衆議院議員
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はせ 日記
平成24年
4月2日(月)

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■4月2日(月)

 2時34分起床。
 夜行バスに揺られて夜中の上信越道あたり。
 ん、くさい!
 何がくさいのかと思ったら、誰かの吐く息がくさい。
 それも、バスは、密閉状態。
 窓は開けられない。
 それも、俺の席は後ろから2列目。
 息苦しくて、呼吸できないほど、くさい。
 そっか、これが夜行バスの唯一の欠点だったか。
 後悔役立たず。
 タオルで口元を覆い、我慢しながら、それでも臭くて、朝まで寝られず。
 どうも、この口の臭いおっさん、花粉症らしくて、しきりに咳をする。
 その咳をするたんびに、くさい息がバス中にまき散らされる・・・・
 悲しいくらい、くさいのであった。
 もしかして、俺の口もくさかったりして・・・と確認。
 ・・・大丈夫。
 艱難辛苦の4時間。
 ようやく午前5時56分、バスは渋谷に到着。
 運転手さんにお礼を申し上げ、外に出て深呼吸。
 おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお。
 渋谷の空気が、こんなに新鮮で素晴らしいとは。
 深呼吸を3回して、とっても元気回復。
 渋谷駅から井の頭線に乗り換え、自宅近くの駅で降りて、歩いて帰る。

 6時25分、自宅到着。
 すぐにおりんさんを見ると、やはりすでに起きていた。
 なぜか。
 今日は、お友達と一緒にディズニーシーに行くからだ。
 うれしいことがあると、やっぱり早起きなのね。
 ママから、
 「お小遣いはパパにもらったの?」と聞かれ、
 「もらった!」と、小学生のように答えるおりん、春からは中学3年生。
 受験生。
 大丈夫か?
 そんな会話をしながらシャワーを浴びて、着替えて、そのまま羽田空港国際線へ。
 「パパどこ行くの?」
 「韓国ソウルです!」
 「えーーーー、いいなぁぁぁ!どこに泊まるの?」
 「ロッテワールドホテルです。自腹です!」
 「何しに行くの?」
 「ナショナルトレーニングセンターの視察です!」
 「それ何?」と、いちいちおりんさんに説明していたら、時間に間に合わないじゃないの。
 「じゃあ、お土産買ってきてね!」
 (何がじゃあ、なんだよ、と思いながら、娘には弱い馳浩50歳)
 「わかりました、何がいいですか?」
 「韓国の景色の写真、2PMのグッズ、シルタレという飴、それから韓国のお菓子!」
 そしたら妻が黙って聞いていたと思ったら、
 「私は顔パックシート!」と。
 ・・・・・承知しました。

 7時に迎えに来た秘書運転の車に乗って、羽田空港国際線へ。
 ここに来るのは初めて。
 ソウルの金浦空港までわずか2時間10分。
 近い。
 便利。
 成田まで行かなくていいだなんて。
 都心から近くて、こんなに使いやすいだなんて、すごい!
 今更ながら、羽田空港の24時間化、ハブ空港化は、日本国家の国際化への最重要課題、と思う。

 貴賓室で、派遣団の結団式。
 JOCの福田富昭団長のもと、NAASHやJISSやJOCの精鋭がごあいさつ。
 スポーツ議連からは、民主党の鈴木寛、田島一成。
 自民党からは、遠藤利明、橋本聖子、馳浩。
 公明党からは、富田茂之。
 目的はただ一つ。
 拡充する、韓国のナショナルトレーニングセンターの視察と、KOC幹部との意見交換。
 日本も、韓国のトップスポーツ支援政策を学ばねばならぬ。
 快く受け入れてくださる韓国側に感謝。

 11時20分、金浦空港に到着。
 そのまま、バスに乗って、ソウル市内を横切って、チンチョンの新韓国ナショナルトレーニングセンターまで、移動。
 およそ2時間半。
 高速道路のインターから5分。
 近い、というか、便利。
 山を切り開いた広大な土地。
 「どうしてここに拡充したんですか?」
 「テヌンの現在地が、となりに世界遺産がございまして、拡充する土地がないからです!」とのこと。
 さっそく選手村の食堂で、遅めの昼食。
 トップ選手と同じメニュー。
 キムチをはじめ、伝統的な韓国料理。
 味は、我々日本人にもぴったりの家庭料理。
 おいしい。
 カロリーも高い。
 「減量する選手もいますから、食材の選定も含めて気を付けています。アンチドーピングにももちろん気を付けています!」と、栄養士さん。
 至れり尽くせり。

 昼食後は、すり鉢型のホールに移動。
 モチベーション映像でチーム韓国代表の活躍を確認してから、韓国NTC所長に説明をいただく。
 解説は、KOC。
 建設費(1800億ウォン)、維持管理運営費(50億ウォン)、利用料(選手は無料。選手には日当まで出ており、4万ウォン)を確認。
 一通り伺ってから質疑応答。
 「この膨大な資金の財源は?」
 「国民体育基金から拠出されています!」
 国民体育基金?
 「88ソウル五輪の剰余金を基金として使い、これに、事業費を加えて充当しています!」
 「独自事業とは?」
 「競輪競馬totoなどです!」
 ・・・・そうきたか。
 プロスポーツの公営ギャンブルの売り上げを、国民体育基金で管理し、スポーツ振興に使う。
 ここは、われわれ日本としても、参考にすべきところ。
 いま、日本のtotoは、1年間のうち、10か月間=Jリーグサッカーのシーズン中しか売り上げを出していない。
 「残り2か月間も、totoを運営できるように法改正すべきだ!」
 「そっか、ラグビーやバレーボールやバスケットボールなど、プロスポーツを対象にtotoを拡大すりゃいいのか!?」というわけだ。
 法改正。
 まさしく、議員立法で対応すべきエリア。
 となると、文部科学省のお堅い頭をいかにやわらかくもみほぐすか、それが政治主導ということになろうか。
 今回参加したスポーツ議連メンバーは、
 民主党=鈴木寛、田島一成。
 自民党=遠藤利明、橋本聖子、馳浩。
 公明党=富田茂之。
 ここを中核にしながら、toto法の改正案を取りまとめる必要があろう。

 ホールでの説明会後は、施設視察。
 トレーニングセンターや、水泳場や、クレー射撃場や、カヌー場や、テニスコートや、アーチェリー場兼野球場など、びっくりするほどの整備された施設を視察。
 これでまだ一期工事が完了しただけ。
 日本も負けられない。
 先立つものは、財源、予算。
 智慧を絞る必要があろう。
 NAASHがポイントかな。

 帰りのバスの中では、昨夜の夜行バスの疲れもあり、熟睡。

 18時、ロッテワールドホテル宿泊チェックイン。
 2513号室。

 18時半より、KOC主催による晩餐会。
 朴ヨンサン会長はじめ、KOC幹部の皆様に歓迎をいただく。
 ここでも、話題は、国民体育基金財団の存在。
 先立つものは、やっぱり、財源。

 20時半にお開き後、福田富昭JOC副会長の音頭で、2次会へも。
 ここで戦略反省会。 


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