午前8時半より、予算委員会野党理事会。
与党との交渉も次第に板についてきた?石破筆頭理事。
今までは、予算委員会の与野党交渉は経験がないとおっしゃったが、ほぼ満額の要求を実現してきている。
理屈が合えば、筋が通る世界が永田町。
そうかといって、政党間協議は、時には理屈を超えてまとまることもある。
かつての小渕総理がまとめた金融再生法案だって、ねじれ国会の中で、野党案を丸呑みしたからこそ。
あのときの財務大臣は、総理経験者の宮沢喜一さん。
官房長官は、緻密な剛腕である野中さん。
そして、円満で決断力のある小渕総理。
人の和に恵まれているかどうかが、国政の安定をもたらす。
だから、野田総理を支える人事に、われわれも注文をつけるのだ。
平岡法務大臣、山岡消費者担当大臣、小宮山厚生労働大臣、一川防衛大臣。
大丈夫でしょうか?
玄葉外務大臣と前原政調会長の隙間風も、もしかして野田総理の足を引っ張る可能性あり。
気をつけましょう。
午前9時より、予算委員会の総括質疑。
「土地利用計画の策定こそが、復興計画の中心!」
「市町村や住民の意思を、国がバックアップすることが重要!」
と、復興の理念を確認。
また、
「除染や二重ローン対策など、今後の展開で3次補正で足りない分は、第4次補正ができるようになっているでしょ?」
との伊吹元財務相の指摘に、
「おっしゃる通りです!」
と、あっさりと4次補正に言及する野田総理。
そういうことなのだ。
財務省の主計局が、ぎりぎり詰めて案を出した。
でも、ねじれ国会だ。
そしたら、あとは、政党間協議となっているのだ。
政党間協議=政治主導。
今こそ、野田民主党政権も、この「政治主導」の本当の意義を理解していただきたい。
復興債の償還期限にしたって、現世代にこだわらなくていいのだ。
結局は「借換債」を発行しながら返していくのだから。
そういう議論を伊吹元財務相がするものだから、閣僚席も民主党席も、かしこまってうなずくばかり。
「復興の歳入と歳出は特別会計にする、復興債の償還期限は25年にする、あとは、税調会長の間で財源確保について協議する、そういう道筋を明らかにするのが安住財務大臣の指導力ですよ! 復興には自民党は協力しますから、心配しなさんな!」
と、伊吹文明元財務大臣。
どっちが財務大臣かわからないじゃないか?!
・・・お説教をくらったような安住大臣、いつも以上に身を小さくして、平身低頭なのであった。
ちょうどお昼の12時に、締めくくり総括質疑終了。
採決。
共産党を除く賛成多数で、可決。
午後1時より、本会議。
衆議院可決。
午後3時、専修大学の大先輩である、JTBエグゼクティブプロデューサーの田邉勤さんと、情報交換。
午後4時、毎日新聞から、オウム対策について取材あり。
午後5時、皇居一周。
帰ってきたら、野田総理の「TPP参加表明」があるとばかり思い込んでいたら、健康センターのトレーナーさんが、
「今日は見送ったらしいですよ!」とぽつり。
え?
何があったんだ。
ここまで引っ張っておいて、肩すかし?
もう地元の新聞取材に、参加を前提にコメント出していたのに。
野田さん、ここまでぶれるか?
民主党内で何かあったのか?
それとも、明日の集中審議が怖くなったか?
いずれにしても、野田政権にとっては致命的な失敗。
「決断できない総理!」だ。
午後7時、新宿西口「龍馬の空」で、懇親会。
ベンチャービジネスで活躍する30代40代の若手経営者の皆さんと、情報交換会。
経済成長戦略を支える金融支援とは何か!
起業支援とは何か!
というテーマ。
午後8時半、合唱団のおりんさんを迎えに行って、帰宅。
「パパ、明日は約束通り、映画に連れてってくれる!」
「今のところ、大丈夫です。4時過ぎには帰ってきますよ!」
と、いうことで、渋谷の映画館のスケジュールチェック。
「ドーナツ屋さんの上の映画館がいいなぁ!」
「了解なり。観たい映画がなかったら、新大久保、韓流ツアーだな!」
「やったぁ!」
・・・・・・
晩御飯は、冷やし中華を作る。
季節外れ?
でも、意外に美味しかったぞ!
でも、よく見たら、賞味期限が切れていた。
まぁ、いっか。