4時12分起床、ニュースチェック。
午前7時半、国対に入り、執務。
午前8時半、野党理事懇談会。
午前8時45分、国対正副会議。
午前9時、予算委員会基本的質疑。
いよいよ。
平成24年度予算審議。
マニフェストの「八ッ場ダム事業停止」について、前田国交大臣が、「マニフェストはなるべく守るものでして・・・・」と答弁し、委員会室に失笑が漏れる。
「コンクリートから人へ」と、大上段にぶった切りにした公共事業。
その中でも、「マニフェストに書いたんだから、とにかく八ッ場ダムは無駄の象徴!」として事業停止を主張していた前原国交大臣(当時)。
あの鼻息の荒さはどこへやら。
民主党席は、静まり返り、「そんなこともあったっけ?」てな表情。
こういうのを、鉄面皮っていうんじゃなかったっけ?
ついたあだ名が、「なるべくマニフェスト」
野田総理のユーチューブの映像がむなしく響く。
「マニフェストは国民との契約なのです。約束したことは全力でやるのです。書いてないことはやらないのです。それがマニフェストです!」
しかし、今日も野田総理は答弁で、そのことにはさらりと、
「言い過ぎたことは反省しています!」と触れるのみ。
そして、「少子高齢化」 「東日本大震災」 「長引く円高デフレ」などと、マニフェストを守れなかった言い訳に使った。
違うんじゃない?
「204兆円の総予算を組み替え、無駄排除で、16.8兆円の財源を生み出し、マニフェストをやる!」と、主張していたのだから。
無駄排除で財源は出てきたのか?
出てきてはいない。
それどころか、総予算は228兆円に膨らんでいる。
そこなのだよ、総理。
「マニフェストは実行している項目もある!」といって、高校無償化や三五人学級実現を、ここぞとばかり自慢していたが、それは、与党となって財源を無視してつけた予算じゃないか。
高校教育をどうするか、という教育目標や理念は語られていない。
三五人学級=少人数学級は、修正の上に全会一致で成立した。
これとて、中学三年生までの定数改善計画はなく、昨年は、シーリングを逃れる隠れ蓑に使われたことをわれわれは忘れてはいない。
真摯な反省あってこそ、前向きな消費税論議ができるのではないか、野田さん。
いつまでも、「マニフェストは四年間で実現するのです!」と、到底出来そうもない「子ども手当26000円」 「最低保障年金7万円」 「高速道路無料化」に拘泥すべきではない。
「マニフェストを作成した時は野党経験しかなく、情報も少なく、財源の見通しが甘く、できませんでした。」と、謝罪して撤回すればいいじゃないか。
その潔さがないから、いつまでたっても税と社会保障の一体改革の与野党協議が始まらない。
政府案とやらを、法案として閣議決定して、そして国会に出していただいて、特別委員会で集中審議すればいいだけの話。
事前協議は、密室協議になる。
今日のように、テレビ入りの審議で詰めるべきを、詰めていけばいいではないか。
午後5時終了後、第5回、ハーグ条約に関する国内法整備勉強会。
公明党の松あきらさん、大口善徳さん、共産党の井上哲士さんが出席してくださる。
いよいよ国内法の骨子案ができてきたので、吟味。
中央官庁は、外務省に決定。
そして、実務官庁は、法務省。
援助するのが、警察庁や厚生労働省や、文部科学省。
・ 返還拒否事由を明文化すべきだね!
・ 間接代理執行というのは穏健な表現だけど、つまるところ、強制執行=引きはがしじゃないの?
・ 与野党の、想定される反対論をどう説得するかですね!
など、雑談を交えながら、あらゆる事態を想定。
勉強会としては、
「国際離婚と、親権確定については、国際ルールに入るべし!」という方向性。
同時に、無断で親子断絶させるやり方は、国際結婚でも国内結婚でもよろしくないという立場。
さらに言えば、民法改正で、共同親権を持たせること。
そのためにも、離婚時の「養育費支払い」 「離婚後の面会交流」の取り決めを法制化すべきではないかとの立場。
異論もある。
しかし、家族法制は、不断の見直しが必要と考える。
小池百合子さんから、
「はせさん、予算委員会の質問はどんなテーマがいいかしら?」と、問われるので、
「ハーグ条約とか、家族法でやらせてください!」と、申し入れをする。
質問シートを提出しておかねば!
午後6時半、出張してきた中学時代の同級生と、麻布十番で焼き鳥!
懐かしい話題で盛り上がる。
盛り上がった勢いで、散会後は、自宅まで歩いて帰る。
1時間40分。
気分爽快。
今度から、飲んだら歩いて帰ろう!
歩道を歩いていると、いろんな発見もあるし、健康にもいい!