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はせ 日記
平成24年
2月13日(月)

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■2月13日(月)

 午前4時21分起床、ニュースチェック。

 午前6時半、おりんさんと先を争うようにして、シャワー。
 「パパ、いっつも長いんだもん!」
 と、ブツブツ怒るので、
 「すみません、10分で上がります!」
 と、ひげもそらずに、10分でシャワー。

 午前7時すぎには、自宅出発。
 まっすぐ国会へ。

 午前7時半には、 国対入り。
 執務。

 午前8時半、予算委員会 野党理事懇談会。
 自民党は、石破、小池。 公明党は、高木。 共産党は、笠井。 みんなの党は、山内。 社民党は、阿部。
 いつものメンバーで、予算委員会の日程協議。

 午前8時50分、国対正副会議。

 午前9時、予算委員会 基本的質疑。
 民主党の自画自賛質問に、いやぁな空気。
 「ばら撒いて 政権交代 自画自賛」と、一句思い浮かぶ。
 だって、ばら撒きをすれば、国民は喜ぶけど、財政再建はどこへ行く?

 午後、予算委員会が審議ストップ。
 停めたのは下村博文代議士の午前中の質問。
 昨年8月9日の3党合意確認書に従って、高校無償化の政策検証がなされていないことが、午前中の予算委員会で明らかになったのだ。
 自民党の下村博文代議士から、
 「ここに、昨年8月9日に自公民の3党幹事長が署名した確認書がある。
 ・・・高校無償化及び農業戸別所得補償の平成24年度以降の制度のあり方については、政策効果の検証をもとに、必要な見直しを検討する。なお、これらを含めた歳出の見直しについて、平成23年度における歳出の削減を前提に、平成23年度第3次補正予算ならびに平成24年度予算の編成プロセスなどにあたり、誠実に対処することを確認する、とあります。岡田克也現副総理は、当時の民主党幹事長として署名しています。この確認書を誠実に履行していますか?」
 これにこたえて岡田副総理。
 「その確認書に署名をしたのは確かに私ですが、その後どうなったかは知りません!わかりません!」
 ええええええええええええ?
 おいおい、言い切っちゃったよ、この人。
 こういうのを、バカ正直というんじゃないのか?
 3党合意で確認書をしたためておきながら、誠実に履行していないことを、いけしゃあしゃあと認めて答弁する副総理だなんて、前代未聞。

 下村さんが言っているのは3点。
 @ 政策効果の検証を3党でしたのか?
 A 検証に従って、見直しをしたのか?するのか?
 B 平成24年度予算編成プロセスに反映したのか? だ。
 @の検証すらしていない。
 だから、Aの見直しも、Bのプロセス反映も、していない。
 これは民主党の大チョンボ。
 だったらなにかい?
 その確認書に署名したのは、当時の菅総理をやめさせるため&公債特例法案を成立させるための、ウソも方便だったとでもいうのかい!
 「ふざけるな!」
 そしたら、民主党の理事席から、
 「いったいいつ、野党は政策効果の検証の申し入れをしたんだ!」と、ケチがつく。
 そういわれて、文部科学委員会の理事(実務担当者)のはせ浩に、
 「何月何日申し入れしたんだ、と言ってるよ!」と、小池百合子理事が私のもとにやってくる。
 さすがの私もブチ切れた。
 「ふざけるな!」
 そしたら中井ひろし委員長に、
 「不穏当な不規則発言は慎むように!」と、注意されちゃったよ。
 ごめんなさい。
 でも、これは許せない指摘。
 本来ならば、3党合意の確認書まで交わした与党民主党のほうから、政策検証の申し入れをする話。
 それを、全く対応していなかった責任は、岡田克也前幹事長にある。
 その岡田さんが、
 「署名をしたけれど、どうなったかは知らない。実務者協議はわからない!」と、答弁されたら、一体我々野党はだれを信じて協議したらいいんだい?
 こんな政党じゃ、信用できない。
 これでよくも、税と社会保障の一体改革の事前協議を申し入れてくるもんだ!
 怒り心頭。

