衆議院議員
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はせ 日記
平成24年
5月10日(木)

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■5月10日(木)

 4時17分起床。
 ニュースチェック。
 小沢さん、陸山会事件、控訴される。
 あれ?
 民主党は、小沢さんの党員資格停止処分を、解除したばっかりじゃないの?
 判決が確定したら解除するとか言ってたのに、なんかちぐはぐ。
 控訴ということは、最終判決はまだ先の話。
 一説には、来年の夏までかかかるとか。
 どいや?
 ということは、小沢復権まだ先の話。
 早とちりの民主党幹部も幹部だが、小沢さんも小沢さんだ。
 秘書3人が逮捕されていて、議員自身が無罪放免だなんて、社会常識では通じない。
 「疑わしきは罰しない」
 とうだけの東京高裁での無罪判決だったわけで、起訴事実はほとんど認定されているのだ、裁判で。
 だから、納得しなかった指定弁護士が控訴したわけだ。

 6時には自宅を出て、ジョギングへ。
 本日は、200歩ダッシュを19.5本。
 最後の20本目は、100歩。
 汗びっしょり。
 ひっしこいて200歩走ると、距離にしておよそ300メートル。
 つまり、300メートルダッシュ20本。
 1本走るごとに、100歩、ゆっくり歩く。
 その繰り返し。
 こりゃいい運動だ。
 西川進一コーチと一緒に走りたいぐらいだが。

 7時46分には国対に入り、執務。

 8時半、党本部707号室。
 幼児教育議連 緊急総会。
 中曽根会長や河村建夫、小坂憲次、塩谷立など、歴代文部科学大臣勢揃い。
 「子ども子育て新システム関連3法案」への対策会議。
 本日午後の代表質問の馳原稿を中心に、議論。
 ・ 株式会社参入反対
 ・ 保育の措置義務は公的役割
 ・ 幼稚園を初っ端に組み込んだ、平成19年学校教育法改正の趣旨逸脱
 ・ 保育園での幼児教育機能の強化
 ・ 幼児教育無償化という自民党政策の具現化
 ・ 保育士や幼稚園教諭の処遇改善=給料上げろ!
 ・ 子育て支援=預かり保育拡充や、保育ママや小規模保育などの財政支援拡充
 ・ 認定こども園の手続き簡素化と、サービス拡充
 ・ 幼稚園での預かり保育への財政支援拡充
 などなどの意見が出る。
 つまり、現行案の改善で対応することこそが、自民党案。
 そのことを、厚生労働部会や内閣部会とともに、合同幹部会でまとめようじゃないか、と結論。

 終了後、急いで衆議院3階の自民党国対へ。
 ちょうど、国対正副会議中。
 高木毅さんに、
 「お願い、今日は再質問したいから、議運で報告しといて!」と、お願いすると、
 「いいけど、そのかわり、自分の質問時間の15分のうち、1分30秒は残しておいてね。それから、質問する最初に、再質問する可能性があるって、発言してね!」と、アドバイスをいただく。
 やった。
 再質問制度、使ってみたかったんだ。
 小渕報告の件か、認定こども園5年後見直し問題で再質問しよう!

 国対正副会議後、なぜか、副委員長同士でしゃべっていると、自動円型掃除機「ルンバ」の話で盛り上がる。
 お金持ち?の徳田毅代議士がルンバを使っているそうで、
 「あれ、留守中に、むちゃくちゃホコリ吸い取ってますよ。家に帰ったらたまってますもん!」
 と、誇らしげに言うもんだから、みんな、その話題で大盛りあがり。
 でも、おれんちにあったら、必ずタンバリンがかじって壊しちゃうだろうなぁ。

