衆議院議員
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はせ 日記
平成24年
3月5日(月)

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■3月5日(月)

 2時23分起床。
 パソコンを開いて、予算委員会質問シナリオ準備。
 だんだんと起きる時間が、早くなってきている気がする。
 雨が降っている。
 雨が嫌いなタンバリンは、パパにくっついて寝ている。
 電気スタンドの灯りが迷惑そうに・・・・
 すでに作り上げている資料を基に、どういう攻め方をするかのシナリオを練り上げる。
 まぁ、うまくいくことなんてなかなかないんだけど、どういう聞き方をしたら、意味ある答弁が返ってくるかを考える。
 こちらもかつては与党。
 あちらもいつまで与党か不安。
 ねじれ国会の現状を考えると、結局、
 「どういう税金の使い方をしたら、普遍的な制度の趣旨を市町村まで浸透させることができるか!」
 「どういう税金の使い方が公平公正か!」
 「現場は何を困っているかを大臣に認識させられるか!」
 ・・・・と思う。
 したがって、日ごろお習いしている倫理観をいかに発揮できるかだと思う。

 7時半、国会に入る。
 週末のニュースチェック。
 極秘会談がじわじわと政局になってきた。
 小沢一郎さんは露骨に不愉快そうだし、自民党の解散待ち遠しい若手も不愉快そうだ。
 いずれも、野田総理と谷垣総裁に面白くない感情を持っているグループ。
 ジェラシーなのか、消費税増税反対なのか、人事に不満派なのか?
 どっちでもいいが、話し合い解散の流れは、極秘会談発覚で出来上がってきた。
 小沢包囲網もできあがりつつあり、造反も世論の理解を得られないとなると、民主党内政局も収束の方向へ。
 谷垣後継は石原と茂木と林がリード。
 石破さんは、世論調査トップだが、党内基盤は無所属議員が軸。
 これでは党内を掌握しきれないのでは。
 ン?
 安部元総理も町村会長も出番をうかがっているが、さて?
 そういう団子状態を尻目に、だめだだめだと言われながら、谷垣さんは微妙な世代間バランスに乗っかっている。
 バランス名人は大島副総裁。
 そんな永田町大喜利状態を眺めている橋下大阪市長と大多数の国民無党派層。
 いろいろ考えるに、やっぱり、
 「物事を決められる、都道府県大選挙区制の一院制」しかない。
 そのためにも、憲法改正。
 その一里塚が、中選挙区制。
 そのためにも、政治家改革。

 9時、第1分科会。
 30分。
 川端沖縄担当大臣に質問。
 テーマは、「沖縄子ども・若者総合5か年計画」
 沖縄振興特別措置法、沖縄一括交付金の制度概要を伺いながら、全国でも最低レベルの児童養護サービスの向上策を進言する。
 「沖縄を日本一の子育て先進県にすべき。」と。
 もちろん、一括交付金も、沖縄県が自主的に決められるので、国会議員が口をはさむことではない。
 だが、その一括交付金も、現地沖縄では、ダメ出しが相次いでいる。
 「沖縄の特殊性、既存補助金では対象外の事業、現金給付はだめ、地方交付税措置されている費目には使えない!」との理由。
 そこで、川端大臣に、劣悪な子育てや児童福祉の環境を理解していただきながら、国としてのバックアップをお願いする。
 もちろん、沖縄県議会や、地元の市町村議会での提言こそ最重要であり、
 「沖縄の子育て支援問題を解決するためには、現場〜市町村〜県〜国の間に壁を作らないこと!」と、こうして国会のほうから応援する次第。
 「沖縄県の若年失業率13.4%。 離婚率2.58。 少年非行事件数など全国ダントツ一位!」には、川端大臣も面喰っていた。
 そういう児童・青少年支援の現場の声を、一括交付金に活かさなければならない。

