衆議院議員
はせ 浩 ホームページ

はせ 日記
平成24年
3月16日(金)

3月15日
3月17日


■3月16日(金)

 がたがたがた・・・・
 地震だ。
 「おっきいわよ!」
 なぜか女房はベッドから飛び起きて、どうしようどうしようとか言いながら、隣の部屋のおりんさんのところへ行っちゃったよ。
 俺を置いてくのか?
 しかし、隣の部屋に、おりんさんはいなかった。
 今朝も4時には早起きして、2階のリビングテレビで「熱血男児」を見ているのであった。
 学校に行くときは寝坊するけれど、2PMのためなら放っておいても、自力で起きるわけね。
 で、つられてパパも起きる。
 4時21分。

 今日は、国会質問。
 10時から、文部科学委員会、一時間。
 13時から、法務委員会、一時間。
 計2時間。
 大臣所信質疑。
 がんばらなきゃ。
 さっそく資料読み込みと、質問のシナリオを考える。
 こういうシナリオを考えるのが、国会質問のひそかな楽しみ。

 ニュースチェック。
 読売巨人軍が、入団前のドラフト候補選手に小遣いを渡していた。
 野間口に200万円・・・などなど。
 桁が違わないか?
 要は、各球団で取り決めた契約金の上限を超えて、いい選手をかき集めていたということ。
 それって、究極の不公平。
 金で選手を集めるのか?
 渡すほうも渡すほうだが、もらうほうももらうほう。
 世間ずれしすぎ。
 スポーツマンのフェアプレイ精神はどこへ?
 金ありき?
 プロ野球のルールは、読売巨人軍が作るのか?
 そうじゃないだろう。
 統一したルールの中で、いい選手をスカウトし、ドラフトにかけるのだろうが。
 契約金上限を決めたのは、なんだったんだ?
 金で転ぶ選手も選手だけどね。
 プロだから、それも競走なんだろうか?
 スクープしたのが朝日新聞。
 読売対朝日の構図。
 朝日新聞だって、高校野球の夏の甲子園大会で、商売してるんじゃないの?
 五十歩百歩。

 7時、シャワーを浴びて着替え、国会へ。
 外は快晴。
 朝日で国会議事堂がまぶしい。

 7時半前には国対に入り、質問チェックの続き。
 8時、党本部701号室。
 子ども子育て新システムについて討論。
 そもそも論の資料チェック。
 小泉改革以降の自民党政権での子育て支援策の政策の流れをおさらい。
 当時から今までの自民党政権での方針は三つ。
 @ 幼稚園と保育園の垣根を取っ払う認定こども園創設。しかし、教育と福祉の地方行政の手続きが面倒なので、平成23年度までに認定こども園の行政手続きのハードルを下げることになっていた。
 A 幼児教育(保育では4時間分)の無償化7000億円。愛着・リズム・歌・踊り・お絵かきなどの幼児教育の重要性を支援。
 B 待機児童解消。これは都会での期間限定の減少であり、補正予算で認可外保育所を支援したり、施設整備を応援したり、人件費を補てんしたり、保育ママ制度を拡充したりで対応することとしていた。
 ところが、民主党への政権交代となり、「社会全体で子育てを支援」ということで、子ども手当ができ、総合保育園創設へと舵が切られた。
 子ども手当は、結局児童手当に戻った。
 所得制限もなく、ばら撒きと喝破された。
 何がチルドレンファーストなのか?
 社会全体で子育てを支援するというのは、抽象的だった。
 まずは親責任あっての、子育てではないのか?
 お金を配ればそれで子育て支援か?
 子育て拠点整備と、幼児教育充実こそ、働く女性支援であり、教育の原点ではないのか?
 そんな議論が繰り返され、新システムについても、
 「どうしてそんなに制度をこねくり回しているのか?」
 「それで保育も幼児教育も望むようなサービスの提供ができるのか?」
 「制度も生煮えで明確でなく、財源は消費税増税。子育て新システムは増税の人質か?」などと散々。
 財源の裏打ちなきマニフェストの限界。
 理念先行で、具体性のないマニフェストの限界。
 自助(自己負担)、共助(市町村の責任での調整)、公助(税金での負担)。
 そういう役割分担と財源論がずれていた。

