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はせ 日記
平成24年
2月29日(水)

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■2月29日(水)

 4時21分起床。
 寒い。
 なんだ?
 雪だ!
 すごい。
 一句。
 「うるう年 29日に 雪が降る」
 しんしんと、東京に降る雪。
 なぜか、うれしい気分。
 スリップしないようにゆっくりと車を運転し、7時半過ぎには、国会到着、国対に入る。

 午前8時、党本部へ。文部科学部会。
 高校無償化政策検証チームの状況と、自民党対案を議論。
 ・ 所得制限  ・ 朝鮮高校適用せず  ・ 給付型奨学金  ・ 私学事務負担軽減  ・ 海外日本人支援
 この5本柱。
 同時に、高校教育の在り方論を論議し、社会に開かれた高校教育を目指すべき、と。

 午前8時半、予算野党理事懇談会。
 なかなか日程調整が進まない。
 民主党がごねているから。
 そんなにあわてず、3月8日出口を約束すれば、合意していた日程を消化し、波静かに参議院に予算を送ることができるのに。
 波静かじゃないと、予算関連法案は通らない。
 そのことがわかっているのか?

 午前9時、予算委員会一般質疑。
 自民党の山本幸三さんが、年金交付国債について安住財務相を追及。
 筋が悪い、赤字国債で計上したらどうか、と。
 消費税法案がどうなるかわからないこの段階で、財源確保の見通しのつかない交付国債を出すこと自体が謙虚ではない。
 ここが落としどころなんだけどなぁ。
 昨日、越権発言をした中川防災・少子化担当大臣は殊勝にしていたが、自民党席や公明党席からは、
 「中川正春さんが言ってることは正しいんだよ。とらぬ狸の皮算用の交付国債なんて、筋が悪い。借金の先送り付け替えじゃないか!昨日の発言を撤回するな!」と。
 苦笑いしている中川大臣。
 しかし、
 「予算を成立させようと安住さんが頑張ってるのに、閣内から足を引っ張るな!」とも野次られて、安住さんは、「そうそうそう!」とうなずいているのであった。
 そしたら、中井予算委員長から、
 「閣僚が何をにやにやしてるんだ!不謹慎だ!いちいち野次に答えなくていいんだよ!」と、叱られてやがんの。
 まったくもう、学級崩壊状態だね、民主党も閣僚も。

 お昼12時、文部科学委員会理事懇談会。
 金曜日に、委員会開催を内定。
 「予算委員会を開いてるから、波静かならね!」と、くぎを刺す。
 波静かとは、予算委員会の日程協議が円満に進んでいるということ。
 そのことを確認する。
 また、松野理事より、
 「昨年の臨時国会では、一度も一般質疑を開催しなかった。民主党は責任与党として誠意がない!高校無償化政策も、私学災害かさ上げ法案についても、真摯に協議に応じるべきだった。それがないから、今、予算委員会で取り上げられてしまうんだ!」と、きびしく指摘。
 また、私からは、
 「政府提出予定の著作権法改正案では、自民党と公明党は、修正案を検討しているので、法案が提出された場合には、理事会協議をお願いしたい!」と指摘。
 違法ダウンロード問題のこと。
 違法は違法。

 午後1時、予算委員会再開。
 その間、断続的に、予算委員会の筆頭理事間協議開催。
 ほぼ、まとまる。
 明日は、政策効果検証の集中審議が決定。
 あさっては、中央公聴会。
 3月5日は分科会。
 3月6日と7日は、集中審議(税と社会保障&エネルギー復興)。
 8日に締めくくり総括&討論採決→本会議採決。
 だいたいこんな感じ。

 午後3時、クエスチョンタイム。
 正直に判定して、「谷垣さんの抱きつかれ負け」って感じ。
 ・ 谷垣さん、復旧応援は与野党処理すべきと提言。
 @ 国が主導のがれき処理、広域処理。都道府県引き受け対策つくり。
 A 復興予算早期執行。

 ・ 谷垣さん、衆議院区割り審答申処理も与野党協力すべきと提言。
 @ 最高裁違憲状態指摘に優先順位つけて解決すべき。

 ・ 谷垣さん、社会保障と税の一体改革不備指摘。
 @ 財政再建2015年達成無理・・・中身の具体策不備、と。
 A 消費税増税をなんのために使うのか?使い道をしっかりと具体的に!
 B 新年金? 被用者年金一元化? 厚生年金適用拡大? 後期高齢者医療制度? 中身はいつ出すの?
 ・・・短期、中期、長期で対応すべきもの、と野田総理あいまい答弁。