 10時、第4分科会。
 2時間。
 平野文部科学大臣に質問。
 テーマは、
 @ 古九谷産地論争(加賀か、有田か?)
 A 35人学級論争(どうして中3までの定数改善計画を作り、義務標準法改正をしないのか?)
 B 国立大学法人の運営費交付金(人件費)マイナス7.8%問題
 C 文部科学省が所管する「動物実験」の飼養管理について。指針の徹底を指摘する。
 D 「昨年の3.15SPEEDI情報公表せず」の新聞記事の真意。
 など。
 準備していた質問の半分もできなかった。
 せっかく2時間いただいたのに。

 終了後、平野大臣から、
 「はせさんの質問が多いから、夜中の3時まで質問レクかかりましたで!」と、泣きが入ったので、
 「ごめんなさい!こんどはもっと頑張ります!」と、切り返すのであった。

 3時半、第3分科会。
 小川法相に質問。
 30分。
 テーマは、「直接強制」だ。
 10年前は、ほとんどなかった。
 しかし、2010年は120件。
 直接強制とは、離婚夫婦が、子どもを取り合い、裁判所の審判にしたがって、執行される「直接強制」のこと。
 つまり、今住んでいる親元から、子どもを強制的に、直接連れ去ること。
 ちなみに、2010年は、直接強制により、実際に連れ去ることができたのは58件。
 できなかったのは、62件。
 この数字を見ただけで、いかに直接執行される現場で、修羅場が演じられているか想像に難くない。
 子どもを動産扱いする家裁、そして、子どもを奪い合う醜い離婚夫婦。
 昨年の民法改正で、
 「子どもの最善の利益のためにも、離婚後も別居親との面会交流が行われることが必要」と、明文化された。
 しかし、現場の実態は、子どもの監護権・親権の醜い奪い合い。
 「だから、アメリカや韓国のように、離婚する前に、親教育プログラムを受講させ、ことによっては養育費支払いや面会交流を約束しないと離婚の条件にすべきだ!」と、主張。
 しかし、これでは逆に、
 「条件をクリアするまで離婚できない」と、いう逆効果にもなってしまう。
 「そこを勘案しながら、やはり親支援も必要!」と、小川大臣に申し上げる。

 4時終了、計3時間。
 ふぅ。
 準備していた質問の半分も消化できなかったので、消化不良気味。
 しかし、一日3時間も質問したのは、国会議員になって初めて。
 やり遂げた感は、少しあるかも。
 来年は、「分科会4時間」にチャレンジしてみたい。
 意外とできるかも!

 5時、第6回オウム真理教対策新法勉強会。
 オウム対策新法について、
 「都道府県の公安委員会に行政処分をさせる案」を検証する第2回目。
 足立区の危機管理課長、熊田代議士、山尾代議士からそれぞれ提言をいただき、検証。
 公安調査庁、警察庁、それぞれのご意見も、うかがう。
 次回は、法制局と警察庁ですり合わせた案を検証することに。
 団体規制法は、「再発防止が目的」。
 オウム対策新法は、「周辺住民の不安除去と、平穏な市民生活を守ることが目的」。
 この目的の違いから、新法を横出しした次第。
 教祖の死刑が確定し、平田容疑者が自首したりの不安要素が拡大する中、入谷の東京拘置所周辺に集結する信者の動向に不安が増大する足立区住民協議会。
 オウム問題は、風化されてはならない。
 現在進行形の国政課題であることを、肝に銘じるべきだ。
 これは、新興宗教対策でもあり、マインドコントロール対策であり、テロリスト対策でもある。
 成熟社会のひとつの負の側面でもある。

 6時過ぎ、健康センター。
 ジョギング50分。
 赤坂東宮御所周辺を走る。

 8時帰宅。
 晩御飯は、柔らか豚カツ定食とごま油サラダと、キムチだった。
 妻の得意料理。
 おりんさんは、パパの食事を横目に、明日の国語のテストのお勉強。
 しかし、テレビを見ながらだらだらやっていたので、ママに叱られてやんの。 


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