衆議院議員
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はせ 日記
平成24年
6月6日(水)

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■6月6日(水)

 3時33分起床・・・だれや、こんな夜中にメールを寄越すのは!
 と、反射的にメールをチェックしたら、西川さん。
 「退院するにあたって、感想文を出さなきゃいけないから、見てくれ!」
 いったい何時やと思ってるんだ!と思ったが、しゃあないか、病院におったら、昼も夜も寝てるから、時間感覚がなくなるんだもんな。
 俺は今朝11時から国会質問やのに、勘弁してくれや、と思いながらも、一生懸命西川さんが考えた「入院と手術の感想文」を添削するのであった。
 生まれて初めて入院し、胸骨を切り裂く冠動脈バイパス手術をしたんだから、そりゃ、夜中にメールをするくらいビビったのもうなずける。
 生きていてこその人生。
 健康あっての人生。
 初孫をも授かって、この1か月は激動の日々だったろう。
 その心情を察する。
 で、二度寝。

 5時03分にまた起きて、走ろうと思ったけど、外は、雨。
 残念。
 さらに三度寝。

 6時14分にまた起きて、テレビニュース。
 そっか、今日は総選挙だ。AKB48の。
 だれがセンターの座を奪取するのだろう。
 オレ的には、ともちんがいいんだけど、でも上から目線のしのまりもいいし・・・でもやっぱし、大島優子かな?
 などと51歳のおっさんも想像力をたくましくしているAKB総選挙・・・テレビで生中継するんだよな、ゴールデンタイムに。

 小雨降る中、8時には国会議事堂へ。
 執務。

 9時10分、国対正副会議。
 岸田委員長より、解説あり。
 「野田総理は〜今国会中の採決のための修正協議〜を急いでいるのに、かんじんの採決日程を明示しない輿石幹事長。」
 おかしな構図だ。
 これでは、自公民幹事長会談をする意味がない。
 輿石さんは、本気で採決回避を狙っている。
 野田総理を見殺しにするのか?
 シミュレーション!
 @ 自民党の対案「社会保障制度改革基本法」を丸呑みすれば、自民党は正々堂々と賛成する。
   しかし、自民党案は、民主党マニフェスト撤回を求めている。
   修正協議をしたら、政府は丸呑みするだろうが、民主党は間違いなく分裂する。
   分裂を避けたいのが輿石幹事長。
 A 修正協議が整わずに採決すれば、衆議院では政府案通りに可決するが、自民党と公明党は反対。
   参議院での過半数を持たない政府与党の案は、否決される。
   衆議院に再送付されても、3分の2を持たない政府与党案は、否決され、消費税増税案も新システムもお蔵入り。
 さて、野田総理はどっちを選ぶ?

 「協議が整わないと採決できないので、最初っから日程を明示できない。」と、逃げる輿石幹事長。
 「野田総理大臣は、今国会中に採決すると、政治生命をかけると言ってるじゃないか!日程の明示をすべき。まとめる気がないのか!」と主張する自民党。
 で、
 「社会保障の全体像が示されていないので、修正協議反対!」の公明党。
 となると、…最後は、野田総理大臣の決断にかかってくる。
 採決できなければ、しなければ、という選択肢もあろうが、野田総理は今国会での採決を明言してしまっている。
 どうする、野田総理!?

 10時より、特別委員会。
 民主党の石井議員の「子ども手当26000円は無理があった」という指摘に、あっさりと、「過大だった」と応じた岡田副総理。
 ・・・マニフェスト原理主義者だった岡田さんも、事ここに至っては、反省と謝罪を繰り返すばかり。
 「政権交代の理念は、よかったけどお金の手当てはできていなかった・・・」って、民主党さん、そんなことを今更国会の場で堂々と言うなよ。

