ん?
今朝も悪い予感がして目が覚めた。
時計を見たら、午前7時11分。
なんでや!
いつも早起きの俺がどうして、7時11分に目が覚めるんや!!
でも、ぐっすりと寝て、疲れがきれいさっぱり取れている。
やっぱり、「レオピンロイヤル」のおかげか?
早起きはできなかったけれど、こんだけ疲れが取れたら気持ちがいい。
次の日の朝、とくに早起きしなくてもいい時は、寝る前にレオピンロイヤルを2錠、飲んでみよう。
そういうわけで、すっきりさわやか。
午前9時前に議員会館に入り、執務。
10時半、環境省の白石総合環境政策局長がお見えになる。
環境省の目玉となる「原子力安全庁」の予算調整状況についてのレクをいただく。
感謝。
組織替えの予算であり、行革のおり、財務省の審査も厳しいだろう。
そこで、新しい原子力安全庁の考え方から整理しておいたほうがいいと思い、何点か指摘させていただく。
「原子力行政の規制部門を経済産業省から分離し、新たに環境省に移管する」という趣旨について。
推進と規制の両部門を分離するという考えには異論はない。
@ ただし、もっと独立性の高い組織にすべきであり、内閣の下におかなくてもいいのではないか、という意見があること。
A もうひとつは、環境法令からことごとく適用除外されている「放射性物質の環境への影響」について、根本的に法改正すべしという問題。
「放射性廃棄物処理・除染法」と議員理峰で成立させたときに、付則で、「抜本的な改正が必要」と指摘しておいた問題。
環境中にこれだけ大量の放射性物質が事故により漏出されたことは、想定外であったが、事実、そうなってしまった事態を受けて、法改正が必要。
まずは、「環境基本法」や「環境影響評価法(アセス法)」の改正が必要ではなかろうか!
この2点を指摘させていただく。
午前11時、実験動物の取り扱い規制を求める要望を受ける。
動物愛護法改正は議員立法で行う予定。
従って、各種団体より、提案がひっきりなし。
ありがたい。
「実験動物」の取り扱いは、「産業動物(興行や畜産など)」も含めて、非常に微妙な問題。
動物愛護法の範疇に入れるかどうかから議論しなければならない。
ただし、アメリカやイギリスやフランスなど、先進諸国では、「動物愛護」の観点から正式に規制している。
つまり、情報公開として、第3者の目が入るように、動物実験施設を登録制にするとか、行政監視制度とか一般市民の監視制度の導入。
さらに、代替措置や、出来る限り痛みや苦しみを与えない実験方法を執るとか、実験を減らすとか。
それらのルール化だ。
検討項目として取り上げることを約束する。
午後1時より、科学技術イノベーション特別委員会理事会。
福島第1原発事故の「シビアアクシデントマネジメントマニュアル」問題。
ようやく、要求していた資料が全部提出される。
8月から議論を初めて、5カ月かかった。
この間の原子力安全・保安院の努力を多としたいが、あまりにも東京電力の対応のずさんさを責めずにはいられない。
当初は黒塗りの資料を提出し、「核物質防護のために出せません!」「知的財産保護のために出せません!」とうそぶいていた。
原子力工学の専門家である、共産党の理事の吉井さんが、あきれて、
「保護すべき知的財産だったら、こんな事故を起こしていまへんで!」
「こんな事故を起こしておいて、何が核物質防護や!」
と、理事会で指摘したほど、この隠蔽体質が最後まで行政と政治との壁であった。
で、資料が全提出されてようやくわかったことは、
@ 「想定外のことが起こった(つまり、長時間の非常用電源停止事態は想定していなかった・・・のでマニュアルがなかった)」ということ。
A 「マニュアルを熟知理解している人がいなかったので、マニュアル通り操作していない可能性があった」ということ。
あっけないくらいの、アホな結論だ。
東京電力は、訴訟に備えるために、この資料提出を拒んだとしか思えないくらいの結論。
この間、国会に「事故調査委員会=塩崎恭久委員会」が設置されたので、このマニュアルの分析もされよう。
再発防止のためにも、国際社会への説明のためにも、分析と検証が必要。
午後3時。
内閣の情報分析分野の専門家と、北朝鮮情勢について意見交換。
素朴な質問をする。
「政府の情報収集分野て、情報共有してるのかね?警察庁、警視庁、内閣情報調査室、外務省、防衛省、公安調査庁。これに、各省の情報収集部門。どうも、俺から見ると、セクト主義としか思えないんだけど?」
「・・・・おっしゃる通りです!」
「自分たちで独自に集めた情報を分析してると思うけど、そもそも、その経費は税金やで!安全保障に係る情報は、内外情報ともに有機的に連携すべきちゃうんか!?」
「私もそう思います。海外のエージェントから見れば、日本の情報収集分析能力は赤ちゃんだから、怖くて情報を出せないし共有できない、と言われます!」
・・・・これも国益に直結する問題。
せめて、官邸に一元化されるようなシステムが必要ではないか。
安部政権で提案したNSC構想の実現は急務だと思う。
今回の金正日総書記死去への野田政権のお粗末な危機管理対応を見ていると、痛切にそう思う。
なんたって、山岡国家公安委員長が、安保会議に遅刻するくらいだから、何をかいわんや。
午後3時半、河野一郎NAASH理事長と、勉強会。
午後4時半から、皇居1周ジョギング。
大汗かく。
気持ちいい!
午後6時半より、清和会有志懇親会。
森先生のお誘い。
町村会長、細田事務総長、長勢、木村、高木、松野、馳。
来年の政局や、政策について、率直に意見交換させていただく。
「民主党政権が継続することの国民的不幸」と、「自民党政権が復活することの期待」とは、実は、現状においては一致していないことの分析は、みなの共通した意見。
では、どうすべきか、というところ。
ねじれ国会参議院対策もあり、また、橋下大阪市長共同戦線もあり、さらに、税と社会保障一体改革もある。
9月をはさむと、民主党の代表選と、自民党の総裁選もある。
4月には、小沢一郎さんの判決もある。
ここら辺りが連立方程式の係数となりそう。
午後8時半、合唱団の練習を終えたおりんさんを迎えに行ってから帰る。
「パパ、熱血男児(2PMのドキュメント番組)、今日が最後なんだよ!」
と、血相を変えて晩御飯を食べながら見ている。
そして、つぶやくのであった。
「パパ、気をつけてね。パパにとってとても重大な事故か、健康を壊すか、何かとても悪いことが起こる予感がするから!」
・・・なんだよ、脅かすなよ!
俺はいたって元気だぞ・・・尿酸値は高いけど・・・。