4時25分起床、ニュースチェック。
昨夜、民主党の党内協議二日目。
前原誠司政調会長、強引に一任を取り付ける。
・・・最悪の展開かもしれない。
でも、やむをえまい。
小沢一派は、増税反対ありき。
その上に強引に一任取り付けでは、
「手続きに瑕疵あり、一任は認めない!」と主張する余地を与えた。
これでは、一任の正当性を巡り延々と議論引き延ばしがなされ、造反しても処分をさせまいとしてくるだろう。
政府与党幹部は、3党協議を優先し、総理が明言している21日までの採決を急ぐ。
結果、民主党内分裂。
目に見えるようだ。
恥ずかしいが、総理の決めたことすらまとめられない。
そういう政党であったことが、今更ながら国民の前に明らかにされよう。
政党政治とは何ぞや、そのことを自覚してほしい。
6時半、シャワーを浴びて着替え、国会へ。
7時半、国対入り。
執務。
修正案(認定こども園改正案や、社会保障制度推進法案)が手に入り、読み込み。
実は、おととい、この修正案の提案者になることを、石原幹事長から打診され、「いいですよ!」と軽くこたえていた。
そしたら、昨日の本会議中、伊吹文明筆頭理事が、にやにやしながら声をかけてくださった。
「馳君、提案者になってくれたんだって、ありがとう!」と。
ん?
何か、含みのある言い方だぞ?
「じゃあ、参議院の答弁頼んだよ!」と、明言するイブキング。
ええええええええええええええええええ!!!!!
そういうことだった。
3党修正協議の実務に絡んだことは事実だが、まさか、この俺が、提案者に入るとは思っていなかった。
それは光栄なことでもるが、よく考えたら、政府案提案者の閣僚とともに、参議院に行って答弁席に座ることになるわけ。
が〜〜〜〜〜〜〜ん。
ようやく100時間審議の特別委員会から解放される、と、その解放感に浸っていたところなのに・・・
もしかして、いや、もしかしなくても、参議院でも100時間、答弁席に座ってなきゃいけないのね。
ショック。
これでまた、今後1か月間は、月曜日の朝早くから、金曜日の夜遅くまで、参議院での張り付き決定。
・・・・・
9時10分、国対正副会議。
温和な岸田委員長が、昨日は怒ったそうだ。
民主党の城島委員長の今更ながらの行き当たりばったり方針に・・・
「野田総理は21日に衆議院での採決を主張している。当然、20日には3党修正協議に加わっていなかったほかの野党(共産党や社民党や新党きずなやみんなの党)に委員会審議をさせなければならない。とすると、どう考えても、19日中には、修正案を国会に提出しなけれなばならない。その準備を民主党は整えているのか?!」と問い詰めた岸田さん。
のんきな城島さんは、
「これは重要法案なので、党内手続きを取るのに大変で、今日(19日)はまだ・・・」
「(激怒)あなたは今頃重要法案だと気付いたのか?野田総理が政治生命をかけていると公言しているのに!そんな日程で、21日に採決できるのか!」と。
そんなわけで、本来ならば19日のうちに修正案が国会に提出されていなければならないのに、昨夜は提出されなかった。
本当にスケジュール観のない政党だ。
で、情報によると、民主党は、本日10時に政府与党会議で修正案了承取付をし、なんと、17時過ぎに両院議員懇談会(総会ではない)を開催するとか。
おいおい、今頃両院議員懇談会を開いてどうするのか?
まさか、そのあとに修正案を国会提出するわけではなかろうね?
そういう不安がよぎる。
本当に21日(明日)に採決できるのかね?
意思決定のルールはどうなっているのかね?
10時20分、文部科学委員会理事会。
10時半、「劇場・音楽堂等の活性化に関する法律案」趣旨説明〜質疑〜採決。
一気通貫。
参議院提出、委員長提案、超党派の議員立法。
参議院から、野上浩太郎委員長、鈴木寛委員長代理答弁者がやってきて、趣旨説明・質疑。
もう、10年越しに練り上げてきた議員立法。
音楽文化振興議連の超党派のメンバーが進めてきた議員立法。
長期的な、継続的な文化芸術振興の観点が必要であり、ようやく、劇場や音楽堂の運営を財政的に支援する根拠となる法案ができた。
人材育成にも活路が開かれた。
地方の文化ホールなどの運営にも、支援ができる根拠となる。
よかった。
当然、全会一致で採決。
委員会終了後、国対に戻り、ざくろの箱弁当
午後は、久しぶりに議員会館に入り、事務処理。
議員会館から国対に戻る途中、小宮山洋子大臣と、地下通路でばったり。
「(修正協議)うまくいってよかったですね」
「そうね、いろいろありがとうね、いじめないでね!」
「俺は、いつも応援してるじゃないの!」
「そうね」
などと軽口を交わしながらも、
「でも、幼保連携型の認定こども園を、どうやって増やしていくかですよ!」と、申し上げると、
「そうなのよ、とくに地方でね!」と、意見は一致する。
「どうしたらいいと思う?」と、おっしゃるので、
「財政とか、事務処理とかの、地方の壁がポイントじゃないっすかね!なんかインセンティブつけなきゃ!」と、申し上げる。
「インセンティブ、インセンティブねぇ・・・・」と、つぶやきながら、参議院本会議に急ぐ小宮山さんなのであった。
夕方、神宮外苑ジョギング。
300歩×20本。
1時間。
みっちりと、汗を流す。
19時より、国対懇親会。
岸田委員長を囲んで、情報交換会。
途中、時々刻々と民主党の両院議員懇談会の情報が入る。
「20時過ぎに、幹事長一任を鹿野さんが叫んだ」
「国会延長は、9月8日まで」
「21時過ぎには、修正案を国会に提出」
「明日の本会議は会期延長だけ」
「社保税の特別委員会採決は、26日(火)」
・・・・
大山鳴動して鼠一匹。
でも、26日の本会議採決では、ネズミ一匹とはいかなそうだ。
小沢は、離党、新党結成。
その規模、40名から60名の間。
民主党、衆議院で過半数割れか?
21時半過ぎ、お開きに。
自宅に戻ると、もうおりんさんはぐっすり寝ていた。
コンビニで買ってきたヤクルトを飲んで、寝る。