 8時40分、衆議院別館4階17会議室へ移動。
 開会までまだ時間があり、職員さんと今朝の地震が話題に。
 飛び起きた人もいれば、ぐっすりと寝ていた人もいる。
 あの揺れで寝ていられるなんて、大物?鈍感?
 早めに理事会室に入ったので、理事のみなさんのために、コップに氷水を入れる。

 8時50分理事会。
 本日の日程確認。
 次回は、著作権法改正案か、一般質疑。
 自公で修正案を提案準備しており、理事の皆さんにも報告。
 違法ダウンロードへの罰則付与。
 親告罪だから、どこまで即効性があるか。
 でも、著作権侵害という違法は違法。
 情報通信技術に法律が、追い付いていかない悲劇でもある。
 でも、放置しておけない。

 9時、文部科学委員会 開会。
 所信質疑。
 平野大臣。
 私は10時から11時まで。
 ・ 大臣の教育観(結婚観)
 ・ 第2次教育振興基本計画策定前の、検証作業
 ・ ロンドン五輪に向けて
 ・ 金沢市立中央小学校・芳斎分校の役割
 ・ 特別支援教育の担当教員の専門性向上
 ・ 中心市街地の小学校統廃合
 ・ 義務標準法改正について
 ・ 少人数学級の教育的効果
 ・ 教員の質を高めるための定数改善計画
 などなど。
 みっちり一時間。
 とりわけ、財務省の吉田政務官にお越しいただき、教育論と財政論をやり取りする。
 ときどき、森ゆう子副大臣に答弁を求めるのだが、秘書官のペーパーを読み上げるので、
 「かつて委員会席に飛び上がった森さんらしくないではないか!政務3役としての決意をうかがいたい!」と、特に昨年の義務教育費国庫負担金への10%シーリングを今後絶対にさせないとの決意を求める。
 やはり、官僚そのものが、文部科学省としての主張が弱すぎる。
 ここがおくげ様集団といわれるゆえんか?
 だからこそ政務3役がリーダーシップを発揮すべきなのに。
 秘書官のペーパーをなぞるだけでは、政治決断ではなかろう。

 お昼に、本会議。

 終了後、発達障碍者支援議連の役員会。
 俺は副会長だった、ので、次回総会の段取りや、世界自閉症記念デーのイベント(映画)開催を協議。

 13時。
 法務委員会へ。
 質問テーマは、「ハーグ条約締結と、国内法整備」について。
 先般、3月9日に閣議決定された原案をもとに、主に手続き論を法務省に確認する。
 国際的な無断子ども連れ去り事案に対処するための法律。
 配偶者に無断で子供を国外に連れ出したら、まずは元の国に戻し、今後の監護権や養育の在り方や面接交渉を決める段取り。
 そういうハーグ条約には、故草社会の先進国としての責任からも、早く批准すべき。
 でも、返還拒否事由のある場合の規定も、明文化が必要。
 審判する家庭裁判所がどっちつかずとならないように、できる限りの明文化を求める。
 また、直接強制の規定についても確認。
 あっというまの一時間。
 文部科学委員会も、法務委員会も、準備していた質問のうち、3分の1が残ってしまった。
 反省。
 次回は、もっと効率よく質問しなきゃ。

 法務委員会の質問終了後、寺越友枝さんと情報交換。
 息子さんの武志さんからのお手紙も見せていただく。
 健康不安の年代。
 友枝さんも80歳。
 なんとか道筋をつけてあげたい。

 15時半過ぎ、委員会終了。
 羽田空港へ直行。
 16時20分発のJAL機で、小松空港へ。
 17時半、小松空港到着。

 18時過ぎ、金沢市内の焼き肉「金ちゃん」到着。
 情報交換会。
 北陸の住宅事情を教えていただく。
 感謝。
 終了後、近くの居酒屋で懇親会中の、校長先生の会に乱入。
 ごあいさつ。

 20時、仲間と意見交換会。
 21時半まで。

 21時半過ぎ、スナックON AIR到着。
 缶コーヒーを飲みながら、山田ひろし、もっちゃん、向社長と、世間話。
 23時自宅到着。
 さすがに、寝不足。
 バタンキュー(死語)。 


3月15日
3月17日
戻る
先頭メニューへ