3時46分起床、ニュースチェック。
本日の自民党大会の前の日に、全国幹事長会議が開催される。
その場で、地方の幹事長より、
「解散解散といっている場合じゃない!」
「自民党は、何でも反対野党になり下がってはいけない!」
「谷垣総裁の発信力が薄い!」
などなどの、地方のまっとうなる意見が開陳され、党幹部への猛省を促した、とのこと。
同感。
不平不満のかたまりみたいな政党になり下がっては、責任政党自民党の名折れ。
提案と協議と調整と決断と実行の自由民主党にすべき。
そのために、野党転落後、ふるさと対話「なまごえ集会」を積み重ねてきたはず。
民主党が未熟だからといって、手を叩いて喜んでいる場合ではない。
政治の筋道、財政再建の本道、国会運営のカレンダーなど、教えてやればよい。
その上で、マニフェスト政治を糺していけばいいし、撤回・謝罪・反省させればいい。
今、最優先は、被災地復興支援。
そして、エネルギー計画見直し。
原発廃炉法案と、再生可能エネルギー普及政策。
さらに、税と社会保障の一体改革。
TPP交渉参加協議。
普天間基地移設。
やらなきゃいかん政策は目白押し。
ねじれ国会だからこそ、自民党が梃子になるべき。
そう思う。
朝起き会、城南支部へ。
喜多浩一市議も参加されている。
昨日の国政報告会参加への御礼を申し上げる。
演壇で、今週の一句。
1.16 不退転 どじょう総理の 消費税(民主党大会)
1.17 ハナミズキ 日米交流 3000本(高峰博士がポトマック河畔に桜贈呈して100周年)
1.18 静電気 企業訪問 バチバチと(いつもよりも凄い静電気)
日本は 炭素繊維で 蘇る(イノベーションこそ経済成長戦略)
1.19 過去最多 生活保護に メスを入れ(過去最多の受給者)
1.20 ダルビッシュ 47億 6年間(テキサスレンジャーズと契約成立)
1.21 初夢は 臥薪嘗胆 昇り龍(新春国政報告会)
1.22 城南の 支部に寄り添う モンブラン(故 加藤公一さんの好物は モンブランケーキ)
終了後、山下先生、喜多市議と情報交換会。
終了後、小松空港へ直行。
午前8時10分、ANA一番機で上京。
羽田空港より、自分で車を運転して、新高輪ホテルへ。
自民党大会 出席。
ここでも谷垣総裁は、「解散に追い込む」と力説。
ちょっと、世間の空気とは違う。
俺の感性とも違う。
そもそも、谷垣総裁のお人柄とも違う。
民主党に政権交代して以来、以下のようにがっかりすることばかり。
「無駄遣いを辞めて政治主導で税金の使い道を見直し、16.8兆円の財源を生み出してマニフェストを実行する、という約束を守れない!」
「TPPや
消費税増税など、マニフェストにはない政策をやろうとしている」
「最低でも県外といっていた、普天間基地移設もできない。沖縄県の信頼を失った!」
「政治主導といっていたのに、事務次官会議も復活して、今や財務省のいいなり!」
「菅総理は、東日本大震災のときに怒鳴り散らしてばかりで、適切な震災対応や原発事故対応を出来なかった!」
・・・・
あげれば枚挙にいとまがない。
そんなことは、国民先刻ご承知。
でも、今目の前にある課題は何なのか、に、自民党こそが非常ベルを鳴らすべきなのだ。
55年体制で、財政赤字を積み重ねた大部分の責任は自民党にあるのだから。
政権交代選挙に負けた責任は、自民党にあるのだから。
小泉構造改革の「小さな政府路線」をやり切れなかった責任は、自民党にあるのだから。
いまだ、参議院で、自公勢力は過半数を得ていないのだから。
ねじれ国会は、二院制のもとでは、しばらく続くのだから。
「勝って抱きつき、負けて足を引っ張る政治」は、国民の政治不信を増長させているのだから。
だから。
だから、自民党こそが、提案と協議と調整と決断と実行の政治を展開しなければならない。
痛切にそう思う。
民主党には経験則もなく、黒子もおらず、泥をかぶる人もいないから、無理だ。
マスコミもそれを知っててかばっている。
そんなときに、自民党が自分党になっていてはいけない。
お昼に、南相馬市の村田たかし副市長と、意見交換会。
放射能被災地の現状と課題を教えていただく。
昨年の四月末、総務省から出向の命を受けた副市長。
桜井市長を支えて、福島県やおとなりの相馬市や、もちろん、政府との橋渡し役を立派に成し遂げている。
37歳とまだ若い。
除染が進んでも放射能汚染の高い地域を中心に、25000人ほどは、故郷に戻れる目途が立っていないと。
もちろん、除染に必要な「仮置き場」「中間貯蔵施設」も、どこにするか、地域住民の理解は得られていない。
除染で、たまるばかりの低レベル放射能汚染土壌。
そういう矛盾をこそ、政府の責任で対処していただきたいと。
おっしゃる通り。
「放射能おそうじ・除染法案」を議員立法として成立させた責任者として、これから先の対処の仕方こそが重要。
法律を作り、除染予算をつけただけでは終わらない。
それほど、放射能汚染の不安と「健康被害」や「風評被害」は深刻なのだ。
「昨年、文部科学委員会で視察に来ていただいた大甕小学校は、新年を迎えて、ようやく通常学校活動に戻りました!」とも。
やっぱり、被災地のこういう事実をお伺いすると、国会の与野党の対立を煽ることはいけない。
でも、民主党政権が、国会対策で、バラマキマニフェストにこだわり、「聞く耳を持たない民主党」であるならば、許せない。
消費税問題で、「党内分裂する民主党」であるならば、そんな不毛な対立を見ていることは、国民が座して死を待つこと。
「国会議員定数削減も」「公務員給与削減も」「行政改革も」「公務員制度改革も」どれもこれも、できない民主党ならば、黙っていられない。
傍観者で、対岸の火事と、見ていられない。
待っていられない。
ダメダメ民主党ならば、それは、解散総選挙に追い込むことになるだけ。
(でも、そうならないように、大人になってほしいのだが。)
自民党大会でも、野党自民党の、みっともない一面があった。
経団連の会長が、「TPP参加促進」を発言した時、党内の反対派から、口汚い野次が飛んだことだ。
たとえ、自分とは違った意見でも、発言する邪魔をしてはいけない。
それが、来賓に対する礼儀というものではないか。
俺も現時点では「何が何だかTPP」には反対。
でも、野田総理が協議参加交渉という、国際社会に公約した決断をした以上は、「情報収集と、国益論争」を、正々堂々と国会で論戦するのが、責任政党のはず。
それを、意趣返しのように、経団連会長に野次を飛ばすことで溜飲を下げているようでは、田舎芝居そのもの。
みっともない。
夕方、おりんさんと二人で、近所を1時間も散歩。
「パパ、耳にピアスで穴をあける人は、金運が逃げていくんだよ!」とか、
「合唱団楽しいなぁ♪」とか、
「パパ、それって、愚痴?」とか、あれこれとお話がとまらないおりんさんなのであった。
帰りに、「FOODIS」という、韓てらのオーナーが始めたレストランで、軽く晩御飯。
ビールは、コロナ。