 ・ 谷垣さん、後期高齢者医療制度見直しについて質問。
 @ 法案を出せるんですね?
 ・・・出します、と、野田総理答弁。

 ・ 谷垣さん、年金制度は自助の制度だと主張。
 @ 自民党は、現行案修正。マクロスライド継続、国庫負担増やす、→民主党の最低保障年金制度7万円、できるのか?財源は?
 A 新年金制度は棚上げか、撤回か?
 ・・・野田総理答弁は、最低保障年金と所得比例年金制度は、40年後の話。それをゴールにしながら検討する。

 ・ 新年金制度は、中間所得層は負担増になるんだよ、と谷垣さん。
 @ その法案を、来年出すんですね? 今般の5%のほかに、別途消費税増税法案出すんですね?
 ・・・まずは一里塚の合意を得たい、その次に中長期的な消費税の判断は来る。一緒に議論したい、と野田総理答弁のうえ、逆質問。→交付国債が民主党案。自民党も、将来の年金償還財源は消費税だと明確にしてほしい、と。
 ・・・「その通り」(谷垣さん答弁)。
 ・・・すると、わが意を得たりと「いっしょに消費税を通すために協力しようじゃないか!」と、野田総理抱きつき逆提案。
 ・ 谷垣さんは切り返す、「野田総理が本当にやれるのか、足元(小沢さんは強硬に閣議決定反対、倒閣を明言)どうする、民主党の中の問題、国民新党も反対。説得できるのか?手順を踏むべきだ!」と。
 ・・・熟議を重ね、拍手と握手で、手順を踏んでやってきている、と野田総理答弁。党議決定している。51−49でも、党内で決めたら、しっかりとやる、とも強調。
 ・・・自民党の2010年参議院選挙公約を指摘。自民党でも決めている。一緒にやろう、と畳み掛ける野田総理。

 ・ 谷垣さんは、ならばと、「政治がなかなか課題を解決できない」という世論に訴える。
 @ マニフェスト違反をどう考えるか?
 A できもしないことが大綱に書いてある。党内がまとまっていない、方向性がわからない。
 ・・・マニフェストの中で実施しないことは6%(実施または着手)と野田総理答弁。→でもこれは数字のトリック。着手だけで数字にカウントしているというのはおかしい。

 ・ 党内をしっかりとまとめよ。国民との信頼関係を結びなおせ、解散せよ、と、谷垣さん訴える。
 ここで終了。
 谷垣さん、解散総選挙と訴えるだけでは芸がない。
 せっかく議論がかみ合っていたのだから、ここは、自民党の姿勢を正論として訴えてほしかった。
 民主党のダメダメぶりはもう、わかりきっているので、弱い者いじめにしか映らない。
 「自民党だったら消費税増税とデフレ対策はセット論だ。経済成長なくして増税はあり得ない!」と、訴えてほしかった。
 谷垣さんの抱きつかれ負け。 

 午後3時40分、警視庁生活安全局レク。
 不正アクセス防止法。

 午後4時、第2回学童保育の拡充を目指す議連(衆1・第2会議室)
 決議をまとめる。
 「児童福祉法改正で、施設や職員や開催日時や運営の基準を設定すべき!」と。

 午後5時、第9回高校無償化政策効果検証チーム。
 昨日までの論点整理。
 明日の集中審議を踏まえ、金曜日にまとめることに。

 午後6時半、町村信孝会長、そして北村茂男代議士と勉強会。
 政局を占う。
 やはり、自民党は王道を進むべきだ、と主張。
 消費税法案も、被災地支援も、円高デフレ対策も、年金改革案も、自民党が主導権を握る場面はいっぱいある。
 国民生活のためにも、ねじれ国会を利用して、頼りない民主党政権に自民党案を丸呑みさせるべき。
 その積み重ねは必ず、国民が見ている。

 午後8時半、おりんさんを迎えに行って、帰宅。
 晩御飯は、チゲ鍋丼。
 意外とおりんさんに好評。 


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