 まぁ、怒ってばかりいてもしゃあない。
 心を鎮めるために、とりあえず、国会対策委員会に戻って、馳浩が申し入れをした事実を確認。
 1、 昨年10月20日の文部科学委員会 理事懇談会
 2、 10月21日の文部科学委員会の理事会
 3、 そして10月26日の文部科学委員会理事会
 この3回の正式会合で、筆頭理事の馳浩より、
 「高校無償化の政策効果検証のスケジュールを示してほしい!」と、申し入れていることが明らかになった。
 当時、それに対する民主党の田島イッセイ筆頭理事の返答は、
 「3党合意は幹事長がサインしているから、幹事長レベルで対応したい!」だった。
 それ以来、なしのつぶてなのだ。
 高校無償化は、3党での政策効果の検証もしないうちに、見直しもしないうちに、そして平成24年度予算編成プロセスに反映しないうちに予算化しちゃったのが、無責任民主党政権なのである。
 ちなみに、農家戸別所得補償についても、昨年12月初旬に、簡単な数字だけ持ってきて、
 「予算編成には間に合わないので、これで勘弁してくれ!」と、一方的に協議を打ち切ったようだ。
 それが、担当者の自民党の赤澤代議士の証言で明らかになった。
 ・・・・・
 さて、どうする、民主党!

 自民党の石原幹事長より、
 「とんでもない話です。」と、お昼に申し入れしたら、民主党の輿石幹事長は、あっさりと事実を認め、
 「その通りです。申し訳ない。どうしましょうか?」と、とぼけた返事。
 「どうしましょうか?」と、城島光力国対委員長も、午後1時25分、お詫びに自民党の岸田国対委員長のところにやってきた。
 「自民党の指摘は事実です。申し訳ありません。謝罪します!」と、あっさりと謝罪。
 「政党間協議を始めるとしても、どのレベルでどうやって始めるか、現場と相談します。理屈としては、組み替えはありうる。」と、おいおい、そんな組み換えまで言及していいのかい?という無責任体質民主党幹部。
 「大変丁寧さを欠く対応であり、ごめんなさい。新たな政党間協議を始めたい!」と、平身低頭の城島国対委員長。
 ・・・・・・
 本当に、前代未聞。
 怒りを通り越して、あきれてものが言えない。
 でも、予算委員会を動かすことを考えれば、
 「どうしましょうか?」と、ポチのようにうなだれている民主党に、解決策を示してあげなきゃならん(こんなやさしい野党でいいのか?)

 以下、自民党から助け舟を出した。
 @ 誠実な対応ではなかった、との謝罪文提出。
 A 政策効果の検証を、どのレベルでどうやってやるのかの提示。
 B 平成24年度予算の編成プロセスへの反映手法やいかに、文書で提示せよ。
 この3点を解決策として示し、3党で確認文書をつくり直し、民主党の誠実な対応を求めることとする。
 その解決案を自民党から示し、民主党の返事を待つことになる。
 したがって、午後に予定されていた予算委員会は、すっ飛んじゃった。
 ・・・・

 午後4時10分から予算委員会 理事会再開。
 出てきた答えは、本日は、流会。
 だいじょうぶか、民主党?
 収集つかなくなってるんじゃないのか?
 あり得ない話じゃないか?
 3党合意文書をなんだと思ってるんだ?
 今更ながら、岡田副総理の答弁が白々しい。
 「サインはしましたけど、あとは知りません。現場の実務者協議がどうなったかは、わかりません!」って、本当にそう言い切ったもんなぁ。
 民主党って、そういう政党?
 国会は政党政治。
 公党間の信頼をなんと心得るのか?
 これじゃ、怖くって、事前協議はできない。
 税と社会保障一体改革の事前協議も、裏でちょこちょこやるのは受けられない。
 予算委員会の集中審議で、テレビ入りのところでやればいいんじゃないか?
 そういわざるを得ない。
 結局、明日の朝までに、自民党からの宿題にどういう文書で回答するか、ということで今日の騒動は明日に続いた。

 午後5時15分、第5回オウム真理教対策勉強会。
 「住民の不安解消、脅威除去」新法を議員立法で検討しており、3案検証。
 市町村案、都道府県案、公安委員会(警察)案。
 それぞれに、報告義務や、協議あっせんや、勧告や、改善命令や、違反時の罰則を付与する案。
 帯に短したすきに長し?
 俺は、公安委員会(警察)案が、妥当だとは思うのだが。
 参加した議員も、市区町村代表者も、総務省も、住民代表も、
 「公安委員会案を軸に、オウム対策新法はできないか?」とのご意見。
 しかし、警察側とすれば、
 「市町村との連携協議だなんて、今までやったことない。それに、団体規制法の横出し法案の新たな任務を行うにふさわしいかどうか、行政処分の権限もどうか、情報の共有もできるかどうか・・・・・」と、こころもとない。
 「今日は議論だけです。来月また、今回の3案を軸に検討しましょう!」と、最後は引き取る。

 夜、岡田直樹参議院議員、西村やすとし代議士、そして経済人2名と勉強会。

 午後8時半、おりんさんを迎えに行って、自宅に戻る。
 心を込めて作ったミニチョコ2個を、おりんさんにいただく。
 感謝。 


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