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はせ 日記
平成24年
4月10日(火)

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■4月10日(火)

 4時17分起床、ニュースチェック。
 自民党の公約発表。
 消費税は、当面10%。
 「民主党と同じ10%?」と、いうマスコミからの指摘にこたえるため、「自民党なりの5%増税分の使い道」を、明示しなければならない。
 そこがポイント。
 単に政府案を攻撃していればいいというものではない。
 「社会保障の現行制度の修正」という方針は、2年前の参議院選挙時に提言している。
 「民主党との中身争い」という議論を進めるべき。

 8時過ぎには国対に入り、執務。
 いただいたお手紙にお礼のはがきを書いたり、新聞記事をチェックしたり、名刺チェックしたり、資料を読み込んだり。
 とりわけ、先般予算委員会の分科会で質問した「古九谷産地論争」について、地元石川県の九谷焼関係者から、お礼のお手紙をいただく。
 いわく、
 「昨年来の馳さんの国会質問後、最近の陶芸書では、古九谷を九谷焼の項目にいれるものがある!」
 「石川県で古九谷を焼き始める、と書くものがある!」
 そして極めつけは、
 「馳さんの質問に文化庁が答えた、登り窯で色絵は焼けない、という答弁がキーワード!」と。
 つたない国会質問ではあるが、こうして気にかけてチェックしてくだある方がいらっしゃると思うと、気合が入る。
 朝のこの30分ほどの時間で、今日一日のエンジンをかける。

 8時半より、法制局の前田さんと打ち合わせ。
 著作権法修正案の確認と、放射性物質取扱い法見直し案(土地の買い取り借り上げ法)についての馳試案をチェック。
 政府がやらない、やれないのであれば、自民党がやるしかない。
 その心意気。

 9時10分、国対正副会議。
 岸田国対委員長より、今週の国会方針をいただく。
 「水曜日に党首討論があり、その前の党首会談は応じられない。昨日、城島さんが言うところの党首会談のテーマは、法案処理の相談。公債特例法、税と社会保障の一体改革(消費税増税法)、原子力規制庁設置法、公務員制度改革法。これはそもそも、国会運営の問題であり、国対委員長レベルや幹事長レベルでできる話。いきなり党首会談で抱きつかれて、アリバイ作りに利用されても困る!」
 と、いうわけで、党首会談は拒否。
 まずは、明日の党首討論。
 与野党協議はその結果次第?
 政府案に賛成するしない、ではない。
 まずは、民主党内や連立与党のまとまり。
 そして、国会での「修正含みの議論」、が筋であろう。
 ちなみに、今週の本会議は、木曜日のみ。
 上がり法案処理。

 9時40分、国対法案 説明会。
 今日は17本も。

 11時、文部科学省の関審議官より、子ども子育て新システムの政府提出法案についてレクをいただく。
 この政府案のままでは、反対。
 どこが一体、待機児童ゼロ作戦なのか?
 制度をこねくり回すような、施設整備予算も不確実なこの案では、現場に説明がつかない。
 ましてや指定制度には、?
 株式会社の参入も、?
 大幅に修正案を求めるかどうかは、これからの政府の対応次第。
 基本的には、これでは廃案。

 11時40分より、著作権法(政府改正案)の修正案を手持ちで、議員会館を回って配る。
 民主党の田島さん、鈴木寛さん。
 自民党の河村建夫さん、下村博文さん、松野博一さん。
 公明党の池坊保子さん、東順治さん。
 共産党の宮本岳志さん。
 根回し根回し。
 参議院では、林芳正事務所で一服。
 暑い。

 12時半、党本部の702号室。
 統合医療に関するPT。
 日本統合医療学会の、渥美和彦理事長より、今後の課題と展望をご講演いただく。
 ・ 統合医療の診療ガイドラインの検討と作成
 ・ 統合医療の評価基準の検討と作成
 ・ 国内外のデータの収集、整理、分析
 ・ 統合医療センターの設立
 ・ 医療保険制度との整合性
 我が国の医療保険制度において、統合医療を対象とすべきかどうかの議論が必要。
 そのためにも、まずはライフイノベーションの研究対象とすべきだろう。
 統合医療の有効性の科学的な証明のためにも、研究センターの設置をすべきだ。

