早朝4時半前に自宅に到着。
昨夜は、金沢から秘書の運転する車で帰ってきたのであった。
最終便に乗れないと、こんなもんだ。
でも、金沢から、北陸自動車道や上信越道や関越道を通って、およそ6時間とちょっと。
遠い気もするが、運転してしまえば、意外と近かったりする。
お気に入りの曲を聴いて、国会のことを考えたり、金沢のことを考えたりしていると、あっという間に到着する。
そういえば、昨夜の結婚式で一緒だった奥田先生は、
「俺は夜行バス。夜行列車がなくなって残念だよな!」
と、おっしゃっておられた。
夜行バスは、足が伸びなくて、寝られなくて、とても窮屈感があって、俺は無理・・・・
というわけで、バスに乗るなら、車で上京。
長旅の疲れをベッドで一休み。
シャワーを浴びて、午前6時半には自宅出発。
7時過ぎには、国会到着。
衆議院予算委員会の準備。
今日と明日の二日間。
しかし、今週いっぱいで閉会の予定。
そこで、午前8時半から、野党理事懇談会。
当然、国会の再延長を要求することとする。
その理由は、
@ 小沢事務所秘書判決(本日)を受けての、政治とカネ等の集中審議要求!
A 各委員会での大臣所信あいさつと質疑
B 被災地支援のための各委員会集中審議
C 二重ローン対策法案、私学災害助成法案、原発事故調査委設置法案の成立
この4点。
誠意ある回答がなければ、抗議するしかない。
午前8時55分、予算委員会 開会。
緊張気味の野田政権。
午前中は、与党の提灯質問。
前原さんも、岡田さんも、城島さんも、身内の大臣に、やさしい(あたりまえだが)。
野党に厳しく質問される前に、答弁トレーニングしておこうか、ってな様子。
次期総理の呼び声高い前原さんや岡田さんならば、もっと大所高所から切り込むべきじゃないかな?
日米同盟、普天間基地移転期限、集団的自衛権行使、武器輸出3原則見直し、そして復興債の増税論。
「与党として!」
質しておくべきじゃないかと思ったが、残念ながら、そういう厳しい質問はなかった。
前原さんも岡田さんも、牙を抜かれた虎みたいなもんで、今や、猫?
お昼御飯を、自民党控室で食べているとき、増税反対論で盛り上がる。
「どうして日銀引き受けさせないんだ!」
「郵政株売っぱらえばいいじゃないか!」
「この非常時に増税だなんて、非常識!」
「埋蔵金もあるし、国保有資産ももっと売ればいい!」
「公務員人件費と、国会議員定数削減だ!」
などなど。
午後、自席で開会を待っていると、早く到着した一川防衛大臣が、にこにこと近寄ってくる。
「大臣どうしたんですか?」
と、敬意を表して立ちあがって握手。
「あんた、野次の声でかいさけ、ご挨拶にきたよ! お手柔らかにね!」
と、にこにこ。
「石川県代表ですから。頑張ってくださいね!」
と、激励するのであった。
午後1時から、石原〜塩崎〜田村〜吉野〜稲田と、4時間かけて新政権の品定め。
・ 野田総理の政治姿勢
・ 公務員制度改革と、公務員宿舎建設
・ 厚生労働マニフェスト再チェック
・ 原発賠償と、除染
・ 集団的自衛権と、外国人違法献金
それぞれのテーマごとに、追求。
その途中、小沢一郎事務所の3元秘書に対する判決が出る。
3名とも有罪(執行猶予付き)。
驚くべきは、4億円虚偽記載の背景として、西松建設や水谷建設からの裏献金隠しまで言及・認定した東京地検の判決文。
そこまで踏み込んだか。
政治資金収支報告書の虚偽記載事件が派生して、形式犯を超えて、政治疑獄事件まで認定するとは。
裁判官の見識に敬服。
国民の素直な疑問に答えた判決。
でも、おそらく、事実関係を否認してきた3秘書は、当然控訴するだろう。
そして、
「秘書がやったこと。私は知らなかった!」
と、言い訳している小沢一郎さんは、来月から公判が始まるが、この判決は、影響を与えるだろう。
事務所の責任者は、議員。
政治資金収支報告書には、責任者として議員がハンコを押している。
秘書の責任は、議員の責任、という法改正も必要ではないのか?
という、公明党が主張している法改正案も注目を浴びよう。
午後5時、予算委員会終了後、参議院の議員会議室へ。
OECD加盟国の、幼児教育の現況勉強会。
幼保一体化や子ども手当て。
現物給付か現金給付か。
政権交代で、いろんな議論がわき上がっている。
政治状況で左右されずに、しっかりと諸外国の事例も勉強し、制度論と条件整備を実行できるようにしようとの勉強会。
午後7時、自宅に戻り、晩御飯準備。
午後8時45分、合唱団の終わったおりんさんを迎えに行き、自宅に戻って、親子3人で晩御飯。
おでんと、ママの作った出汁巻き卵。
美味しい!
問わず語りにおりんさんが独り言。
「高校受験どうしようかなぁぁ。どこ行こうかなぁ・・・」
「成績とか、行ける学校とか、行きたい学校より、まず、将来は何をしたいかから考えたら? 大学のこともあるし。」
「そっかぁ・・・・」
と、悩める中学2年生なのであった。
パパは勉強しろと、おりんさんに言ったことはない。
(宿題はしなさいというけど)
自分が一度も言われたことなかったから。
学習塾も一度も行ったことはない。
自分の責任。
それがどこまでわかっているかだろうな。
勉強しなかったら、それも自分の責任。
何のために勉強するか、誰のために勉強するか。