衆議院議員
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はせ 日記
平成24年
4月4日(水)

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■4月4日(水)

 3時45分起床、ニュースチェック。
 あれま、枝野大臣が参議院の予算委員会で退場させられてるぞ!
 どうしたんだ、また西田昌司の野次にブチ切れたのかな?
 と思ったら、想像した通りだった。
 岩城光英さんの質問に、勝手に手を挙げて答弁した挙句、野次られて、
 「だったらいなくていいのか?」と、閣僚席から野次り返したらしい。
 大人げない、お互いに・・・・
 さすがに困った石井一委員長が、「参議院の品位を汚す」という理由で、自民党の質問時間だけ、退場させたらしい。
 売り言葉に買い言葉だなんて、幼稚な国会。
 恥ずかしい。

 8時過ぎには国対に入り、執務。

 9時10分より、国対正副会議。
 明日が、参議院の予算出口。
 段取りを整える・・・って、これは本当は、与党の仕事なんじゃないの?
 でも、ねじれ国会では、稚拙な与党の国会運営を指南することも、責任野党自民党の一つの仕事。

 10時、鴨下PT(福島県の放射能汚染土地の買い取り買い上げ立法チーム)の下打ち合わせ。
 「いつ帰れるのかわからなくて困っている土地所有者や事業主のために、土地の買い取りや買い上げをできるような根拠法!」と作ろうとしている。
 もう一つは、中間貯蔵施設の土地確保。
 ただし、これについては、現行の「放射能物質処理特措法」で、公共事業として取り扱うことができるので、新たな立法措置は必要ない。
 その仕切りをしておかなくては。

 午前中は、議員会館の自室に戻り、外交案件を処理。
 外交案件ゆえ、このはせ日記には、詳細を書けない。

 お昼の12時、北信越ブロック両院議員会議兼、北陸新幹線建設促進議連合同会議。
 ここで大問題となったのは、フリーゲージトレインの導入。
 「これは、金沢以西の着工認可の条件ですか?」
 と、詰め寄る森喜朗御大や、福井県選出の稲田朋美、山本拓、高木毅、山崎正昭の国会議員。
 「暫定措置です」
 と、冷や汗で逃げ切ろうとする国交省の久保鉄道局長。
 あやしい。
 暫定措置で、「利便性の確保」のためにFGT設備のために300億円も使うのか?
 「いえ、そのうち地元負担は100億円ですし、その100億円も、JRのリース料で裏打ちしますので、もっと安くなります!」
 と、鉄道局は答えるも、すかさず森先生は、
 「何言ってるんだ。そのスキームは、岡田直樹君が作ったんだろうが。参議院での附帯決議あればこそじゃないか!」
 と、一括すると、しゅんとする鉄道局。
 どうも、FGTを整備したら、敦賀以西は整備をやめちゃうんじゃないかとの空気。
 滋賀県の嘉田(カタ)知事など、
 「新幹線整備のための建設費3分の1負担はしない!」
 と、明言しているし、財務省も、わきが固い。
 それを見越して、鉄道局も「FGT300億円」整備で済ませてしまい、北陸新幹線全線整備を、うやむやにしてしまおうとしている。
 つまり、敦賀以西は、整備しないということだ。
 同じホームで乗り換えできるFGTがあれば、大阪京都からのサンダーバード特急で十分、とでも言いたいのだろうか?
 「FGTは暫定ですから・・・敦賀以西は、しかるべき時に検討しますから!」
 と、久保局長は言うものの、
 「必ず全線フル規格で大阪まで整備します!」とは明言しない。
 ずるい!

 その本音には、「JR東日本とJR西日本のあつれき」があるようだ。
 どういうことか。
 ダイヤ編成だ。
 東京から富山までが、JR東日本のエリア。
 大阪から金沢(富山)までが、JR西日本のエリア。
 いずれも、自分たちの収益が有利になるようなダイヤ編成を求めるのは、株式会社である以上、あたりまえ。
 だから。
 JR東日本は、富山までの、少なくとも、金沢までのフル規格整備で十分。
 一方、JR西日本は、金沢までの、少なくとも、富山までFGT(対面ホームで乗り換え可能)であれば、特急サンダーバードのままで採算が取れる。
 そう考えているのではなかろうか。
 でも、利用者からすれば、ウナギの予定が、ドジョウになってしまうわけ。
 とくに、北回り新幹線整備法の「東京〜大阪全線フル規格整備」は反故になってしまう。
 そんなことで、富山、石川、福井の三県知事は妥協していいのか?
 特に、福井県は、敦賀でフル規格が終わってしまい、敦賀以西の整備は棚上げの可能性大。
 それでは「新幹線もどき」であり、県内で分断されたままになってしまう。
 それでいいのか民主党?
 憤懣やるかたない。
 本日は、この合同会議は、紛糾、結論出ず。
 時間を大幅にオーバーして、13時半まで議論。

 13時半、がれき処理チームの新たな提言とりまとめ。
 ・宮城県内で廃棄物処理施設を作るべき。
 ・石巻市のがれきを、宮城県内で順次引き受け可能ならば、処理すべきではないか。
 ・広域自治体処理する場合の放射能モニタリング徹底。
 ・必要な予算は国費で!
 ・・・など、など。
 必要ならば、議員立法の準備も。
 さすが、小里泰弘〜片山さつきチームは仕事が早い。

 14時、環境省の「中間貯蔵施設チーム」から、現状の説明をいただく。
 やっぱり、いざとなれば、「放射性物質処理特措法」の公共事業で整備する根拠がある、とのこと。
 公共事業であれば、当然、土地収用法を使える。
 でも。
 「地元自治体や地権者や周辺住民の理解を得ながら、丁寧にやるべきですよね」
 と、担当者と打ち合わせさせていただく。

 14時45分、鴨下一郎代議士に、鴨下PTの進行具合を説明。
 「ご苦労。我々は野党なのだから、地元住民や事業主が困っている声に率直に答える立法をすべき。」
 と、明快な方針を示していただく。
 承知しました!

 15時、オウム新法のスキームについて、警察庁の担当者と打ち合わせ。
 憲法違反の含みがあり、丁寧にやろうね、と打ち合わせ。

 17時半、健康センター。
 皇居一周ジョギング。
 体重は、97.9→96.1キロ。
 おおおおおお、1.8キロも減量。
 やった。
 今夜も缶ビールを飲もう!

 20時過ぎ、自宅に戻り、晩御飯。
 今夜は、妻特製のシチュー。
 うまし!


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