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はせ 日記
平成24年
5月23日(水)

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■5月23日(水)

 5時20分起床、ニュースチェック。
 ① マリナーズ対レンジャーズ。
 イチロー2安打。
 ダルビッシュ2敗目。
 二人の対決も見もの。
 今回はイチローの勝ち。

 ② 今日運命の韓国戦。
 バレーボール女子日本代表。
 ぜひ、勝ってロンドン五輪出場へはずみを。

 ③ スカイツリー大盛況。
 ソラマチに初日で21万人。
 スカイツリーだけでは9000人。
 展望エレベーターは風の影響で一時ストップ。
 いろいろあったが、技術力も世界一のタワー。
 下町・ものづくりシンボルタワー。
 早く見に行きたい。

 で、国会に行く朝の準備をしていると、おりんさんの部屋に、「修学旅行の手引き」を見つけた。
 「やった、修学旅行だ!いつから行くの?」
 「週末!」
 「どこ行くの?」
 「京都と奈良!」
 「へぇぇ、パパと一緒だ。いいなぁぁぁ。」
 パパの興味津々な姿を、めんどくさそうにベッドの中で答えるおりんさん。
 手引きを開いてみれば、すでに、修学旅行の視察先について、調査をして書き込んだ文章がずらり。
 そっか、行き先について、もう調べ上げているんだ。
 さらにさらに、班行動の注意とか、乗り物での注意とか、ホテルでの注意とか、事細かく書いてある。
 おそらく、こういうちまちました注意事項は、あんまし頭の中には入っていないだろうが。
 とにかく、修学旅行がとっても嬉しそうなおりんさん。
 二泊三日。
 自分の修学旅行を思い出すのであった。
 ちなみに、ママも、中学生時代は京都と奈良へと修学旅行に行ったそうだ。
 「どう、おりんに黙って、この日程を追っかけて行こうか?」と、妻に独り言を言うと、
 「うっそ~~、やめてよね~~~!」と、不機嫌そうなおりん。
 この親だったらやりかねないと、おりんさんも警戒しているのであった。
 もしかして、そういうモンスターペアレンツ、いたりして・・・・

 7時28分には国対に入り、執務。
 すると、入院中の西川さん情報が入る。
 「まだつらそうで、痛みが引かない。今日は座っていた。意識ははっきりしていた!」と、金沢の秘書から短いメール。
 かわいそう。
 だが、痛いのも、生きている証拠。
 早く回復してほしい。
 無理しないでください。

 8時、党本部702号室。
 復旧復興の検証推進に関する委員会。
 復興庁より、現状の報告あり。
 4点指摘。
 ① 宮城県では特区としてものづくり8業種への支援がなされている。他業種へも必要では?(申請があれば受け付けている)
 ② 福島県南相馬市の小高地区は警戒区域解除されたが、今後の見通しが立っていない!(個々の事業者支援対応、グループ補助金等)
 ③ 雇用ミスマッチ!(女性支援、住居確保、交通手段確保などのきめ細かい対応)
 ④ 自治体の臨時職員採用などで補充を。
 など。
 復興庁も頑張っているが、被災3県それぞれの事情あり、なかなか産業雇用支援は十分進んでいない。
 どうも、復興庁の現地差配は財務省が握っているのではないかと勘繰りたくなるほど、復興交付金の使途が厳しすぎる。
 被災事業者再生支援機構の活用や、復興交付金の使途拡大や、二重ローン対策での事業再生計画つくりなど、継続的なチェックが必要。

 会議後、自民党の外へ出ると、空が輝いてきた。
 今日は暑くなりそうだ。
 衆議院にとんぼ返り。

 8時50分、国対正副会議。
 総括質疑以降の委員会日程協議。

 9時、社会保障と税の一体改革特別委員会。
 自民党の茂木敏充政調会長より、いくつもの具体的な提案あり。
 1) 首都機能移転と、バクアップ機能強化のための「国土強靭化基本法」制定
 2) 自民党の社会保障対策基本法の提案・・・野田総理は、「基本的な考え方に違和感はない」と明言。誘い水?
 3) 生活保護対策として「手当より仕事」策を提案
 ① 生活保護給付水準の10%引き下げ
 ② 食費などの生活扶助、住宅扶助を現金給付から現物給付へ
 ③ 稼働層の自立促進、公的機関での採用等の就労支援対策
 ④ 過剰診療の防止、自治体による医療機関指定、ジェネリック薬使用義務法制化

