イタリアのベルルスコーニ首相、辞意表明。
やはり、財政危機が原因。
国家予算が承認されなきゃ、そりゃ、退陣しかない。
長いあいだ、スキャンダルでお騒がせしてくれたが、ジ・エンド。
後任は、誰?
後任でもめたら、いよいよ信頼失墜。
イタリア危機、日本に波及するか?
・・・という懸念も捨てきれない。
日本はまだ、今のところ、なんとか、大丈夫。
ギリシャ危機に続く、政情不安、財政危機。
危機打開に解散総選挙、する?
日本は、欧州やアメリカの財政不安・金融不安を横目に、なぜか、大震災被災地にもかかわらず、超円高。
国力にそぐわない円高?
それとも、経済のファンダメンタルに、まだ信頼がある?
イタリア以上の財政赤字をかかえているはずなのに・・・
午前9時からの予算委員会では、公明党の石井政調会長が、
「民主党政権は、社会保障改革の具体策と財源論のない、消費税先行増税だ!」
「給付の具体策がなければ、明細書のない請求書だ!」
と、厳しい指摘。
「どの政党が与党となっても必要な財政改革だ!」
と、公明党抱き込み作戦で懐柔に走る野田総理と安住財務大臣。
自分たちのマニフェスト失政をほっかむりしての抱きつき作戦。
なりふりかまわぬ与党病を見る思い。
また、共産党の笠井亮さんは、
「TPPについて、アメリカ議会の本音は、野田政権とは違う次元のところにある!」
「混合診療の解禁、BSE規制緩和、食品表示緩和など、アメリカ議会は、日本が参加するならばと、今までの対日要求を加速させてくるのは必至。野田総理は甘い!」
と指摘し、自民党席から大喝さい。
「政府の情報操作は目に余る。国民に対して正確な情報を開示せよ。それなくして議論は深まらない!」
と、TPP賛成派も反対派もいる自民党の一致した意見。
お昼の文部科学部会で、会計検査院の報告を聴取。
「沖縄県でも、全校調査すべし!」と指摘。
教職員の不適切勤務(夏休み中のなんちゃって研修や、勤務時間中の組合活動など)は、目に余る。
午後2時、基本的質疑を一般質疑に切り替えるところで、閣僚席の机が搬出された。
さっそく、その異様な光景を見咎めて、
「おいおい、何やってるんだ? 政治主導じゃなかったのかよ!」
と、中井委員長をからかうと、その野次に敏感に食いついてきたのが、なぜか民主党の岡田克也筆頭理事。
「おい、なに余計なこと言ってるんだ、理事会で合意したんだよ、自民党の武部理事の時代に決めたんじゃないか!」
と、さも、自民党も共同正犯みたいな言い方で声を張り上げる。
さっそく言い返す。
「なんであんたが言い返すんだ。後ろめたいことでもあるのか?」と挑発。
さらに頭に血が上ったか、
「何言ってるんだ!」
と、気色ばむ岡田克也。
「おいおい、総理候補がずいぶんとさわぐじゃないか。いちいち野次にかみつくな!」
と、さらに挑発するも、こりゃ、馳に付き合ってる暇ないか、と判断したか、静かになっちゃったよ。
これには、裏がある。
「閣僚答弁が不安定だから、基本的質疑のテレビ入りの時は、閣僚席の後ろに秘書官を座らせてやってくれ。メモを入れやすいようにしてやってくれ!」
と中井委員長が、目に余る閣僚の不安答弁にしびれを切らして、予算委員会室の机やいすの配置換えを要求していたのだ。
本当は、「政治主導」の民主党政権は、政権交代後、閣僚と政治家の質疑応答をさせるために、予算委員会室の閣僚席から秘書官席を遠ざけていたのだ。
ところが、ところが、不適格閣僚が相次ぎ、審議もしばしば中断するので、業を煮やした中井委員長が、テレビ中継の時は、秘書官を閣僚のすぐ後ろの席に移動させることを提案し、心やさしい自民党の武部さんも、
「しゃあないな、あの答弁じゃ無理だろう!」
と、了解していたのだ。
そのことをわかっていて、
「おい、政治主導じゃなかったのか? どうして机を入れ替えているんだ?」
と、からかったのが、性格の悪い?馳浩だったのだ。
当然、中井委員長の親心をからかった。
しかし、そこに敏感にかみついてきた岡田克也さん。
「手続きは自民党も了解したんだから、余計なことを言うな!」
ってな上から目線。
なんだかねぇ。
もうちょっと気のきいた反論できないもんかねぇ。
「すいません、自民党時代に戻りました!」
って、可愛く失笑してりゃいいものを。
午後6時より、ジョギング。
神宮外苑一周。