4時36分起床。
スケートの浅田真央さん、カナダから緊急帰国。
グランプリファイナルの活躍が期待されていたが、お母さんの病状悪化とか。
世界を股に掛ける選手であるだけに、お母さんの支えは大きかったはず。
胸が痛む。
午前8時、文部科学部会。
まずは、文部科学省と、民主党の国会運営に対する抗議決議文を決済。
・ 一般質疑を一度も行わなかった
・ 約束だった(3党国対委員長)、「私学災害かさ上げ法案」への回答なし
・ 朝鮮高校無償化の疑問指摘に応えず
・ 高校無償化政策見直し(3党幹事長合意)に対応せず
・ 八重山地区教科書採択違法状態へのリーダーシップ発揮せず
自民党からの追及に、音なしの構えだった民主党と、文部科学省。
これで、本当に、議論の府、国会の役割を果たしたと言えるのか?
怒りを禁じえない。
「こんな状況では、通常国会における、政府提出の法案審議には応じることができない!」
と、自民党の方針を確認。
「すくなくとも、私学かさ上げ法案への対応を決めなければ、政府提出法案の審議には応じられない。もちろん、所信質疑や一般質疑はジャンジャンやりますよ!」と。
終了後、特別支援教育PT。
前回に引き続き、文部科学省提出資料を拝見しながら、4分野についてのフリートーク。
「特別支援学級の教師は、専門免許取得率がわずか30%。しかし、特別支援学級の在籍児童生徒は、この10年で倍増の14万人。このギャップを埋める必要がありますね!」と指摘。
これは、教員養成段階で、かならず特別支援教育の単位を取らせるか、それとも、研修充実でやるか、認定講習を受けさせるかになろう。
いずれにせよ、文部科学省の本気度が求められる。
また、平成14年度以来、実態調査が行われていない問題を指摘。
「小坂憲次大臣のときに、障害児の分類もより詳細にしたはず。どうして、実態把握が置き去りになっているのか?」
との指摘には、
「新たなレッテル貼りにつながるという指摘や、現場教師の負担が増えるとか、どういう指標で実態調査するかの準備に時間がかかりまして・・・・」と、要領を得ない文部科学省のしどろもどろ答弁。
こういう抽象的な答弁をするときは、何かを隠している場合が多い。
「要は、組合の反対じゃないの?これだけインクルージョン教育や特別支援教育の拡充が叫ばれている中で、その施策の根拠となる実態調査が10年もなされていないのは怠慢ですよ!」
とねちねちと追及。
「検討検討と言ってますけど、役所の検討という言葉は何もしないという言葉ですからね。平成24年度には、出来ますね!」
と、指摘。
また、江渡代議士から、
「私は9つの保育園を経営しているが、最近職員から、ネグレクトが増えたという報告が多い。民主党政権で、子育ては社会の責任とか言っていることと関係性があるのではないか?」
と、どきりとする指摘。
発達障害児と、児童虐待と、子育てのあり方と、そもそも論としてその関連性を調査しなければならないだろう。
どうして、児童数が減っているのに、発達障害児は急増しているのか?
「知的障害、身体障害、精神障害のほかに、発達障害という分類が増えましたから!」
と、いう厚生労働省の回答。
なるほど。
だとすれば、発達障害への理解と対策こそ、重要視すべきなのではないか。
引き続き、@教師の資質向上 A教材・教授法開発 B不足教室解消 C就労支援の4本柱に取り組んで行きたい。
次回は、専門家のお話をうかがって、フリートークだな!
午前中は、会期末処理(閉会中審査確認や、請願処理など)の委員会出席。
そんな中で、外務委員会の異常さが、テレビ画面を通じて伝わってくる。
各委員会の様子は、衆議院院内テレビチャンネルでつぶさにチェックできるようになっている。
不機嫌そうな田中眞紀子委員長が、委員長席で手持無沙汰に座っていて、ときおり事務方に文句を言っている。
何事か?