 13時、鴨下PT。
 まずは、復興庁より、「仮の町構想(二重行政容認特区)」について、双葉郡三町の要望に、どうこたえていくのかを確認。
 また、総務省自治行政局より、三宅島噴火の時の、三宅村の都内移転措置について、どう取り扱ったかを事情聴取。
 法改正しなくても、役場機能移転は可能、とのこと。
 これまでの議論を整理したうえで、「馳試案」を説明。
 福島県の放射線量の高い「帰還不能地域」の土地を、国が買い上げたり借り上げることができる根拠法。
 当然、生活支援策もサポートする。
 これをたたき台に、今後の方向性を話し合う。
 「放射性物質で高濃度汚染地域が帰還困難区域、このエリアを軸にして、帰れない帰らない判断をする住民、事業者に対して、国が土地の買い取りや借り上げできる根拠規定を作るべきではないか!」というのが、鴨下座長と馳試案。
 これに、福島県選出の吉野さん、森さん、岩城さんから、
 「地方自治体との調整規定を!」
 「生活支援相談事業を!」
 「今後の近隣12市町村の、復興構想を!」
 「農地をどうやって再活用すべきかの方針を!」
 「長期借り上げの場合は、賃料一括支払いを!」
 「福島第1原発周辺に、バッファゾーンを設置して、土地の国有化を!」
 「どうしてJAや商工会や医師会や金融機関などの、周辺自治体の産業関係者の話をヒアリングしてくれないのか!」
 などなど、山ほどの提言をいただく。
 これを取りまとめ、今後の法案作成に活かしたい。

 14時、党本部704号室にて、拉致問題対策特別委員会。
 北朝鮮がミサイル発射すれば、さらなる制裁を科すための決議文をまとめる。
 当然。

 15時半、国対にお客様を迎える。
 恵比寿ガーデンプレイス周辺での「パラリンピック支援プロジェクト」を成功させた、NPO団体「ウォーム・オブ・ハート」の兵藤社長や伊藤社長が成果の報告にお見えになる。
 今回のイベントの反省を踏まえて、来年は、代々木第1第2体育館周辺での、大規模なイベントを開催計画とか。
 今後の展開について、意見交換をさせていただく。
 せっかくスポーツ基本法の成立で、文部科学省が「障碍者スポーツ支援」の軸となったのだから、これからも積極的に障碍者アスリートの日常を応援していきたい。
 場所と、施設と、指導者と、そして、活動資金。
 そのためにも、世の中にもっと啓発していかねば。
 こういうイベントで、世の中に情報発信し、理解を深めたい。

 16時半、党本部706号室。
 北陸新幹線整備促進議連 緊急総会。
 政府への申し入れ書(岡田直樹作成)を審議し、了解。
 @ 北陸新幹線の金沢ー敦賀間の未着工区間について、条件を付加せず、認可着工を直ちに行うこと。同時に、金沢ー敦賀間については、既に完成している福井駅の供用開始を急ぎ、着実に逐次整備を進めること。
 A 北陸新幹線の敦賀から大阪までの区間について、フル規格による早期整備を実現すること。
 B 北陸新幹線にフリーゲージトレインを導入することは、敦賀以西のフル規格整備を大前提とする以上、容認しがたい。仮にこれを検討する場合にも、金沢ー敦賀間の着工認可の条件としないこと。かつ、あくまでも、敦賀から先をフル規格で整備するまでの間の暫定的な措置とすること。
 C 運行主体においては、敦賀までのフル規格車両での十分な運行を確保するよう努めること。
 この内容について、長野、新潟、富山、石川、福井の、北信越5県の国会議員が署名。
 これを持って、明日は前田国土交通大臣に要望に上がる。
 建設省出身の前田大臣。
 この文書の意味を、わかっているはずだ。
 もちろん、わかっていただかなければ、ならない。

 17時、参議院議員会館の1階101号室。
 映画上映会。
 主催は、発達障害の支援を考える議員連盟。
 映画は、「星の国から孫ふたり〜自閉症児の贈り物〜」
 公明党の高木美智代さん、共産党の高橋千鶴子さん、自民党の小渕優子さん、そして馳浩。
 上映後、原作を買って帰る。
 「Gifted Child」 ギフティッド・チャイルド : 「自閉症」児からの贈りもの(門野晴子 著。 十月舎 刊)
 もっともっと、学校現場に、特別支援教育の専門的な資格と知識を持った教員を配置したい。
 自閉症児や発達障害児は、児童減少時にもかかわらず、増加している。

 20時半まで、国対にて執務。

 21時過ぎには自宅に戻り、晩御飯。
 ニュースチェック。
 ダルビッシュ、初登板 初勝利。
 相手はシアトルマリナーズ。
 でも、初回に5点も取られちゃったぞ。
 イチローにも3安打されちゃった。
 五四死球。
 課題が残った初登板。
 味方打線のおかげで逆転してもらって初勝利。
 これも強い運。
 おめでとう。

 おりんさんは、明日から塾。
 がんばってるなぁ。


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