 ⑤ 自治体の調査権限強化と財政圧迫対応
 この提案については、野田総理よりおおむね賛同あり。
 政権交代後、生活保護支給費が7000億円以上、増えた。
 それは何故か?
 「年越し派遣村」問題で、審査が甘くなったという経緯あり。
 必要なセーフティネットまで絞れとは言っていない。
 働ける世代には、就労支援を充実し、なんちゃって生活保護には厳しいチェックを、だ。

 4)政府と日銀の連携、アコード(協定)を結んでの政策決定が必要・・・これには総理は様子見。
 最優先はデフレ脱却。
 本日午前は、政策決定会合が行われている。
 政策決定の独立性は認めているが、デフレ脱却に向けての日銀の協力を得るためにも、アコードを結ぶべき、と。
 野田総理は、茂木さんの数々の提案に対して、前向きな検討、歩み寄りの調整について答弁あり。

 続いて、逢沢一郎さんより、政府与党内の政局指摘あり。
 ・ 「来年の通常国会まで延長しよう」
 ・ 「党分裂につながりかねないから、通常国会を早く閉じて、継続審議にしよう!」との政府与党幹部の発言真意を問う。
 野田総理は、
 「党内で、会期についての議論はしていない」
 「今国会で衆参での賛同を得たい」
 「確かに、6月21日の会期末までにとは、日程が厳しい。」と、繰り返し、今国会の決着について言及。
 民主党内からの先送り論に、くさびを打ち込む質問。
 さらに、逢沢さんからの、
 「天のとき、地の利、人の和」の指摘にたいしては、
 天) ・ 「自己決定できない政治」=日本化の政治と揶揄されている・・・先送りできない、時はいまだ!
 地) ・ 与野党の協力が必要!
 人) ・ 国民の理解・・・何のための改革なのか・・・国民の理解が広まるように努力する。
 と答弁。

 お昼には、委員全員が幹事長室に集まって箱弁当。
 戦略会議。

 13時再開。
 野田毅さんと野田対決。
 三つのハードル論。
 ① 国民の理解
 ② 民主党内政局
 ③ 政策理念
 党内がまとまっていなくても、二分されていても、採決に向かうのか?
 野田総理は、「採決は先送りしない。」と明言した。
 では、こうなるとどうする?
 「民主党は、政府案を党議決定しただけ。採決にあたって自公が賛成しないと参議院は通らない。そこで、自公が提示する修正案を、本当に、再度民主党内で党議決定できるのか?」だ。
 自公案とは、現行修正案であり、マニフェストを蹴散らす案。
 当然、最低保障年金7万円とか、国民年金厚生年金共済年金の一元化や、後期高齢者医療制度廃止論は却下。
 同じ10%増税でも、その使途は、中身が違う。
 さて、どうする、野田総理?
 いや、小沢さん?
 いや、民主党!?

 17時終了後、本日も、専修大学レスリング部へ。
 佐藤満ヘッドコーチ指導の下、徹底したスタンドの技術展開。
 組み手とフェイントとタックルのコンビネーション。
 地道なドリル練習あるのみ。

 夜、読書。
 「医者になる人に知っておいてほしいこと」 渡邊剛 PHP新書 756円
 著者の金沢大学医学部教授、渡邊先生より謹呈いただいた。
 感謝。
 日本で唯一の、ロボット心臓外科医。
 信じられないが、心臓のアウェイク手術も独自に開発した。
 ロボットによる「冠動脈バイパス手術」の治験をかさね、先進医療として保険対象にした名医。
 現代のブラックジャック。
 「それでもあなたは医者になりたいのか?」と、逆説的に、子どもたちに医者への道をいざなう。
 医者だけではなく、将来の仕事を模索している中学生必読の書。
 モチベーションとは何か、目標に至るプロセスとはどうあるべきか、を説く。 


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