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はせ 日記
平成23年
12月 5日(月)

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■12月 5日(月)

 ん?
 何か悪い予感がして、急に目が覚める。
 妻が隣で、横になってテレビを見ている。
 時計を見る。
 げ、7時31分じゃないか!
 「どうしてもっと早く起こしてくれないんだ!」
 と、妻に言いそうになって、
 (いかん、そんなこといったら、自分で起きないのが悪いんじゃないの!と、言い返されるに違いない)
 と、思い直して、黙って飛び起きる。
 歯を磨いて、シャワーを浴びて、タオルで拭いて、ドライヤーかけて、着替えて・・・・
 カバンを抱えて玄関を出たら、おおお、7時46分。
 やった、わずか15分で出発できた!
 (やればできるじゃないか、自分で自分をほめてあげたい)
 ・・・・って、そんなあほな独り言を言ってる場合じゃない。
 安全運転で、なんとか8時半前には国対に入る。
 間にあった。

 8時半から、予算委員会 野党理事懇談会。
 本日の日程確認と、TPPと外交等の集中審議日程要求を確認。
 中井委員長が言明したこの集中審議に、さて、民主党側は、具体的な日程提示でこたえられるか?

 午前9時より、予算委員会開会。
 政治とカネ問題の集中審議。
 NHKテレビ中継入り。
 一川防衛大臣と、山岡消費者担当大臣・国家公安委員長、集中砲火。
 自民党のバッターは、稲田朋美さんと河井克行さん。
 二人とも、2週間前から、党を挙げて質問内容を準備をしてきただけあって、わずか45分ずつの質問であったが、的確に突っ込みを入れる。
 一川さんは、防衛大臣となってはいけない素人が、大臣職に就いたことがそもそもの間違い。
 野田総理の任命責任は重大。
 「素人のシビリアンコントロール」
 「タンク落下事故謝罪より、民主党石川県連パーティー優先」
 「ブータン国王晩さん会より、、民主党政治資金パーティー優先」
 「沖縄で、米軍基地と自衛隊基地を混同発言」
 「自衛隊沖縄防衛局長犯す前に犯すと言いますか発言」
 「95年の沖縄米兵少女暴行事件知らなかった答弁」
 ・・・大臣就任以来、この4カ月で、次から次へと出てくる仰天発言。
 単純に「答弁がお粗末」というレベルを超越している。
 政治家としての倫理観が決定的に不足。
 この程度のレベルの国会議員に、国防を任せるわけにはいかない。
 山岡さんに至っては、マルチ商法を事務所ぐるみで営業していたことが判明しており、この人が「消費者行政担当大臣」を拝命したこと自体が笑えない悪夢。
 ましてや、自身の選挙違反事件(ボランティアにお金を渡していた)で刑事告発されており、そんな人が国家公安委員長。
 こんなことは、大臣就任前の身体検査で、内閣情報調査室から野田総理に絶対上がっていたはず。
 にもかかわらず任命したのは、やはり、野田総理の責任。
 今日から水曜日まで、三日連続でテレビ中継入りの質疑。
 ここで一川さんと山岡さんとに、とどめをさすことになりそう。

 お昼休みをはさんで、午後1時半まで予算委員会。

 執務後、午後3時半過ぎ、日本体育大学 深澤校舎へ。

 午後4時半から、「森喜朗先生、名誉博士号称号授与式典」開催。
 来賓として、奥村文部科学副大臣、塩谷立元文部科学大臣、鈴木寛前文部科学副大臣、北村茂男代議士、岡田直樹参議院議員、河野一郎NAASH理事長、岡崎助一日体協専務理事、布村スポーツ青少年局長、市原JOC専務理事など、そうそうたるメンバーが集結。
 名誉博士号授与理由は、枚挙にいとまがない。
 @ 日体協会長
 A ラグビー協会会長として2019ワールドカップ日本大会誘致
 B toto法成立
 C スポーツ基本法成立
 D 健康増進法成立
 などなど、わが国の健康増進やスポーツ振興に果たした功績に鑑みれば、まことにふさわしい名誉博士号。
 授与式後は、日体大の1年生や関係者500名を前にして、記念講演会。
 テーマは、「日本体育大学に期待すること」〜次代の日本スポーツ界を担う学生たちへ〜
 およそ90分の講演。
 「政治家は図ることが多いんですが、今日は計らずも、名誉博士号をいただきました!」
 「名誉博士号は、外交で京都外語大から受け取って以来2度目です!」
 「母校の早稲田大学からですら、もらっていないのに、日体大からいただけて光栄だ!」
 と、和やかな枕詞を入れながら、いきなり核心に入る。
 「今朝の新聞を読みましたか? 日体大OBの高校の先生が、3年ぶりに日本選手権で優勝しましたね!」
 と、日体大出身の教員が、いかに頑張って日本の学校現場を支えているかを、お話になる。
 聴講生は、体育教員を目指している学生諸君が多く、いかに体育やスポーツ指導者が、教育現場で重要な役割を果たしているかを講義される。
 「知徳体ではなく、体徳知だ!」と、持論を披露。
 また、ラグビーの故奥克彦さんのエピソードを披歴しながら、スポーツでの国際貢献・社会貢献の重要性をも指摘。
 楽しくもあり、学際的な、わかりやすく、モチベーションを高める様な講演内容。
 万雷の拍手を浴びて降壇後は、マスコミ各社の囲み取材。
 大汗をかいて、スポーツについて語る森先生は、永田町では見せないさわやかな笑顔だ。

 終了後、懇親会。
 その場の挨拶では、松浪健四郎理事長から、
 「私が国会で水をまいたのは、森総理の不信任決議案の反対討論の時だ!あのときは、森総理を守るために必死だった!」
 と、伝説のコップ水マキ事件の裏舞台を披歴し、
 「そうはいっても、あんな下品なことをして、母校日体大の名誉を傷つけたことをここにお詫びしたい!」
 と、スピーチしたもんだから、懇親会出席した学友は大笑い。
 とても和やかな懇親会。
 石川県からは、OGであり、水泳高飛び込みロス五輪代表の浅田雅子さん母子もお見えになり、記念撮影。
 ダンス部の三宅照子先生も、幼稚園児指導のご縁で、森先生とは古い知己。
 また、ロス五輪で俺と一緒だった具志堅先生も。
 本当に懐かしい懇親会となった。
 感謝。

 午後9時、自宅に戻り、ニュースチェック。
 公明党元幹事長、冬柴鉄三先生、急逝。
 え!
 絶句。
 自自公政権の立役者。
 次期総選挙では、異例の比例代表候補と決まったばかり。
 まさか。
 日本政治にとって、本当に大切な人を失った。
 悔しい。
 合掌。 


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