ、急転直下、決まったわけね。
「答弁は臨機応変に、ね!」と田村さん。
了解。
「それから、月曜日は午前9時から7時間20分、総理テレビ入りの質疑ありますよ、内定!」と。
クライマックス。
したがって、26日火曜日、夕方、衆議院本会議採決が内定。
民主党分裂か?
そんなこたぁ、どうでもいい。
こちとら、修正案のお勉強あるのみ。
夜、おりんさんに晩ごはんを作る。
今日はママがいないので、のびのびと台所を使える。
ロシア風トマトスープ作っていたら、あまりにもおいしいので、そのままラーメンを入れちゃった。
これがまた大好評。