 10時、党本部704号室にて、女性1192特命委員会。
 株式会社ワーク・ライフバランスの、小室淑恵社長より、政策提言をいただく。
 いつもながらの早口だが、その中身がすべてぎっしりと凝縮された発言であり、小気味いい。
 テーマは、「労働時間に対する国家戦略の必要性について」 「OECD加盟国で、日本の労働生産性は22位」・・・
 つまり、残業時間はトップクラスだが、仕事の成果は最低クラスだということ。
 残業してる割には、仕事の能率が悪いってこと。
 だったらどうするか!
 若者の雇用を増やして、時間制約させて、残業をさせない会社にすること、だって。
 定時後の時間で、育児、介護、健康維持、地域貢献すべし、と。
 「そのほうがスキルアップもできるし、子どもや夫婦の時間もできるので、生活にゆとりができる」と。
 で、国家戦略としどうするか!
 「長時間労働させる企業が損をする仕組みづくり!」だと。
 例=国際会計基準では、積み残した有給は負債
 なるほど。
 女性活躍のヒントをたくさんいただいた。
 感謝。
 来週は、ベンチャー企業の女性社長にうかがう。
 ぜひ、この勉強の成果を、「女性政策=国家戦略」としてまとめ上げたい。
 女性が消費をリードしている=女性が輝く社会=女性が働き続けられる社会=1192!
 男性も女性も、育児も仕事も近所付き合いもPTAも!だ。

 11時20分より、衆議院医務室へ。
 健康診断。
 「内臓脂肪レベル数値が高いですね!」と、看護師さんから指摘をうける。
 呑みすぎか?
 「でも、体内年齢は46歳ですよ!」
 ・・・・たった5歳年下かよ。
 もうちょっと走りこまなきゃね。

 終了後、党本部に舞い戻り、清和会昼食会。
 先ほど看護師さんに言われたばかりなのに、親子丼をぺろりと平らげる。
 やっぱ、食べなきゃ元気が出ないでしょ!

 13時より、本会議。
 子ども子育て新システム関連3法案趣旨説明質疑。
 自民党を代表し、壇上で質問をさせていただく。
 俺より先に登壇した野田聖子さんが、
 「あたし、国会議員になって20年、初めての代表質問だわ!」と、盛り上がっていた。
 え?
 「郵政大臣とか、少子化担当大臣とか、やってなかったっけ?」
 「答弁は何度もしてるけど、実は、党を代表しての本会議質問は初めてなの!馳ちゃんは何回目?」
 「・・・自分は2回か3回くらいやってますよ!中堅が長いですから。そっか、野田さんみたいに早く大臣になっちゃうと、代表質問をさせてもらえないんだね!」と、妙に納得。

 代表質問原稿は、伊吹先生や田村先生に何度も修正をいただいていたが、無事に言いたいことは言えた。
 ・ どうして認定こども園の改善策ではいけないのか?
 ・ 指定制により、株式会社が参入することの異議
 ・ 保護者と施設の直接契約による保育の質低下
 ・ 市町村による保育の措置義務の必要性
 ・ 中教審や社保審での審議の必要性
 ・ 認定こども園5年後見直しの有無
 ・ 待機児童解消対策にはなっていない
 ・ 個人給付と、法定代理受領の制度はわかりづらい
 などなど。

 再質問は、認定こども園見直し答弁の不備を突っ込む。
 「2年前、幼児教育団体幹部に対して、認定こども園のことを、盲腸と表現しましたね。言葉には気をつけてください!その表現こそが、小宮山大臣が認定こども園をどう評価しているかを表しています。」と指摘すると、答弁の際に、謝罪撤回。
 野田総理も、総合こども園や新システムについて、
 「自公時代の審議会の議論や、平成21年の3.31小渕報告をも参考に作り上げた!」と明言した。
 だったらば、真摯に、誠実に、修正協議に応じたらいい。
 制度をこねくり回すのではなく、認定こども園の手続き簡素化と、財政支援拡充で十分対応できる。
 とくに、幼稚園型認定こども園拡充や、保育士の処遇改善で、消費税増税の財源を使えばいいではないか。
 そして、幼児教育を国策に!と言いたい。
 来週からの特別委員会審議が楽しみだ。

 本会議後、16時半より、財務省主税局の伊藤課長からレクをいただく。
 わざわざ古谷主税局長が激励にお見えになる。
 元石川県総務部長。
 俺が参議院選挙に当選した時の、旧県庁の大掃除をした時の総務部長。
 懐かしい。

 17時、福島復興特命委員会の最終報告打ち合わせ。
 終了後、北國新聞取材。
 終了後、資料整理と執務。
 来週からの特別委員会質問準備。

 20時半から、勉強会。
 さらに、特別委員会の質問のための取材を兼ねた焼き鳥屋。
 22時過ぎ終了。
 ・・・いつものごとく、歩いて帰る。
 食べたら歩く!
 自宅についたら午前様・・・・
 長い一日だった。 


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