4時24分起床、ニュースチェック。
日米開戦70周年。
リメンバーパールハーバー。
今日が、国会会期を延長するかどうかの最終決定日。
判断が遅すぎる。
どうも、民主党は逃げ切るようだ。
何も決められず、ねじれ国会を理由に先送り。
物事が進まない言いわけを、野党にぶつける稚拙さ。
そもそも、与党責任とは、国会運営の全体像を描き、スケジュール観を持って法案処理すること。
そういう与党としての基本的な政治観がまったくない。
誰がコントローラーなのか?
今、日本国家は、船頭のない航海の真っ最中。
この政権、本当に、長続きさせてはならない。
しばし、頭を冷やすためにジョギングへ。
いつものコース。
「おはようございます!」と、声をかけてくださる近所のおばちゃんや、ラジオ体操のおじさんたち。
まだ薄暗いのに、街はもう動き始めている。
走りながら思い出す。
そういえば、昨日、おりんさんを迎えに行った帰り、いきなりこんな話を始めた。
「パパ、死んだら臓器あげる?」
「え? もしかして臓器移植カードのはなし?」
「そう。脳死したらどうする?」
「パパは、あげられるもの全てあげます! ママがカードにサインしてくれたらね。家族の同意がいるから! おりんはどうする?」
「あたしもあげる。だって、私が死んでも誰かが生きるんでしょ?」
「その通りです!」
「だって、あたしが死んで、もう一人の待っている人も死んだら二人死ぬじゃん。あたしの臓器あげたら、あたしもその人も生き返るじゃん!」
・・・なるほど、そういう捉え方もあるわけね。
一人死んでも二人生きられる、ね。
二人死ぬよりよっぽどいいと思う、中学2年生の感性。
勉強になりました。
俺ももう、50歳。
死ぬことを真剣に考える。
どういう死に方をするんだろう?
その前に?寿命で親が死ぬのかな?
親の終末期をどうやって支えてあげられるだろう?
自分の終末期はどうなるだろう?
生きていることを、一瞬でも長く、実感していたい、と、最近、とくにそう思う。
走っていると、いろんなことが次々と思い浮かぶ。
思索を巡らすにはジョギングに限る!
午前8時、党本部707号室。
文部科学部会、教師管理職の資質向上PT。
中教審の安彦(あびこ)忠彦教授よりお話をうかがったあと、意見交換。
「社会から尊敬される教師とは、どういう素養が必要ですか?」
「資質と能力がある。資質は持って生まれたもの。能力は努力して磨き上げるもの。資質としては、そりゃ、明朗さ、コミュニケーション能力。能力は、強化に関する知識、実践的な教授力!」
なるほどね。
さらに続けておっしゃる。
「他人を責任を持って指導できる人が、大人です。そういう信用を得ている人が、尊敬される教師でしょうね!」と。
納得。
また、
「免許出しすぎでは?」
との指摘には、その通りと納得いただく。
教員免許を出すにしても、その養成課程(専門性と実践性強化)も含めて、考慮すべき時期。
教師論で大いに共通認識をいただく。
午前9時10分、国対正副会議。
やっぱり、国会会期は延長されないとの民主党の方針。
労働者派遣事業法改正案も、せっかく自民党の田村のりひさ代議士が調整したにもかかわらず、成立しないことになる。
復興庁法案は、自民党修正案でぎりぎりまとまったが、それ以外、成果なし。
この臨時国会は、第3次補正、補正関連法案、復興関連法案以外、さしたる成果なし。
本当にひどい。
午前9時半、尊厳死法制化を考える会。
試案を関係者とともに検討。
「本人、家族、医師の3者において、終末期医療の継続をしない(中止)という明確な合意が必要!」
「医師の免責条項を明確に!」
「とりわけ、救急医療の現場において、延命措置の中止ガイドラインを、明確に規定してほしい。」
・・・終末期、延命措置、尊厳死、医療行為差し控え、医学的知見、生命倫理。
あいまいなこれらの用語について、司法判断にゆだねられたときに、医師の免責が判断されるかどうか。
それに尽きる。
長い長い議論だが、そろそろ、次の国会で、試案を国会提出にまで持って行きたい。
午前11時、NPO北海道宇宙科学技術創生センターの伊藤理事長他3名の学者さんが来訪。
これからの宇宙開発に向けて、
「ぜひ、北海道の大樹町の広大な土地を使ってほしい!」との遠大な構想。
河村建夫先生のご紹介。
宇宙基本法フォローアップチームの国会議員有志に説明に回っているとか。
確かに、種子島だけでは、ロケット打ち上げや宇宙観光の航空機を飛ばすには不十分。
壮大な構想。
お昼の12時、参議院の厚生労働委員会へ。
委員会審議(B型肝炎訴訟和解法案採決)直後でお疲れのところ、小宮山洋子大臣に申し入れ。
内容は、
「放射性物質(セシウム)で汚染された食品の全検査と公表を!」
そう、コメや、粉ミルクや、牛乳など、次々と、民間団体が検査した福島県関連の食品汚染が広まっている問題。
「国の責任で検査体制市日と、健康影響調査研究を!」と要望。
とりわけ、子どもや妊婦への影響が心配されている。
申し入れ後、記者会見。
「放射性物質の検出について、全品検査と食品表示を求める法案」(議員立法)について。
みんなの党川田龍平案、公明党加藤修一案、自民党森まさ子案。
この3法案について、国会に出して調整することが望ましいと、指摘。
午後2時、文部科学委員会理事会。
午後3時、「第4回 真の近現代史 懸賞論文表彰式」。