衆議院議員
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はせ 日記
平成24年
5月11日(金)

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■5月11日(金)

 5時03分起床。
 ニュースチェック。
 @ 石川県でツバメ調査。減少傾向。その理由は、エサがない、カラスが増えた!
 ・・・俺も小学校の時にツバメ調査をした。
 楽しかった。
 農家の軒先に、しきりに出入りして、子どもに餌を運んでいた。
 ツバメに親子の愛情を見て感動した。
 ツバメの来る家の子は、誇らしげだった。
 でも今は、急激な減少。
 どうしたものか。

 A 昨夜、焼き鳥屋で米倉涼子さんを見かけた。
 あまりにも、きれいでびっくりした。
 カリスマ性があった。
 輝いていた。
 でも、ちょっと酔ってた?

 B 松井秀喜、二日連続ヒット。
 二塁打。
 マイナーなんだから、レベル的に当たり前といえば当たり前だが、当たり前に期待に応えるところがまた、すごい。
 早く、メジャー昇格を!

 C 野田総理が小沢一郎さんに直接会談要求。
 輿石幹事長仲介。
 小沢さん、どうする?
 控訴されたんだから、ここは素直に会談したほうがいい、と思う、小沢さんの今後にとって。
 でも、天邪鬼だから?情けをかけられるような会い方はしないだろう。
 消費税増税賛成を求められたら、代わりにぬく刀がないだろうし、答えようがないだろうし。
 こういうことで、永田町が微妙に動いたりするんだよな。
 その微妙さが、エスカレートするのも永田町。
 民主党分裂の始まり?
 党内分裂の予兆を気にしてか、岡田副総理が昨日、町村信孝先輩(通産省時代の上司)を訪問。
 でも、野党を頼っているようじゃ、本末転倒。

 D 「子育てを社会保障とし、消費税増税の財源を使う!」
 昨日の野田総理の本会議答弁。
 どうにもしっくりこない。
 子育ては、社会保障なのか?
 違う。
 親の責任。
 親や保護者が、障害を持っていたり、病気であったり、虐待者であったり、収監中であったりして、子育てできない特別の事情のあるご家庭に対しては福祉的な措置は必要。
 が、一般的に、子育てを、社会保障の対象と言い切っていいものなのかどうか。
 そういう理念だから、なかなか協議に応じられないのだ。
 法案のテクニカルな部分は、協議が始まれば何とかできる。
 でも、それ以前の、総理としての・政党としての家族観・国家観の違いだけは埋めようがない。
 どうしてこういう新システムになっちゃったの?
 その議論を、委員会でも深めたい。

 7時01分、いつもより早めに、国対入り。
 執務。
 金沢は雨のようだが、東京は、新緑まばゆい五月晴れ。
 暑いくらい。

 8時、党本部707号室へ。
 文部科学部会。
 不適格教員、指導不足教員をどうするか、の法改正に向けての勉強会。
 不適格教員、指導不足教員と言えど、地方公務員。
 不適格と判定されても、それはそれで不服申し立て=審査の権利がある。
 そのとき、指導不足を指摘した校長を支えてくれる弁護士はいるのか?
 校長へのバックアップがなければ、組合や人権派弁護士に、押し切られる可能性あり。
 要注意。

 8時50分、党本部4階。
 幼児教育関係者幹部と、朝のごあいさつ。
 伊吹筆頭理事、中曽根会長、河村先生を囲んで、情報交換会。
 「学者は学説を発表する。新聞は論評する。評論家は分析して言いたいことを言う。しかし、政治家は決めなければならない!」と、伊吹先生の含蓄あるお話。

 9時10分、国対正副会議へ。
 今後の消費税政局の展開を分析。
 @ 会期延長し、野田総理が自公案を丸呑みし、賛成。
 A 6月21日の会期末までに審議未了〜あっさりと閉会〜廃案。
 B 衆議院で自公が反対のまま採決。
 さて。

 10時、国対にて、夜間中学校研究会の幹部と懇談。
 議員立法で、夜間中学校を支援していただきたい、との訴え。
 もちろん、応援団となることをお約束する。
 東京では三宿中学校。
 毎日、午後5時半から9時ごろまで活動しているとのこと。
 一度、ぜひ、視察にうかがいたい。
 8月3日に国会でシンポジウム開催とも。

 10時半、法務省の民事局担当課長と、フィギュアスケートのトラン選手の大帰化問題で情報交換。
 国籍法の第9条、大帰化。
 適用できるかどうかの条件をうかがう。
 まずは法務大臣への申請から始まるのだが・・・・
 国内居住要件が満たされておらず、日本語も話せない。
 でも、昨年の世界選手権はルールに従って、日本代表として出場し銅メダル。
 ワールドカップ団体戦も日本チームで金メダル。
 しかし、五輪は国籍にある国家代表の戦い。
 これが大帰化問題。

