衆議院議員
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はせ 日記
平成23年
11月13日(日)

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■11月13日(日)

 「すべての物品・サービスを自由化交渉のテーブルに載せる! 日本の交渉参加を歓迎する!」
 日米首脳会談の詳細が、アメリカ政府から報道発表された。
 あれ?
 野田総理は、ハワイへ行く前の国内記者会見で、
 「守るべきものは守る。TPP交渉参加のため関係国との協議に入る!」と、言っていたではないか。
 二枚舌?
 これでは国会審議は何だったのか?
 だから、民主党政権を信頼して外交を任せられないのだ。
 日本的なあいまい表現は、アメリカ相手に通じない。
 野田総理は、
 「高いレベルで経済連携を進める」と、昨年11月の菅政権での包括的経済連携に関する策定方針通りに述べただけだそうだ。
 だが、アメリカ側の解釈は、微妙に違う。
 「その策定方針では、センシティブ品目について配慮を行いつつ、すべての品目を自由化交渉の対象とし」と、書かれているではないか、と解釈しているというのだ。
 解釈の違い?
 外交交渉の場合、自国有利に解釈することは日常茶飯事。
 日本政府の抗議で、この解釈は変更されたそうだが、油断も隙もならないとはこの通り。
 岡田克也前幹事長ですら、
 「コメを例外品目にできなければ、TPP交渉から抜ければいい!」と、いけしゃあしゃあと今頃になって講演しているが、そんなこと言うの、遅いっちゅうの。
 「どの一線を守るか!」とは、まさしく国益そのものなのだから、そこがあいまいではいけない。 

 今朝は、朝一番の飛行機で金沢に帰り、最終便で戻ってきた。
 日帰り。
 まずは、午前10時より、月並祭お参り。
 終了後、野田町交差点(自衛隊前)にて街頭演説。
 テーマは、
 ・ TPP交渉参加のゆくえ
 ・ 被災地支援の第3次補正予算協力方針
 ・ 二重ローン対策
 ・ 放射性廃棄物処理と除染
 ・ 円高産業空洞化対策
 いずれも関心が高いのか、ずいぶんと多くの市民が足を停めて耳を傾けてくださる。
 感謝。

 午前11時より、大桑団地開町40周年&全棟完成記念式典。
 式典の前に秘書が老眼鏡を届けてくれる。
 ・・・・物忘れが激しくなってきたか、今朝、でがけにベッドわきの老眼鏡を置き忘れてきて、新聞が読めないのだった。
 物忘れ、老眼鏡・・・確実に俺も50歳になったということか。
 さて、大桑団地の近代的木造集会所で開かれた祝典。
 ご地元の紐野義昭県議が親身になって大桑団地町会の皆さんと相談し、県側との橋渡しをし、県営団地の整備をし、この日を迎える運びとなった。
 政治家冥利に尽きるとはこのことだろう。
 全国でもモデル的な県営住宅となった。
 環境や、高齢化や、バリアフリーに配慮した、本当に素晴らしい団地。
 何よりも、今日の式典が証明するように、住民同士の絆がしっかりと結ばれた、ソフト面の充実も見逃せない。
 その経緯をたどると、40年間の歴史に喜びもひとしお。
 平村町会長も、長年の交渉が結実し、この全棟完成を見たことに、そして、町民有志から感謝状まで受けて、感激の面持ち。
 良かった。

 お昼に、自民党野町地区部会長の清水さんを、お見舞い。
 今年の統一地方選挙の応援集会の最中に倒れてしまい、一時は危篤状態だった。
 いまでは、危険状態を脱し、リハビリによって歩けるようにまで回復。
 いつもお世話になっている秘書とともに、激励のお見舞い。
 ちょうど午前中のリハビリを終え、お昼ご飯を食べ、横になっていたところ。
 前回お見舞いした時は、まだしゃべれなかったが、今ではもう、しっかりと表情も出てきて、口調もしっかりしている。
 「馳さんや自民党のために、何もしてやれなくてごめんなぁ、大変な時なのに・・・・」と、涙を流されるので、
 「何をおっしゃるんですか・・・」と、こちらまでもらい泣き。
 「まずはリハビリをしっかりして、退院してください。からだが動くようになってからの話やがいね!」と、力強く握手。
 握り返す手の力も強くなってきた。
 良かった。
 看護婦さんにお礼のご挨拶をし、街頭演説へ。

 西南部交差点〜入江3丁目交差点〜若宮大橋詰め〜二口町交差点〜広岡交差点〜金沢駅ANAクラウンプラザホテル金沢前交差点。
 ANAクラウンプラザホテル金沢前で、ちょうど午後2時20分。
 西田昌司参議院議員が、京都から列車移動して金沢駅に到着する時間だ。
 お出迎えの高村市議に電話連絡し、
 「ごめんなさい。西田さんが到着したら、駅前で街頭演説しとるさけ、連れてきてもらえんけ?!」と、お願いする。
 気のいい西田さんは即答でオッケーしてくださり、馳浩がTPP問題を熱弁しているところに笑顔満開で登場。
 さっそくマイクを握り、5分の予定が10分も熱弁。
 「TPPで国内GDPが飛躍的に伸びるだなんて嘘だ! 有力な日本企業はすでに、現地生産・現地販売してるじゃないか? 日本企業が海外で儲けたって、日本の雇用は守れない!」
 「野田総理は参議院の集中審議で、1SD条項について無知だと判明した。国内法よりもTPP条約が発効されたらそっちのほうが優先されるんですよ! こんなことで、国内の産業を守れるんですか! 投資家を守れるんですか!?」
 「この続きは、火曜日の参議院予算委員会の中継でご覧下さい!」
 と、TPP問題をわかりやすく解説してくださる。
 感謝。

