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はせ 日記
平成23年
9月27日(火)

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■9月27日(火)

 4時34分起床。
 ニュースチェック。
 野田政権には、おしなべて好意的な報道をしてきたマスコミ各社。
 しかし、予算委員会が始まればそうもいかない。
 とりわけ、
 @ 原発事故収束
 A 復興債増税論
 B 円高&産業空洞化対策
 C 小沢三秘書判決
 については、政治に厳しい目を向けてきている。
 もちろん、それは自民党に対しても同様。
 かつての政権与党が、今は野党として批判ばかりしていてどうする、いっしょに解決策を導け、との当たり前の指摘。
 じゃないと、ねじれ国会が常態化している永田町は、国民の期待にこたえられないままになってしまうからだ。
 「民主党は未熟でだめだった。野党気分の自民党もだめだ。じゃあ、みんなの党にするか!」
 とは、なっていないのが事実。
 なんでも新しいいモノに期待することはなくなった、ということ。
 新しけりゃ何でもいいというわけではなく、古いものはすべてダメというのでもない。
 「説得力と納得と実行力を!」という声が圧倒的。
 「説得力があって、納得できて、実行力があるならば、共産党でもいい!」というくらい、有権者の目が肥えている。
 ただ、現実的には永田町は政党政治。
 政党のガバナンスを発信するには、そりゃやっぱり、党代表次第。
 そして、テレビでの発信力次第。
 自分の党内をまとめ、そのうえで、他党の信頼を得ながら、政策を進めて行くしかないのが現状。 

 午前7時半過ぎ、国対に入り、執務。

 8時半からの野党理事懇談会では、
 ・ 会期延長
 ・ 集中審議(小沢問題等)
 ・ 約束していた議員立法成立に向けての協議
 ・ 小沢証人喚問&石川議員辞職勧告決議案提案
 などについて合意を得る。
 野党理事懇談会に出席するのは、予算委員会の各理事。
 武部(自)、塩崎(自)、富田(公)、笠井(共)、阿部(社)、山内(み)。
 私は陪席。

 ここで一定の合意を得てから、正式な予算委員会理事会に臨んでいる。
 そこを野党分断しようと、民主党の岡田克也理事は、しきりと公明党の富田茂之理事に探りを入れてきている、という構図。
 なんだかなぁ。
 野党分断するなんて姑息なことを考える前に、野田総理のように、
 「丁寧に協議のお願い」
 「協議のための予算委員会開会」
 「そのために国会再延長」
 を、約束すればいいのに。
 と思う。
 そういえば、昨夜の民主党税制調査会は、藤井会長に「増税一任」出来なかったとか。
 増税論への反対論が圧倒的だったとか。
 そりゃそうだろう。
 デフレと円高の時に、ましてや被災地産業壊滅状態の時に、増税するバカがどこにいる。
 病人にバーベル担いでマラソン走らせるようなもんだ。
 まずは、静養と栄養とリハビリが必要じゃないの?
 そういう議論を、三党合意に従って、与野党でもすべきなのに。
 その入口にすら入れない現状が嘆かわしい。
 民主党内を早くまとめてくださいよ(と、最後は懇願調)。

 午前9時より、自民党の質問再開。
 石破〜斎藤〜小泉〜河井。
 政治とカネの問題で、野田総理が後ろ向きな答弁に終始。
 がっかり。
 せめて、小沢さんに、国会での説明責任を果たさせなければ、野田さんが政治家を志して原点が失われてしまうのでは。
 「小沢さんは記者会見をしている」
 とおっしゃるが、それは一方的な記者会見であり、記者からの質問は受け付けていない。
 自分にとって都合のいいことだけを、一方的にしゃべって、それで説明責任を果たした!だとは言えまい。
 ましてや、4億円の減資ですら、本人や秘書の証言が食い違っているのに。
 「手持ち資金」「タンス預金」「陸山会のおカネ」「銀行の貸付」
 ・・・・何が本当なんですか?
 ことは、
 「政治資金規正法の虚偽記載だから、事務手続き上、修正すればいいだけ!」
 レベルの問題ではなくなっているのだから。
 その小沢資金で、政権交代選挙で、どれだけの新人議員が当選しているんですか!?と言いたい。
 かつての新進党の解体で、どれだけ政党のおカネが小沢さんの政治団体に流れたかご存じのはず。
 壊し屋小沢さんの目的は、
 「政党を壊して、その政党の残った資金を自分の政治団体に移す!」
 じゃないですか。
 それで懐を肥し、選挙資金を配り、新人を囲い込んでいるのが小沢チルドレン。
 わかっているはずなのに、民主党も与党になったら、本質が見えなくなってしまったのか?

 「政治は数、数は力、力は金!」という、かつての自民党田中派の「政官業の癒着政治、金権裏金政治」を否定するところから、野田総理の挑戦は始まったのではなかったのか?
 それが、松下政経塾ではなかったのか?
 今や、民主党そのものが、金権政治や官僚政治に絡め取られてしまっているではないか。 


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