衆議院議員
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はせ 日記
平成24年
4月3日(火)

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■4月3日(火)

 午前2時57分起床。
 ニュースチェック・・・できない。
 いつもならば携帯ニュースをチェックするところだけど。
 ここは韓国・ソウルロッテワールドホテルの2513号室。
 圏外。
 しかたない。
 テレビのNHKチャンネルをチェックしたり、CNNを見たり。
 アウンサン・スー・チーさん。
 ミャンマーの民主化運動のニュースがトップ。
 選挙結果、どうなるか?
 民主化が進んでほしい。
 地元韓国では、4月11日が、国会議員選挙。
 どっちが勝つ?
 下馬評では、李明博大統領のハンナラ党優勢。
 でも、残り1週間、わからない。
 「女性大統領、女性首相、女性議長が誕生かも?!」と、いう声を、昨夜のKOC幹部との懇親会でも聞いたりもしたが、さてどうだろう?

 7時半、2階のレストランでバイキングの朝食。
 遠藤利明さんや橋本聖子さんと、今後のtoto法改正案や、JOC不正経理問題や、ロンドン五輪強化策などについて意見交換。

 9時過ぎ、遠藤利明、 橋本聖子、馳浩の3名で、大使館の常盤木さん(文部科学省出向)といっしょに、ソウル公立体育専門中学高校一貫校を視察。
 創立35年、エリートスポーツ選手発掘の伝統校。
 でも、メジャーな競技はやっていない。
 レスリング、重量挙げ、柔道、射撃、フェンシングなど、人気のない(競技人口の少ない)競技種目を集中的に強化しているとのこと。
 「どうしてですか?」
 「メジャー競技は、普通高校でも十分に強化できるからです。マイナー競技は、施設や指導者の確保が難しいですから!」と、校長先生。
 校長先生はテコンドー、教頭は陸上競技の専門家先生。
 この一貫校への入学は、試験と実技。
 高校卒業後の進学先は、体育大学や企業や、その他の私立大学。
 やはり、スポーツ推薦。
 授業構成は、午前中は教養科目、午後は、実技。
 中学生で3〜4時間、高校生では5〜6時間、毎日練習するのだとか。
 公立学校なので、国とソウル市が予算負担しているのだけれど、
 「食費やプールの運営管理費がかさんで、予算確保は厳しい!」とのこと。
 ちなみに、毎週土曜日は、読書や楽器演奏など、教養活動を推奨している、とのこと。
 親の負担金は、毎月10万ウォン(約7,280円)〜20万ウォン。
 この高校から、国家代表としての活躍は、すごい数字。
 テコンドー、レスリング、柔道、アーチェリー、射撃、体操、フェンシングなどの競技で、
 「過去の五輪金メダル15個、銀メダル7個、銅メダル5個」と。
 現在の在校生でも、国家代表が7名、候補選手が57名。
 もちろん、この一貫校の設立目的は「国家代表選手育成」であり、「政府からの委託事業として運営しています!」と。
 これも、やはり、国家体育基金という財源があるからこそ。
 ますます、スポーツ振興の財源確保策に知恵を絞らなければと、気合が入る。
 全寮制。
 中高校生の学生寮を拝見したが、荷物も少なく、オンドルの、小ざっぱりとした4人部屋。
 殺風景。
 ・・・・うちの娘ならば、このようなストイックな環境には耐えられないだろうな。アノ散らかしっぱなしの部屋を見たら、教官にぶっとばされるだろうな、と、ついつい比較してしまうのであった。
 わずか2時間の視察ではあったが、有意義な視察となった。

 雨の中、金浦空港には11時45分に到着。
 妻から頼まれていた「顔パックシート」を、お土産に購入するのが精いっぱい。
 12時40分発の全日空機で、羽田空港へ。

 おりしも、日本は暴風雨。
 大丈夫かと思いきや、奇跡的に、15時過ぎには羽田空港到着。
 このあと、首都圏を暴風雨が襲ったのだが。
 そのまま国会に入り、執務。
 この2日間でたまりにたまった資料整理。

 夜は、19時半には自宅に戻り、晩御飯。
 妻特製の「サムギョプサル」をいただくのであった。
 豚肉をキムチとレタスで巻いて、ぱくぱくといただく。
 おりんさんにも、大好評。
 外は、暴風雨。
 タンバリンは、怖くて震えて縮み上がっている。
 きみはそれでも番犬かね? 


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