4時起床、ニュースチェック。
ん?
今朝は、新聞休刊日。
したがって、ネットニュースで情報収集。
野田総理のAPECでの記者会見。
「TPP交渉参加に向けての関係国協議に入る!」と、いうわかりずらい表現が、やっぱりやり玉にあがっている。
二枚舌批判をどうかわす。
総理がこういう表現ぶりでは、関係国に足元を見られるのは必定。
スタート時点から、もうつまずいている。
今週の衆参の国会審議では、「例外品目にどう一線を引くか!」 「アメリカは何を求めているのか?」と、いうテーマで切りこむことになろう。
午前8時過ぎ、国会へ。
あれ?
携帯電話を忘れてきた!
昨日の老眼鏡に続いての失態。
これじゃ、おりんさんの忘れ物を叱れないじゃないか・・・・とほほ。
肩を落として、自宅に取りに帰る。
玄関を開けたら、玄関の上り口に、寝室に忘れてきたはずの携帯電話が置いてある。
女房ならではの、叱咤激励か・・・・なさけない。
忘れ物注意!
午前9時前に改めて国対に入り、執務。
午前中は、書類読み込み。
お昼の国対正副会議で、今週の国会運営について方針確認。
・ 参議院での予算委員会審議(補正予算基本的質疑)
・ 二重ローン対策法案修正可決(自公案に修正)
・ 衆議院本会議で、総理のAPEC出張報告質疑(木曜日)
少なくとも、TPPについては、「交渉参加表明後」どう対処するのかについて、政府の情報公開を迫ることになる。
午後1時、週刊プロレスの湯沢記者が、「馳浩特集」の取材にお見えになる。
ん?
「馳浩特集?」
俺ももう、レジェンドの仲間入りか?
まだ50歳なのに、引退しているからと言って、ブッチャーやドリーファンクやシンみたいな扱いはよしてくれ!
とはいいつつも、
「このレトロ企画、人気があるんですけど、絵になるレジェンドが少なくて・・・・」
との湯沢記者のヨイショ?に負けて、取材をいただく。
でも、「次にリングに上がるのは、大臣になってから!」と、心に決めてはいる。
が、まずは、政権奪取が先。
午後2時、新日本プロレスのスタッフが、小島聡デビュー20周年後楽園大会のお祝いコメントを取材に訪れる。
今日は、プロレス付いているな!
今から20年前に小島選手をスカウトした時の衝撃のエピソードを含めて、これからの活躍を期待する。
午後3時、日本語教育学会の尾崎会長、今村先生、柳澤副会長がお見えになる。
国立国語研究所の独法改革法改正の時に、「組織の2年後の見直し」条項を付帯決議に入れたのだが、その後の検証について情報交換。
今年9月から小委員会で「評価」をしているそうだが、その評価後のことについて打ち合わせ。
と同時に、来年、名古屋大学を中心に開催される、「世界日本語教育研究大会」の開催内容について打ち合わせ。
「せっかく中川大臣が誕生したんだから、20分くらいご挨拶をしてもらおうよ!」と、発破をかける。
「日本版孔子学院構想のチャンスだよ! 日本語教育展開は国家戦略だ!」と、これまた発破をかける。
午後4時半から1時間、神宮外苑をジョギング。
よいしょよいしょと膝に負担をかけないようにと走る。
ちょうど神宮外苑名物のイチョウ並木に差しかかった時のこと。
ふと左手に目をやると、そこには高校生カップルが。
なんと、女子高生が男子高生の膝に手を置き、顔を近づけ、いい感じ。
すると、偶然、女子高生と馳浩の目があった。
その瞬間。
時間にすると、0.2秒。
AKBもかくやのぽっちゃり可愛い女子高生は、馳浩にメンチを切って、「チッ!」と、舌打ちをしたのである!
え?
なんで俺が舌打ちされるの?
この俺が、何をしたというの?
女子高生の目には、こう書いてあった。
「おっさん、見てんじゃねえよ、あっちいけ、チッ!」と。
この、善良な一般市民ランナー馳浩のどこがいけないのだ!
ただ、一瞬、目があっただけじゃないか!
何も好き好んで覗き込んでるんじゃない。
公衆の面前で堂々とチュウ?しようとしている自らを差し置いて、この俺にメンチ切るだなんて、なんちゅう女子高生や!
・・・・と大人げなく腹が立ったのだが、女子高生のメンチが怖くて、静かにその場を立ち去ったのであった。
この間、時間にして0.5秒。
そのとき、私の心に隙間風が吹いたのであった・・・・ぴゅうぅぅぅぅぅ、と。
女子高生にメンチ切られて舌打ちされて、負けてしまった馳浩、50歳、老眼鏡と携帯電話をよく忘れるおっさん・・・・・
ぴゅううっぅぅぅぅっぅ〜〜〜〜〜〜枯れ葉が舞うのであった。
午後6時半、気を取り直して、キャピトル東急ホテルの中華料理「星ヶ岡」へ。
森喜朗前体協会長を囲んで、スポーツ関係者の情報交換会。
およそ2時間、スポーツ界のこれからや、「服」長官・「拭く」長官のありがたいお話をたまわるのであった。
午後8時半、地下鉄で帰宅・・・・の予定で、銀座線に乗るはずが、間違えて南北線に乗ってしまって、方向音痴。
あわれ女子高生にメンチ切られた馳浩は、なぜか、自宅とは正反対の白金高輪駅へ・・・・
よっぽどショックだったわけね、女子高生のメンチ。
ショックを隠しきれず、タクシーで帰宅。
本当ならばPASMO280円で帰れるのに、タクシー代2000円もかかっちゃったよ、とほほほ・・・・・
自宅に帰ると、メンチとは縁もゆかりもない(はず)おりんさんが、中間テスト勉強をしていた。
「パパ、電流と磁界教えて?」・・・って、パパは、理科が苦手だっちゅうの。
外には晩秋の雨が静かに降っているのであった。