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はせ 日記
平成23年
12月 8日(木)

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■12月 8日(木)

 4時24分起床、ニュースチェック。
 日米開戦70周年。
 リメンバーパールハーバー。
 今日が、国会会期を延長するかどうかの最終決定日。
 判断が遅すぎる。
 どうも、民主党は逃げ切るようだ。
 何も決められず、ねじれ国会を理由に先送り。
 物事が進まない言いわけを、野党にぶつける稚拙さ。
 そもそも、与党責任とは、国会運営の全体像を描き、スケジュール観を持って法案処理すること。
 そういう与党としての基本的な政治観がまったくない。
 誰がコントローラーなのか?
 今、日本国家は、船頭のない航海の真っ最中。
 この政権、本当に、長続きさせてはならない。
 しばし、頭を冷やすためにジョギングへ。
 いつものコース。
 「おはようございます!」と、声をかけてくださる近所のおばちゃんや、ラジオ体操のおじさんたち。
 まだ薄暗いのに、街はもう動き始めている。

 走りながら思い出す。
 そういえば、昨日、おりんさんを迎えに行った帰り、いきなりこんな話を始めた。
 「パパ、死んだら臓器あげる?」
 「え? もしかして臓器移植カードのはなし?」
 「そう。脳死したらどうする?」
 「パパは、あげられるもの全てあげます! ママがカードにサインしてくれたらね。家族の同意がいるから! おりんはどうする?」
 「あたしもあげる。だって、私が死んでも誰かが生きるんでしょ?」
 「その通りです!」
 「だって、あたしが死んで、もう一人の待っている人も死んだら二人死ぬじゃん。あたしの臓器あげたら、あたしもその人も生き返るじゃん!」
 ・・・なるほど、そういう捉え方もあるわけね。
 一人死んでも二人生きられる、ね。
 二人死ぬよりよっぽどいいと思う、中学2年生の感性。
 勉強になりました。
 俺ももう、50歳。
 死ぬことを真剣に考える。
 どういう死に方をするんだろう?
 その前に?寿命で親が死ぬのかな?
 親の終末期をどうやって支えてあげられるだろう?
 自分の終末期はどうなるだろう?
 生きていることを、一瞬でも長く、実感していたい、と、最近、とくにそう思う。
 走っていると、いろんなことが次々と思い浮かぶ。
 思索を巡らすにはジョギングに限る! 

 午前8時、党本部707号室。
 文部科学部会、教師管理職の資質向上PT。
 中教審の安彦(あびこ)忠彦教授よりお話をうかがったあと、意見交換。
 「社会から尊敬される教師とは、どういう素養が必要ですか?」
 「資質と能力がある。資質は持って生まれたもの。能力は努力して磨き上げるもの。資質としては、そりゃ、明朗さ、コミュニケーション能力。能力は、強化に関する知識、実践的な教授力!」
 なるほどね。
 さらに続けておっしゃる。
 「他人を責任を持って指導できる人が、大人です。そういう信用を得ている人が、尊敬される教師でしょうね!」と。
 納得。
 また、
 「免許出しすぎでは?」
 との指摘には、その通りと納得いただく。
 教員免許を出すにしても、その養成課程(専門性と実践性強化)も含めて、考慮すべき時期。
 教師論で大いに共通認識をいただく。

 午前9時10分、国対正副会議。
 やっぱり、国会会期は延長されないとの民主党の方針。
 労働者派遣事業法改正案も、せっかく自民党の田村のりひさ代議士が調整したにもかかわらず、成立しないことになる。
 復興庁法案は、自民党修正案でぎりぎりまとまったが、それ以外、成果なし。
 この臨時国会は、第3次補正、補正関連法案、復興関連法案以外、さしたる成果なし。
 本当にひどい。

 午前9時半、尊厳死法制化を考える会。
 試案を関係者とともに検討。
 「本人、家族、医師の3者において、終末期医療の継続をしない(中止)という明確な合意が必要!」
 「医師の免責条項を明確に!」
 「とりわけ、救急医療の現場において、延命措置の中止ガイドラインを、明確に規定してほしい。」
 ・・・終末期、延命措置、尊厳死、医療行為差し控え、医学的知見、生命倫理。
 あいまいなこれらの用語について、司法判断にゆだねられたときに、医師の免責が判断されるかどうか。
 それに尽きる。
 長い長い議論だが、そろそろ、次の国会で、試案を国会提出にまで持って行きたい。

 午前11時、NPO北海道宇宙科学技術創生センターの伊藤理事長他3名の学者さんが来訪。
 これからの宇宙開発に向けて、
 「ぜひ、北海道の大樹町の広大な土地を使ってほしい!」との遠大な構想。
 河村建夫先生のご紹介。
 宇宙基本法フォローアップチームの国会議員有志に説明に回っているとか。
 確かに、種子島だけでは、ロケット打ち上げや宇宙観光の航空機を飛ばすには不十分。
 壮大な構想。

 お昼の12時、参議院の厚生労働委員会へ。
 委員会審議(B型肝炎訴訟和解法案採決)直後でお疲れのところ、小宮山洋子大臣に申し入れ。
 内容は、
 「放射性物質(セシウム)で汚染された食品の全検査と公表を!」
 そう、コメや、粉ミルクや、牛乳など、次々と、民間団体が検査した福島県関連の食品汚染が広まっている問題。
 「国の責任で検査体制市日と、健康影響調査研究を!」と要望。
 とりわけ、子どもや妊婦への影響が心配されている。
 申し入れ後、記者会見。
 「放射性物質の検出について、全品検査と食品表示を求める法案」(議員立法)について。
 みんなの党川田龍平案、公明党加藤修一案、自民党森まさ子案。
 この3法案について、国会に出して調整することが望ましいと、指摘。

 午後2時、文部科学委員会理事会。

 午後3時、「第4回 真の近現代史 懸賞論文表彰式」。 


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