 不肖馳浩、11時より12時までの1時間、質問に立たせていただく。
 @ 小渕報告の検証
 A 修正協議の行方
 この2点に絞る。
 「どうして、小渕報告の検証と改善ではいけないんですか?」と、率直に小宮山さんに尋ねるも、間をおいて、
 「二重行政と財政措置のために新システムを考えた!」と、すれ違い答弁。
 「それは、小宮山さんの、答えありきの政治主導ではありませんか?」と、さらに指摘するも、新システム万能主義の小宮山さんは、
 「認定こども園の発展形・バージョンアップこそが総合こども園であり、新システム」と、公言してはばからない。
 ・・・・
 「この平行線では、自民党は賛成できません。公明党も幼児教育の無償化が旗印であり、賛成できません。それでいいんですか?」
 「衆議院では、民主党が過半数ですから、政府案のまま採決すれば成立します。しかし、参議院で自公が反対すれば、否決です。国会法に従って、再度衆議院で審議しても、3分の2の数がなきゃ、再可決できません。今の民主党政権には、衆議院で3分の2の数はないじゃないですか!そしたら、小宮山さんが35回もワーキングチームでがんばった新システムは、否決、お蔵入り、おじゃんですよ!」と、はっきり申し上げると、ようやく、修正協議の行方に期待の声を漏らす岡田副総理や、小宮山さん。
 鈍い。
 「どうして小中学校には認めていない株式会社参入を、幼児教育には認めるんですか?文部科学省は小宮山さんにマインドコントロールされたんですか?」と、高井美穂文部科学副大臣に質問するも、
 「・・・特殊な事情で・・・」と、苦しい答弁。
 「総合こども園は児童福祉法に位置付ける福祉施設であり、教育基本法6条に基づく学校です!」
 ・・・だから言ってるんですよ、学校教育にどうして株式会社を参入させるんですか、って。
 しどろもどろの高井副大臣。
 「私が副大臣だったら、そういう答弁はしませんし、自民党は幼児教育に株式会社は入れませんよ!」
 「いったいだれがそういう答弁書を書いたんですか!」と、ちょっと大人げなく指摘。
 修正協議の行方やいかに、だ。

 お昼に、自民党本部707号室。
 文部科学部会と、幼児教育議連との合同幹部会。
 新システムにどう対応するか、方針を検討。
 「幼児教育無償化」
 「幼保連携型の認定こども園制度の拡充」
 「株式会社参入反対」
 を軸に、政調に意見具申を決定。

 13時、委員会再開。
 15時過ぎ、終了。
 この時点で、岸田国対委員長より、連絡あり。
 「国会正常化しました!」と。
 したがって、先週より、委員長職権で強行に運営されていた文部科学委員会の現場も正常化。
 さっそく民主党の田島一成代議士と打ち合わせし、明日の理事懇談会と、金曜日の委員会開催=お経読みに代わり補充説明、を内定。
 もちろん、自民党の松野さん、公明党の池坊さん、共産党の宮本さんにも、その旨を連絡。
 また、委員部の辻岡さんにお願いし、理事懇での修正案配布を依頼。
 年初来、「違法ダウンロード罰則化法案」については、提出の意図を理事懇談会で示してきた。
 ようやく、著作権法改正の修正案で出すことが決定した。
 すでに、民自公の3党理事間では、委員会のとり運びは、連休前から合意済み。
 来週中には、審議採決に入れる模様。

 ・・・テレビで速報。
 三笠宮ェ仁さま、ご逝去。
 66歳。
 多臓器不全。
 皇位継承順位6番目。
 「斂葬(れんそう)の儀」は1週間後をめどに・・・、14日か?
 ひげの殿下、おつかれさまでございました、やすらかに。

 17時、専修大学レスリング部へ。
 ロンドン五輪日本代表では、湯元兄弟、米満、伊調馨が参加。
 学生も、新人戦やインカレを目指して実力アップの時期。
 練習後、スピーチ訓練。
 「自分の考えていることを、的確な言葉で、簡潔に、相手に伝えること。これは、イメージした動きを試合で的確に出せるかどうかの訓練です!ことばを大切に。」ということで、田名部コーチ、清水コーチ、湯元兄弟、米満、伊調に、皆の前に出て、スピーチをしてもらう。
 ふだん、はせ監督や佐藤満ヘッドコーチの話を聞き飽きている?学生にとっては、新鮮な機会。
 小学生のようなみずみずしい瞳で?あこがれの五輪代表の体験談や激励に耳を傾ける学生諸君。
 この新鮮な気持ちが、新たなるモチベーションとなって、明日からの意識向上になってくれるとうれしい。
 そう、素直に聞く態度も、とっても大切な言語能力の要素。

 練習後、半田守君の構えと、プレッシャーのかけ方について、ドリル練習。
 どう見ても、お手本の佐藤満コーチと、守の構え方には差がある。
 上半身が浮きすぎ。
 けり足に体重が乗っていない。
 これでは、その場レスリングであり、相手にプレッシャーはかけられない。
 だから守は間合いが開きすぎていて、飛込みタックルが見切られてしまうのだ。
 と、いうわけで、何度も何度も佐藤コーチがお手本を見せてやらせてみる。

 20時半には自宅に戻り、しばし、休憩。
 おりんさんが、渋谷から22時に帰ってきたので、近所のコンビニの前まで迎えに行く。
 自宅に戻って、晩ごはん。
 やさい鍋。 


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