 その勢いのまま、ホテル金沢へ。
 自民党金沢支部 政経セミナー。
 講師は、石原のぶてる幹事長、小渕優子幹事長代理、そして、今や民主党が最も恐れる男、西田昌司。
 「野田さんが帰ってきたら、TPPについて一問一答の審議に応じてもらわなきゃ困る。ありゃ二枚舌だ。国内と海外とで発言が違う!」
 「自民党は今までもこれからも海外に開かれた市場を目指す。しかし、必要な情報や対策をとらないで見切り参加じゃ、国益を失う!」
 と、明確に自民党の姿勢を表明して、民主党政権の政策実行プロセスを批判。
 小渕優子さんは、
 「政権交代後の2年で失ったものは、信頼です。沖縄の信頼、アメリカの信頼、そして、国民の信頼です! 2年前には自民党も国民の信頼を失って下野しました。それを取り戻す戦いが始まっています!」
 と、力強く、自民党の反省と出直しを強調。
 西田さんは、「詐欺・ペテン集団」とまで民主党の現状をこき下ろし、
 「明後日のテレビ中継では、もっと凄い爆弾を落とします!」と宣言。
 民主党の内部が、いかに問題を抱えているかを証明してみせる、と。

 政経セミナーに集まってくださった党員や支援者の皆さんも、
 「わかりやすかった」 「来てよかった」 「馳さんもがんばれ」 「またやって」と、大好評。
 パーティーでは、途中から駆け付けてくださった、森喜朗代議士も熱弁。
 俺は小渕優子さんのSP役だったが、小渕さんも時間の許す限り、気さくにパーティー会場内で写真撮影に応じてくださった。
 感謝。
 大盛り上がりの、ひと足早い決起集会となった。
 これも、市議県議を中心に、チケットをさばいてくださったおかげ。
 支援企業や支援者のおかげ。
 中村勲支部長も、初めての政経セミナーを大成功に終えることができて、ほっと一安心。
 素晴らしかった。
 なんとしても、次回総選挙では、この熱気・期待に応えられるような戦いをし、勝たせていただきたい。
 絶対勝つ、の決意を固める。

 午後6時、石川県医薬品小売商業組合 設立50周年記念祝賀会参加。
 県商工会連合会に参加している組合の中でも老舗。
 地域住民の健康相談の最先端にいる、誇りある小売業との自負。
 これからも対面販売を軸に、がんばっていただきたい。 

 午後8時、最終便で東京へ。
 午後9時過ぎ、羽田空港に到着。
 大学選手権の結果報告が届く。
 84キロの桑原は5位。
 96キロの馬場は優勝。
 120キロの浅田は8位。
 (昨日は55キロの半田が優勝、60キロの荻原が3位)。
 総合で、専修大学は4位。
 1位拓大 2位早稲田大学 3位日体大 5位山梨学院大 6位日大・・・・・
 高校時代の実績や、部としての規模からして、4位は上出来?
 いや、もっと上位を目指せた。

 55キロは、3年生の半田と2年生の竹田。
 60キロは、3年生の荻原や中村。
 66キロは、2年生の近藤と井上。
 74キロは、1年生の木村。
 84キロは、3年生の澤田。
 来年に向けて、戦力は上昇してきている。
 これにスカウトした新人も合流するし。
 期待は大きい。
 やはり、一日一日のまじめな生活態度と、努力の汗を流した者が勝者となれる。
 専修大学レスリング部は、技術力は、世界最高レベルの佐藤満コーチがいる。
 毎日のお世話は、木村コーチや久木留コーチがいる。
 素直に練習と学業に取り組むことができる環境作りと就職支援は、監督である俺の仕事。
 レスリング部の活動を通じて、立派な社会人となる素養を身につけることが最大目標。
 そして、4年間で卒業し、就職できて一人前との目標を持たせたい。
 レスリングばかになってはいけない。
 目標を設定し、地道に汗を流し、限界を設定しない選手を輩出していきたい。
 体育会とは、教育の場であり、スポーツクラブではないのだから。
 そういうチームカラーを大切にしていきたい。
 佐藤コーチと、そういう話をする。

 午後10時半には自宅に到着し、セブンイレブンのお弁当を温めて、食べる。
 一人で飲むワンカップ大関がうまい。
 妻は疲れて寝ていたが、おりんさんは、部屋を片付けていた。
 定期演奏会も大成功に終わり、達成感で一杯の様だ。
 「早く寝なさい!」
 「だって、もうすぐ中間テストだもん、勉強しなきゃ! 演奏会であんまし勉強してなかったから!」
 (2PMを聴いてる時間があるじゃないか)と言おうかと思ったが、それはやめて、
 「もう12時だから寝なさい。疲れた時は寝ることだよ!」
 というと、あれま、あっさりとうなずいて寝ちゃったよ。 


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