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はせ 日記
平成24年
6月20日(水)

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■6月20日(水)

 4時25分起床、ニュースチェック。
 昨夜、民主党の党内協議二日目。
 前原誠司政調会長、強引に一任を取り付ける。
 ・・・最悪の展開かもしれない。
 でも、やむをえまい。
 小沢一派は、増税反対ありき。
 その上に強引に一任取り付けでは、
 「手続きに瑕疵あり、一任は認めない!」と主張する余地を与えた。
 これでは、一任の正当性を巡り延々と議論引き延ばしがなされ、造反しても処分をさせまいとしてくるだろう。
 政府与党幹部は、3党協議を優先し、総理が明言している21日までの採決を急ぐ。
 結果、民主党内分裂。
 目に見えるようだ。
 恥ずかしいが、総理の決めたことすらまとめられない。
 そういう政党であったことが、今更ながら国民の前に明らかにされよう。
 政党政治とは何ぞや、そのことを自覚してほしい。

 6時半、シャワーを浴びて着替え、国会へ。

 7時半、国対入り。
 執務。
 修正案(認定こども園改正案や、社会保障制度推進法案)が手に入り、読み込み。
 実は、おととい、この修正案の提案者になることを、石原幹事長から打診され、「いいですよ!」と軽くこたえていた。
 そしたら、昨日の本会議中、伊吹文明筆頭理事が、にやにやしながら声をかけてくださった。
 「馳君、提案者になってくれたんだって、ありがとう!」と。
 ん?
 何か、含みのある言い方だぞ?
 「じゃあ、参議院の答弁頼んだよ!」と、明言するイブキング。
 ええええええええええええええええええ!!!!!
 そういうことだった。
 3党修正協議の実務に絡んだことは事実だが、まさか、この俺が、提案者に入るとは思っていなかった。
 それは光栄なことでもるが、よく考えたら、政府案提案者の閣僚とともに、参議院に行って答弁席に座ることになるわけ。
 が〜〜〜〜〜〜〜ん。
 ようやく100時間審議の特別委員会から解放される、と、その解放感に浸っていたところなのに・・・
 もしかして、いや、もしかしなくても、参議院でも100時間、答弁席に座ってなきゃいけないのね。
 ショック。
 これでまた、今後1か月間は、月曜日の朝早くから、金曜日の夜遅くまで、参議院での張り付き決定。
 ・・・・・

 9時10分、国対正副会議。
 温和な岸田委員長が、昨日は怒ったそうだ。
 民主党の城島委員長の今更ながらの行き当たりばったり方針に・・・
 「野田総理は21日に衆議院での採決を主張している。当然、20日には3党修正協議に加わっていなかったほかの野党(共産党や社民党や新党きずなやみんなの党)に委員会審議をさせなければならない。とすると、どう考えても、19日中には、修正案を国会に提出しなけれなばならない。その準備を民主党は整えているのか?!」と問い詰めた岸田さん。
 のんきな城島さんは、
 「これは重要法案なので、党内手続きを取るのに大変で、今日(19日)はまだ・・・」
 「(激怒)あなたは今頃重要法案だと気付いたのか?野田総理が政治生命をかけていると公言しているのに!そんな日程で、21日に採決できるのか!」と。
 そんなわけで、本来ならば19日のうちに修正案が国会に提出されていなければならないのに、昨夜は提出されなかった。
 本当にスケジュール観のない政党だ。
 で、情報によると、民主党は、本日10時に政府与党会議で修正案了承取付をし、なんと、17時過ぎに両院議員懇談会(総会ではない)を開催するとか。
 おいおい、今頃両院議員懇談会を開いてどうするのか?
 まさか、そのあとに修正案を国会提出するわけではなかろうね?
 そういう不安がよぎる。
 本当に21日(明日)に採決できるのかね?
 意思決定のルールはどうなっているのかね?

 10時20分、文部科学委員会理事会。

 10時半、「劇場・音楽堂等の活性化に関する法律案」趣旨説明〜質疑〜採決。
 一気通貫。
 参議院提出、委員長提案、超党派の議員立法。
 参議院から、野上浩太郎委員長、鈴木寛委員長代理答弁者がやってきて、趣旨説明・質疑。
 もう、10年越しに練り上げてきた議員立法。
 音楽文化振興議連の超党派のメンバーが進めてきた議員立法。
 長期的な、継続的な文化芸術振興の観点が必要であり、ようやく、劇場や音楽堂の運営を財政的に支援する根拠となる法案ができた。
 人材育成にも活路が開かれた。
 地方の文化ホールなどの運営にも、支援ができる根拠となる。
 よかった。
 当然、全会一致で採決。
 委員会終了後、国対に戻り、ざくろの箱弁当

 午後は、久しぶりに議員会館に入り、事務処理。
 議員会館から国対に戻る途中、小宮山洋子大臣と、地下通路でばったり。
 「(修正協議)うまくいってよかったですね」
 「そうね、いろいろありがとうね、いじめないでね!」
 「俺は、いつも応援してるじゃないの!」
 「そうね」
 などと軽口を交わしながらも、
 「でも、幼保連携型の認定こども園を、どうやって増やしていくかですよ!」と、申し上げると、
 「そうなのよ、とくに地方でね!」と、意見は一致する。
 「どうしたらいいと思う?」と、おっしゃるので、
 「財政とか、事務処理とかの、地方の壁がポイントじゃないっすかね!なんかインセンティブつけなきゃ!」と、申し上げる。
 「インセンティブ、インセンティブねぇ・・・・」と、つぶやきながら、参議院本会議に急ぐ小宮山さんなのであった。

 夕方、神宮外苑ジョギング。
 300歩×20本。
 1時間。
 みっちりと、汗を流す。

 19時より、国対懇親会。
 岸田委員長を囲んで、情報交換会。
 途中、時々刻々と民主党の両院議員懇談会の情報が入る。
 「20時過ぎに、幹事長一任を鹿野さんが叫んだ」
 「国会延長は、9月8日まで」
 「21時過ぎには、修正案を国会に提出」
 「明日の本会議は会期延長だけ」
 「社保税の特別委員会採決は、26日(火)」
 ・・・・
 大山鳴動して鼠一匹。
 でも、26日の本会議採決では、ネズミ一匹とはいかなそうだ。
 小沢は、離党、新党結成。
 その規模、40名から60名の間。
 民主党、衆議院で過半数割れか?
 21時半過ぎ、お開きに。

 自宅に戻ると、もうおりんさんはぐっすり寝ていた。
 コンビニで買ってきたヤクルトを飲んで、寝る。 


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