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はせ 日記
平成23年
11月9日(水)

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■11月9日(水)

 イタリアのベルルスコーニ首相、辞意表明。
 やはり、財政危機が原因。
 国家予算が承認されなきゃ、そりゃ、退陣しかない。
 長いあいだ、スキャンダルでお騒がせしてくれたが、ジ・エンド。
 後任は、誰?
 後任でもめたら、いよいよ信頼失墜。
 イタリア危機、日本に波及するか?
 ・・・という懸念も捨てきれない。
 日本はまだ、今のところ、なんとか、大丈夫。
 ギリシャ危機に続く、政情不安、財政危機。
 危機打開に解散総選挙、する?
 日本は、欧州やアメリカの財政不安・金融不安を横目に、なぜか、大震災被災地にもかかわらず、超円高。
 国力にそぐわない円高?
 それとも、経済のファンダメンタルに、まだ信頼がある?
 イタリア以上の財政赤字をかかえているはずなのに・・・

 午前9時からの予算委員会では、公明党の石井政調会長が、
 「民主党政権は、社会保障改革の具体策と財源論のない、消費税先行増税だ!」
 「給付の具体策がなければ、明細書のない請求書だ!」
 と、厳しい指摘。
 「どの政党が与党となっても必要な財政改革だ!」
 と、公明党抱き込み作戦で懐柔に走る野田総理と安住財務大臣。
 自分たちのマニフェスト失政をほっかむりしての抱きつき作戦。
 なりふりかまわぬ与党病を見る思い。
 また、共産党の笠井亮さんは、
 「TPPについて、アメリカ議会の本音は、野田政権とは違う次元のところにある!」
 「混合診療の解禁、BSE規制緩和、食品表示緩和など、アメリカ議会は、日本が参加するならばと、今までの対日要求を加速させてくるのは必至。野田総理は甘い!」
 と指摘し、自民党席から大喝さい。
 「政府の情報操作は目に余る。国民に対して正確な情報を開示せよ。それなくして議論は深まらない!」
 と、TPP賛成派も反対派もいる自民党の一致した意見。

 お昼の文部科学部会で、会計検査院の報告を聴取。
 「沖縄県でも、全校調査すべし!」と指摘。
 教職員の不適切勤務(夏休み中のなんちゃって研修や、勤務時間中の組合活動など)は、目に余る。

 午後2時、基本的質疑を一般質疑に切り替えるところで、閣僚席の机が搬出された。
 さっそく、その異様な光景を見咎めて、
 「おいおい、何やってるんだ? 政治主導じゃなかったのかよ!」
 と、中井委員長をからかうと、その野次に敏感に食いついてきたのが、なぜか民主党の岡田克也筆頭理事。
 「おい、なに余計なこと言ってるんだ、理事会で合意したんだよ、自民党の武部理事の時代に決めたんじゃないか!」
 と、さも、自民党も共同正犯みたいな言い方で声を張り上げる。
 さっそく言い返す。
 「なんであんたが言い返すんだ。後ろめたいことでもあるのか?」と挑発。
 さらに頭に血が上ったか、
 「何言ってるんだ!」
 と、気色ばむ岡田克也。
 「おいおい、総理候補がずいぶんとさわぐじゃないか。いちいち野次にかみつくな!」
 と、さらに挑発するも、こりゃ、馳に付き合ってる暇ないか、と判断したか、静かになっちゃったよ。
 これには、裏がある。
 「閣僚答弁が不安定だから、基本的質疑のテレビ入りの時は、閣僚席の後ろに秘書官を座らせてやってくれ。メモを入れやすいようにしてやってくれ!」
 と中井委員長が、目に余る閣僚の不安答弁にしびれを切らして、予算委員会室の机やいすの配置換えを要求していたのだ。
 本当は、「政治主導」の民主党政権は、政権交代後、閣僚と政治家の質疑応答をさせるために、予算委員会室の閣僚席から秘書官席を遠ざけていたのだ。
 ところが、ところが、不適格閣僚が相次ぎ、審議もしばしば中断するので、業を煮やした中井委員長が、テレビ中継の時は、秘書官を閣僚のすぐ後ろの席に移動させることを提案し、心やさしい自民党の武部さんも、
 「しゃあないな、あの答弁じゃ無理だろう!」
 と、了解していたのだ。
 そのことをわかっていて、
 「おい、政治主導じゃなかったのか? どうして机を入れ替えているんだ?」
 と、からかったのが、性格の悪い?馳浩だったのだ。
 当然、中井委員長の親心をからかった。
 しかし、そこに敏感にかみついてきた岡田克也さん。
 「手続きは自民党も了解したんだから、余計なことを言うな!」
 ってな上から目線。
 なんだかねぇ。
 もうちょっと気のきいた反論できないもんかねぇ。
 「すいません、自民党時代に戻りました!」
 って、可愛く失笑してりゃいいものを。

 午後6時より、ジョギング。
 神宮外苑一周。 


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