4時起床。
ン?
おりんさんの目覚まし時計が、鳴り響いている。
でも、おりんさんは、ピクリとも起きない。
おそらく、「熱血男児」(2PMのテレビ番組)の深夜放送を見るためにセットしていたのだろう。
しばらく鳴らしたままでも起きないので、目覚ましを停める。
6時半、そのおりんさんが、がばっと起き上がる。
「あれ?4時じゃないの?」
「あんた、起きなかったじゃない!」
「そっかぁぁぁ・・・熱血男児見たかったのにぃ・・・」
(やっぱりね)
シャワーを浴びて、国会へ。
さわやかな朝日。
国会議事堂も輝いている。
この輝きにふさわしい議論がなされるべきだが。
本日はホワイトデー。
バレンタインデーにチョコをいただいた女子に、お返しの日?!
金沢市の株式会社「ぶどうの木」でつくっている、豆菓子をお配りする。
パッケージが可愛いらしく、小松空港で一目で見て気に入ったお菓子。
にしても、「ぶどうの木」さんも、粋な商品開発をするもんだ。
お配りした女子の皆さんから、
「入れ物がかわいい!とっとく!(取って置く)」
「豆菓子がおいしい!」と、大好評。
今度俺も買ってみよう。
豆菓子好きだもんな。
7時半前には国対に入り、執務。
9時10分、国対正副会議。
「広域自治体がれき処理促進の国会決議をすべきではありませんか?」と、先日、青年局長の小泉進次郎から提案のあった国会決議を、議運の佐藤勉筆頭理事に提案。
「議運で議論してください。できれば、国の責任を強調するための、立法化も含めて、という一文も入れてください!」と、お願いする。
与野党でもんでいただくことに。
ずいぶんと自治体の協力姿勢も前向きになってきたが、まだまだ。
全国の自治体では今、3月議会も行われている。
「いまだに全がれきの6%しか処理されていない」
「がれきが放置されたままでは、復旧も復興も進まない!」
「絆の意味を実行するには、がれき処理の受け入れが最も必要だ!」
「野田総理も1周年式典や記者会見で強調していたように、がれき処理こそ絆!」
「環境省も、基準や手続きや財政負担の方針を示している。8000ベクレル以下のがれきならば、埋め立てすれば放射能の影響もない!」
・・・こういう事実がわかってきた。
ぜひとも、被災地の復興のために、広域処理を前に進めていきたい。
11時半。
第1回放射性物質への対応にかかわる法律規定見直しに関するPT。
別名、鴨下PT。
長ったらしい名前だが、本音は「がれき処理加速検討」PTだ。
がれき処理といっても、福島県と、宮城・岩手両県とは事情が違う。
それは、放射能の影響だ。
放射性物質による健康不安だ。
その不安を払しょくする方策が必要。
そこで、モニタリングの上で、「帰還困難区域(50ミリシーベルト以上)」を軸に、国が土地を買い取りするとか、借り上げをする法的根拠を作ろうというもの。
当面(5年?)帰還困難という事実がある。
ならば、住民とすれば、
「原発事故の責任は、原発政策を推進してきた政府にある。したがって、適正な価格で土地を買ってほしい!」と、いう声を上げたくなるのも当然。
その声に応える必要があるのではないか、という問題意識。
・ 帰りたいけど、帰れない
・ 帰りたいけど、帰らない
その事情にはいろいろとあろう。
まずは除染。
そのうえで、インフラ整備が元通りにならなければ、一人だけではそこには住めない。
そういう事情を総合的に勘案し、「帰れない、帰らない」と、決断した住民の声に応えるオプションとして、「土地の買い取り借り上げ」と、「移転住民への生活相談支援事業」の2本立ては必要なのではないか。
そういう問題意識だ。
もちろん、「私有財産をどこまでの基準で国が賠償するか」と、いう問題と、「文部科学省の原発事故損害賠償審査基準」との両面の問題がある。
大熊町などでは、
「町ごとそっくりそのまま、いわき市に移転したい!」
「行政サービスダブルスタンダードを特区方式で認めてほしい!」と、いう要望も現実にはある。
いつまでも、「原発事故による不動産評価と買取については検討中!」と、放りつけておける問題ではないはずだ。
また、この問題とは次元が違うが、「放射性廃棄物の中間貯蔵施設設置」問題も控える。
ここは、福島県や市町村だけで判断できない、大きな課題。
国が前向きに設置する行動を起こさないと、いつまでたっても問題が片付かない。
生活再建できない。
なんとか、自民党の英知を結集して、立法化に踏み込みたい。
次回は、文部科学省から損害賠償基準の報告をさせ、土地の買い取り問題や集団移転対策などをも議論したい。
13時半、衆議院議員会館の委員長室。
文部科学委員会 理事懇談会。
16日、金曜日の所信質疑の時間割決定。
自民党は2時間50分。
下村60分、馳60分、阿部俊子30分、永岡桂子20分。
14時、参議院B1F104号室。
日本におけるハーグ条約批准に伴う共同親権制度の必要化を求める集会参加。
「共同親権」
「外国人親の居住権確保」
「面会交流権確保」
「親子の無断連れ去り禁止」
こういった趣旨を立法化すべきという勉強会。
14時半、議員会館の自室。
この3月、朝鮮高校を卒業した卒業生との意見交換会。
「朝鮮高校にも、高校無償化の支援金を!」と、要望を携えてやってくる。
「気持ちはうかがった。私は義務教育でもない高校教育に無償化は反対だ。生活保護世帯など、より支援の必要な家庭の、意欲と能力のある生徒にこそ支援を集中すべきだ。限られた税収を使う以上は、所得制限が妥当!」
「ただし、国交正常化、学校教育法の一条校、そして高校無償化法に基づく審査を通過すれば、支給金は払えるんですよ!」と指摘。
「日本から見て、国交正常化の門戸は開かれている。それを拒否しているのは共和国本国です」
「学校教育法上の一条校になれば
、学校法人として支給される。それを拒否しているのは朝鮮総連です」
「審査を通過すれば支給されます。しかし、そのためには、政治体制の壁があります」と、率直に伝える。
15時15分、参議院の林芳正先生の部屋。
カステラをいただきながら、河野恭子秘書と、情報交換。
18時、たまプラーザ駅北口。
専修大学レスリング部 歓送迎会。
クリスタルジェイド上海ガーデン。
卒業生は、上杉りょうすけと浅田しんちゃんを除いて全員参加。
新人は9名全員参加。
北村、荻原、原田、桑原、魚住、近藤、雫田、武田、谷藤。
粒のそろった9名。
彼らの4年後が楽しみだ。
20時半、おりんさんを迎えに行く。
助手席で、イタリア語の歌を歌っている。
絶好調のようだ。
自宅駐車場に入ろうとした、まさにその時。
地震情報のエリアメール音が鳴り響く。
嫌な音だ。
千葉沖で震度5。
この携帯電話の非常音を聞くだけで、あの忌まわしい記憶がよみがえる。
晩御飯は、エビチリソース。