 11時、党本部101号室にて、福島再興特命委員会。
 政府に提出する、基本計画案の提案とりまとめ。
 原案を鴨下委員長一任。
 このあと、12時から参議院自民党政審会議。
 その会議では、全自民党所属福島県議から要望を受けるというので、その審議も参考とすることを確認。
 長期的な夢のある施策を入れてほしいとの県議の声。
 おっしゃる通り。

 お昼の12時からの会議に出席させていただき、除染、がれき処理、高速道路、港湾整備、医療支援などの要望をうかがう。

 13時、本会議。
 所要3時間。
 いよいよ消費税法案の本会議趣旨説明質疑。
 自民党からは、重鎮、野田毅税調会長と、金子一義元金融担当大臣が登壇、代表質問。
 野田総理と、野田毅さん。
 野田対決は、間違いなく、野田毅さんに軍配。
 このまま総理が代わったほうが良くない?
 @ 党内分裂(民主党内政局)
 A 政策理念(マニフェスト撤回)
 B 国民の理解(国民に信を問う)
 この3つのハードルを越えられるのか?と指摘する野田毅さん。
 苦しい言い訳に終始する野田総理。
 総理、決断できなきゃ、解散すらできないよ。

 本会議中、伊吹先生のところにごあいさつ。
 「明日は自民党京都府連の青年塾講師でうかがいます。よろしくお願いします!」
 「お、そうかね、よろしくね。で、テーマはなんだい・・・あらさがしの人生?」
 「・・・・宝さがしの人生です・・・・」
 「おお、そうか、がんばりなさい。ところで、ブログに御前会議って書いてただろ!」
 「はっ。え?伊吹先生も私のブログチェックしてるんですか?」
 「そうだよ。御前会議なんて書くなよなぁ!」
 「・・・でも、ぴったりの表現だと思うんですけど」
 「わっはっは〜〜〜」と、水戸黄門もびっくりのマイペースな伊吹先生なのであった。

 本会議中、自民党の出席者が一人減り二人減り、と、次第に少なくなっていく。
 金曜日だから、このまま途中退席して、地元に帰るのだろうか。
 見れば、民主党席も少ない。
 こんな緊張感のないことでどうするんだ!
 「石原幹事長!こんどから、途中退席や欠席した代議士の政党助成金は、出席してる人に時間割で再分配するようにしてください!」と、後ろのほうで腕組みをしている石原幹事長に大声(地声)で言うと、
 「そうだそうだ!」と、やんやの歓声の鴨下一郎先生や田村憲久先生。
 ちょうどそこに、今まで退席していた稲田朋美さんが、いそいそと戻ってきて通りかかる。
 「ちょっと、稲田先生!今度から本会議場にいなかった時間分、政党助成金を減額することになりましたから!」と、眼光鋭く、きつめに言うと、真面目な稲田先生は本気にしてしまったらしく、顔面蒼白。
 「ほ、ほんまかぁぁぁ、どないしょおおお・・・」
 それを聞いてた松本純代議士から、
 「はせさん、脅かしちゃかわいそうだよ!」と、たしなめられるのであった。
 ははぁ。
 でもね、先輩方がちゃんと出席している本会議。
 若手がちゃんと座ってなくてどうするんだ、とそう思う。
 本会議に出るのは国会議員の責務。
 本会議や委員会を欠席したり途中退席したりして、テレビにばかり出てえらそうなことを言ってる政治家がいっぱいいる。
 足元を見つめなおせと言いたい。
 16時、本会議終了。

 16時40分、東京駅出発。
 東海道新幹線のぞみ号。
 京都駅〜福知山駅経由で、網野駅へ。
 京都駅で山陰本線北嵯峨線に乗り換えたら、あれ?谷公一代議士とばったり。
 「谷先生どうしたんですか?」
 「馳さんこそどうしたの?この電車でほかの国会議員に会うのはめったにないんですよ!ここからは私の選挙区に入るんですよ。兵庫県の4分の3もあるんです・・・・」
 そっか、新幹線と電車とを乗り継いで4〜5時間もかけて選挙区に帰る、そういう努力を続けている国会議員もいっぱいいるわけだ。
 頭が下がる。
 私はと言えば、久々の電車の移動がうれしくて、お弁当を買って!
 福知山駅で谷先生とも別れ、京タンゴ鉄道に乗り換える。
 京タンゴ鉄道は、一両編成。
 部活動帰りの高校生が次々と乗ってくる。
 女子高生が、空腹を我慢できないのか、チュッパチャップスを食べている。
 青春だ。

 22時44分網野駅到着。
 タクシーで、海の近くのシーサイド佐竹旅館へ直行。
 旅館近くにラーメンの提灯が見えた。
 部屋に荷物を置いてから、さっそくラーメンを食べに出かける。
 旅先の深夜のラーメン。
 こりゃたまらん。
 ついでに瓶ビールも一本注文。
 明日は、政治経済事情視察。
 宿に着いたのは、23時過ぎ。
 ふぅ。
 さっそくパソコンを開いて資料チェック。 


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