聞けば、野党が国会不正常を指摘し、審議拒否を通告したのに、民主党の方針で、メキシコとペルーとのEPA協定を強行採決することになったんだとか。
野党が指摘した不正常な状況とは、
「4か国との原子力協定の採決で、党議拘束をかけているのに、民主党側から衆参で30名以上の造反者が出た。与党として前代未聞だ!」
と、いうこと。
造反者続出のけじめもつけず説明もないままに、会期末の最終日で強行採決することに、どういう意味があるのかとの指摘にも回答なし。
それなのに、外務委員会の民主党委員の出席が悪く、定足数を満たさないために、強行採決したくてもできないというお間抜けな状態がこれ。
そりゃ、自民党時代の国会運営の丁寧さをよくご存じの田中眞紀子委員長も、怒るわな。
画面からうかがえるその顔には、
「民主党は私に何をやらせたいのよ。説明も展望もなく強行採決しろだなんて、ふざけてるわよ!誰が司令塔なの?」
と、叫びたい気持ちがありありとうかがえる。
ふんとにもう、呆れてものも言えない。
開いた口がふさがらない。
午後の本会議。
そういうわけで、民主党が強行採決した外務委員会の本会議採決には、野党は抗議の上、出席せず。
で、本会議運営上、その間、本会議横の廊下で、野党議員は立ったまま、待ちぼうけ。
「なんかこれ、廊下で立たされ坊主みたいだな、小学生じゃあるまいし・・・・」
午後1時半、臨時国会 終了。
徒労感で一杯。
むなしい最終日だ。
ふつうの国会最終日なら、野党であっても、よく働いたとの充実感があるのに、今回はそれもない。
国会審議をさせてもらえないのだから、満足感なんて持ちようがない。
この行き当たりばったり政権は、政策実行という以前の問題をはらんでいる。
計画性がないのだ、国会運営の。
もっとはっきり言えば、国家を担うという気概も胆力も、団結心もない。
薄っぺらい批判政党の、野党時代のそのまま。
何か都合が悪くなると、悪びれずにかつての自民党批判を繰り返すばかりだし。
政権政党が、こうはなってはならないとの反面教師が今の民主党。
国対のロッカーを片づけながら、来年の通常国会に向けて、考える。
政権の不備を指摘する準備。
とともに、自民党政権に返り咲いた時のための政策と、国会運営準備をしておくべきと。
こういう腐った民主党の国会運営を象徴する出来事が、予算委員会でもあった。
「TPPと外交等」の集中審議をやることに与野党で合意していた。
たまたま野田総理の訪中がキャンセルとなったので、来週の12から14の間で日程調整していた。
自民党の質問者は、石破さんと菅原さんと、そこまで詰めてもいた。
野田総理が、TPP交渉参加のための事前協議入りを、表明してから初めての集中審議。
ところが、民主党の岡田克也筆頭理事が、またまた壊れたレコードのように、新たな条件を出してきた。
「問責を受けた一川大臣と山岡大臣を、民主党委員が答弁者として要求したら、認めますよね!」
と、いうくせ球。
「問責を受けたのは参議院。衆議院では、不信任もしてないんだから、予算委員会に読んで答弁させてもいいだろう!」
と、いう挑発的な傲岸不遜な態度。
つまり、参議院で問責を受けたとしても、衆議院で答弁すれば、それで免罪。
大臣答弁と言う実績・前例ができたんだから、問責大臣を続投させても構わない!
と、言いたいのだ、アンポンタンの民主党は。
あほちゃうか?
問責大臣は、「不適格。その任にあらず!」と、参議院=国民の代表がダメだしするのだから、衆議院においても「その任にあらず!」に変わりはない。
こすっからい前例作りを、天下の予算委員会を使って仕掛けようだなんて。
天下の岡田克也さん、そこまで姑息になったのかい?
政治の常道を汚さないほうがいい。
一川さんと山岡さんの(党内の)秩序と名誉と立場をおもんぱかるならば、せめて、年明けの「内閣改造」をすればいいじゃないの。
続投しても、一川さん、山岡さんが出席する本会議や委員会には、野党は誰も出ません=不正常。
そんなこともわからないのだろうか、野田総理や輿石幹事長は?
午後、あまりの徒労感に、自己嫌悪を感じながら、自宅に戻り、ジョギング。
こういうときは、汗を流してリセットするに限る。
そのうちおりんさんも学校から帰ってきたし。
KBS worldのドラマを観ながら、世間話したりする。
午後6時半、背広に着替え直して、夜の会合へ。
支度をしていると、妻が叫ぶ!
「ちょっと、はせピー、どこ行くのよ!」
「夜の懇親会です!」
「(おりんさん野誕生日の)11日には金沢のスケジュールがあって家にいないから、今夜はおりんさんの誕生日会で、一緒に家にいるって言ってたじゃないの!」
「ごめんなさい、急に懇親会が入ったのです!」
「誰とよ!」
「森先生です・・・・」
「それは・・・いいです、行ってらっしゃい!」
と、いうわけで、娘の誕生日会をキャンセルして、地下鉄銀座線に乗って、懇親会に向かうのであった。
おりんさんごめんなさい。
とかいいながら、結局懇親会でしこたま飲んで、さんざん酔っ払って、おまけに「SOMEDAY」歌っちゃって、アホなパパなのであった。
ご機嫌ちゃん気分で銀座線と小田急バスを乗り継いで家に帰ったら、午後11時半。
みんな怒って寝ちゃったかなぁ、と忍び足で玄関。
あれま、おりんさんたら、まだKBS world見てたよ。
パパは、酔っ払って、撃沈。