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はせ 日記
平成23年
11月10日(木)

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■11月10日(木)

 午前8時半より、予算委員会野党理事会。
 与党との交渉も次第に板についてきた?石破筆頭理事。
 今までは、予算委員会の与野党交渉は経験がないとおっしゃったが、ほぼ満額の要求を実現してきている。
 理屈が合えば、筋が通る世界が永田町。
 そうかといって、政党間協議は、時には理屈を超えてまとまることもある。
 かつての小渕総理がまとめた金融再生法案だって、ねじれ国会の中で、野党案を丸呑みしたからこそ。
 あのときの財務大臣は、総理経験者の宮沢喜一さん。
 官房長官は、緻密な剛腕である野中さん。
 そして、円満で決断力のある小渕総理。
 人の和に恵まれているかどうかが、国政の安定をもたらす。
 だから、野田総理を支える人事に、われわれも注文をつけるのだ。
 平岡法務大臣、山岡消費者担当大臣、小宮山厚生労働大臣、一川防衛大臣。
 大丈夫でしょうか?
 玄葉外務大臣と前原政調会長の隙間風も、もしかして野田総理の足を引っ張る可能性あり。
 気をつけましょう。

 午前9時より、予算委員会の総括質疑。
 「土地利用計画の策定こそが、復興計画の中心!」
 「市町村や住民の意思を、国がバックアップすることが重要!」
 と、復興の理念を確認。
 また、
 「除染や二重ローン対策など、今後の展開で3次補正で足りない分は、第4次補正ができるようになっているでしょ?」
 との伊吹元財務相の指摘に、
 「おっしゃる通りです!」
 と、あっさりと4次補正に言及する野田総理。
 そういうことなのだ。
 財務省の主計局が、ぎりぎり詰めて案を出した。
 でも、ねじれ国会だ。
 そしたら、あとは、政党間協議となっているのだ。
 政党間協議=政治主導。
 今こそ、野田民主党政権も、この「政治主導」の本当の意義を理解していただきたい。
 復興債の償還期限にしたって、現世代にこだわらなくていいのだ。
 結局は「借換債」を発行しながら返していくのだから。
 そういう議論を伊吹元財務相がするものだから、閣僚席も民主党席も、かしこまってうなずくばかり。
 「復興の歳入と歳出は特別会計にする、復興債の償還期限は25年にする、あとは、税調会長の間で財源確保について協議する、そういう道筋を明らかにするのが安住財務大臣の指導力ですよ! 復興には自民党は協力しますから、心配しなさんな!」
 と、伊吹文明元財務大臣。
 どっちが財務大臣かわからないじゃないか?!
 ・・・お説教をくらったような安住大臣、いつも以上に身を小さくして、平身低頭なのであった。
 ちょうどお昼の12時に、締めくくり総括質疑終了。
 採決。
 共産党を除く賛成多数で、可決。

 午後1時より、本会議。
 衆議院可決。

 午後3時、専修大学の大先輩である、JTBエグゼクティブプロデューサーの田邉勤さんと、情報交換。

 午後4時、毎日新聞から、オウム対策について取材あり。

 午後5時、皇居一周。
 帰ってきたら、野田総理の「TPP参加表明」があるとばかり思い込んでいたら、健康センターのトレーナーさんが、
 「今日は見送ったらしいですよ!」とぽつり。
 え?
 何があったんだ。
 ここまで引っ張っておいて、肩すかし?
 もう地元の新聞取材に、参加を前提にコメント出していたのに。
 野田さん、ここまでぶれるか?
 民主党内で何かあったのか?
 それとも、明日の集中審議が怖くなったか?
 いずれにしても、野田政権にとっては致命的な失敗。
 「決断できない総理!」だ。

 午後7時、新宿西口「龍馬の空」で、懇親会。
 ベンチャービジネスで活躍する30代40代の若手経営者の皆さんと、情報交換会。
 経済成長戦略を支える金融支援とは何か!
 起業支援とは何か!
 というテーマ。

 午後8時半、合唱団のおりんさんを迎えに行って、帰宅。
 「パパ、明日は約束通り、映画に連れてってくれる!」
 「今のところ、大丈夫です。4時過ぎには帰ってきますよ!」
 と、いうことで、渋谷の映画館のスケジュールチェック。
 「ドーナツ屋さんの上の映画館がいいなぁ!」
 「了解なり。観たい映画がなかったら、新大久保、韓流ツアーだな!」
 「やったぁ!」
 ・・・・・・
 晩御飯は、冷やし中華を作る。
 季節外れ?
 でも、意外に美味しかったぞ!
 でも、よく見たら、賞味期限が切れていた。
 まぁ、いっか。 


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