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はせ 日記
平成24年
5月29日(火)

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■5月29日(火)

 3時36分起床、ぼ〜〜っとしながらも、パソコンを開いて資料チェック。
 今日は急きょ本会議。
 おかげで日程は窮屈になり、質問時間は午前11時20分から12時20分までとなってしまった。
 いたしかたない。
 質問資料を読み込んで、シナリオを考える。
 あのエピソードも入れようか、このネタも使おうかな、と、思案。

 7時過ぎには国会へ。
 まだ、おりんさんは寝ていた。
 修学旅行の疲れが出たかな。

 7時半前には国対に入り執務。

 8時、党本部701号室。
 「社会保障制度に関する特命委員会・厚生労働部会合同会議」
 自民党の原案が提示される。
 「社会保障制度基本法」
 ひとこと、注文を付ける。
 「幼児教育は社会保障ですか?」と。
 野田毅さんが、鷹揚に答える。
 「保育園での幼児教育は、いずれにしても大切です!」と。
 今回の政府新システム案も、保育所の拡充案に、幼稚園を巻き込むような折衷案。
 あくまでも実態は保育所拡充策。
 こども園ではない幼稚園に私学助成は残るのであるが、内閣府の子ども給付金の範疇ではなく、一面、置き去り。
 幼稚園の預かり保育にも予算は回らないことになっているし・・・
 ようは、保育所の幼児教育部分を強化するだけ。
 さて、幼稚園関係者は、このことに気が付いているか?
 梅の木に桜を接ぐような総合こども園には、イエスとは言えない。
 現行の保育所と幼稚園をベースに、幼保連携型や幼稚園型の認定こども園を拡充すればいいだけなのに。

 9時より、特別委員会開会。

 10時30分より、小渕優子さん。
 はっきりと、政府案の不備を指摘。
 それを受けて、11時20分より12時20分まで、小宮山洋子大臣に質問。
 @ 配偶者控除制度廃止論者=専業主婦の敵と言われている小宮山さんの理念を確認
 A ワーク&ライフバランスは、男性の働き方こそがポイント。残業をさせない、有給休暇を消化できなきゃ会社の負債、ゼロ歳児育休。
 B 控除から手当ての考え方は、家族観と時代性を踏まえた一つの学説。家族観と税制をどうリンクするかにもかかわる。
 C 小渕報告の検証。
 D どうして認定こども園の手続き簡素案&財政拡充案ではいけないのか。
 などなど、現行制度の見直しと拡充こそが現実的な対応策であると、小渕さんをフォローする形で指摘。

 「小宮山さんとは、参議院議員時代以来、15年のおつきあい。1時間しゃべっていたら、58分は小宮山さんがしゃべり、残り2分でこちらが話そうとすると、時間がないからまたね、じゃあよろしく!というタイプだ。そもそも小宮山さんの一番素晴らしいのは、そういうときに、自分の結論を先に述べて、そのあと、延々と説明を繰り返すところですね・・・・そういう小宮山さんのお人柄が、政治主導という形で、今回の新システムが出来上がったとしか思えない!」
 と、本音を交えながら、小宮山洋子論を展開。
 ご本人は否定していたが、自民党席からも、民主党席からも、閣僚席からも、深いうなずきが起こったのは、いうまでもない。
 また、小渕報告をまとめた村木厚子さんが、新システムをまとめた当事者でもあり、両者の関連性を質問すると、
 「何と答えたらよいかと・・・」と苦笑い。
 実は、ここにこそ、今回の新システムなるものの真実が隠されているし、「自公政権の盲腸」と認定こども園制度を切って捨てた小宮山さんの本音が隠されている。
 本日の小渕さんと私の議事録を精査したうえで、次の質問のネタを仕込んでいきたい。

 お昼は、箱弁当。
 わずか10分で片づける。

 13時より、16時半まで、本会議。
 原子力規制庁法案の審議入り。
 自公案(議員立法)も同時審議入り。
 問責2閣僚交代はないが、原発再稼働問題を抱えており、審議入りはやむを得ない・・・というか、必然。
 本会議場の3席左隣に座っている塩崎恭久代議士に、
 「やっと、ですね!」と話を振ると、
 「よかったよぉ・・・」と、安堵の表情。

 本会議後、委員会再開。
 終了は、19時15分。
 バタバタと荷物をまとめ、視察へ。
 視察先は、三宿中学校。

 ここは、公立の夜間学級を設置している。
 全国でわずか35校の公立夜間学級。
 その法的根拠を明確にしてほしい、という要望があり、実態調査。
 西村副校長先生が、わざわざ駐車場で待っていてくださった。
 校長室に通していただき、岩崎校長から、公立中学校での夜間学級の必要性と現状についてレクチャーをいただく。
 東京は、給食も提供している・・・公立中学校だから、当たり前と言えば当たり前。
 夜間学級で学んでいるのは、高齢者や不登校児もいるが、8割がたは、日系人や、在日のみなさん。
 やはり、
 「義務教育」の課程修了資格がないと、生きていけない日本社会の現実がここにはある。そして、授業のおおくは、「日本語教育」だ。
 もちろん、日系や在日の皆さんは、高校進学が目標。
 一通り説明をいただいた後は、全クラス授業参観。
 一クラスは5〜8名。
 若い男の子も女の子もいれば、熟年世代もいる。
 一生懸命、日本語習得のお勉強中。
 びっくりしたのは、先生の実力。
 文句なしに、指導力抜群。
 聞けば、退職教員や、日本語教師資格を持つ、しっかりとした先生ばかりなのだとか。
 ぐいぐいと引き込まれる授業で、生徒の日本語能力もぐんぐんと伸びているのだとか。
 公立中学校の夜間学級。
 どうして法的根拠が与えられないままに今日に至ったのか。
 おそらく、
 「学校教育法では、外国人も、義務教育段階では普通学校で受け入れている!」
 「外国人学校もある!」ということだろう。
 でも、家庭状況で、夜間学級でしか学べない、そういう実情もあることを考えると、やはり、「設置容認」の根拠法は必要ではなかろうか。
 「教育環境整備法」なる法律が必要だろう。
 自民党では、町村信孝代議士も視察にお見えになったとか。
 ぜひ、応援していきたい、そう心に誓う。

 視察終了後、自宅に戻ったのは21時半。
 ここ数日は寝ていないので、さすがに体から脂汗が出てきた。
 こういう日は、酒を飲んで寝るに限る。
 近所の「嚆矢」という麺酒論を語る独身マスターのお店で、コップ酒。
 静岡県の「涼々」というお酒を出してきたマスター。
 いつも、俺の疲れた顔を見ただけで、勝手に銘柄を決めて酒を出してくるマスター。
 ところが、これがまた、いつも違う酒なんだけど、ぴったりと俺の体調や気分に合うんだよなぁ・・・不思議。
 そして、絶品のチャーシューワンタンラーメン。
 つまみはきゅうり。
 こりゃ贅沢だ。(また尿酸値があがりそうだけど)
 図に乗って3杯も飲んだら、さすがに、リミットを超えた。
 サンクスでアイスを買って、自宅に戻って、バタンキュー(死語)。


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