午前3時56分起床。
ニュースチェック。
台風15号、紀伊半島が暴風域。
本日中に、日本列島本州縦断し北上。
ますます土砂ダム湖の崩壊が心配。
名古屋では110万人に避難警告とか・・・
心配だ。
昨夜遅くに、電話が入った。
大徳地区競輪場外車券売り場 建設問題。
「反対派の他の町会長が激怒して、なだめるのに大変でした。どうして大徳地区にばくち場作るんじゃ!どの町会が合意して、誰が賛成しとるんじゃ!こんな連合町会なら解散してしまえ!と。そりゃもう、大変な剣幕で。同じく反対派の私たちがなだめるのに大変でした。」
と、力なく連絡をしてくださった、とある反対派の町会長。
それほど、賛成派と反対派で、抜き差しならない状況とか、大徳地区連合町会の会合は。
大徳地区の連合町会会長も、
「賛成とも反対とも明言出来ない」
と、取りまとめできなかった模様。
大徳地区の、地元選出の市議県議は3名いる。
そのうち、明確な反対派は木下和吉市議のみ。
小林市議は熟慮中。
金原県議は、推進派が近い親戚ということもあり、心配して、水面下であちこちに電話をしているという。
その電話を受けた方からも情報が入る。
困ったものだ。
・・・こう思う。
「大徳地区の活性化が必要!」
「集客力のある中核的な商業施設を建設してほしい!」
「それは地元の雇用対策にもなるし、サテライトの売上げから地元に振興費が落ちる!」
「当該ビルの所有者も、テナントが入らないと資金繰りが厳しい!」
「農協の融資問題が絡む・・・」
と、いう賛成派の主張も、
「ギャンブル施設は大徳地区に要らない。子どもたちの生育環境を守りたい!」
「金沢市は歴史と文化に責任を持つ町ではなかったのか!」
「金沢の街の品格にもかかわる。」
「しょせん博打場やないか!どうして子どもたちや高齢者が静かに暮らしているこの住宅街のど真ん中にいるがや!」
「近隣住民に陳情書情報も知らせず、抜き打ちで市議会に出して、市議の多数派工作仕掛けるなんて、やり方が不透明!」
「4年前に全会一致で、市議会が反対しとるやないか!」
「もう市議会で結論が出て、終わった話やないか。今さらなんでや!」
「背景に融資問題があるなら、農林水産省や金融庁の検査が入るべし!」
と、いう反対派の主張も、よくわかる。
困ったことは、この両派の主張が、地元住民にも金沢市民にも、十分な情報公開がされていないことだ。
市議会でも、陳情書こそ出ているが、この陳情書について、賛成派と反対派のオープンな議論が重ねられているとは言えない。
一人一人の市議の意見が開陳されてはいない。
陳情書の議決に当たっての多数派工作は、当然、水面下。
この多数派工作が、市民から見て、疑心暗鬼となっている。
4年前に反対した人が、どうして今さら賛成なのだ?と。
山野市長も市議時代は、反対派であった。
「大徳地区の場外車券売り場建設反対請願」に賛成している。
全会一致だった。
が、現在は「地元の議論を見守る」と、議会答弁は後退している。
何かあったのか?
町づくりの哲学が見えない。
しかも、後退したその理由が語られていない。
ぜひ、山野市長の街づくりの哲学をご開陳いただきたいところ。
前回も、地元がまとまれば賛成してもいいのでは、という声があったが、
「あっこ(あそこ)には、だっちゃんわいや!」
と、いう山出市長(当時)の私見が表明され、市議団は市長の想いを忖度し、全会一致で否決した。
だから、どうしても、山出市長と山野市長の対応の差が、浮き彫りになるのだ。
ここは、時間をかけて、半径1キロ以内の町会で、それぞれ住民説明会を丁寧にやったほうがいい。
それは、住民合意の大切な手続きである。
丁寧な手続きを踏んでの、住民合意のもとでの「合意書」提出が必要なのだから。
あるいは、議論が深まるかもしれない。
「では、ギャンブル施設のほかに、そのビルに何か誘致できないか!」
「森本駅前にある、おぐら座みたいな大衆演劇はどうか?」
「高齢者も多い地域なので、グループホームや介護施設は?」
「小中高校と多いから、学習塾でもどうか?」
「若いご夫婦も多いから、女性サロンはどうか?」
「横浜の中華街ミニ版や、新大久保の韓国街ミニ版など、コンセプト飲食街はどうか?」
「どうしても名古屋競輪の場外車券売り場をやりたいならば、八田の金沢競馬の隣接地でやればいいじゃないか!そこならギャンブルファンが同時に楽しめるし、競馬との売上相乗効果も出る!」
などなど、大徳商工会の要望に耳を傾ける議論の場も生まれてくるのではないか。
長年地元で商売をし、商店を開き、地域と密着し、地域の一員としてがんばってきた商工会と、ギャンブル施設反対派との間で大きな溝ができるようなことになってはならないと思う。
その仕切り役こそが、地元出身の地方政治家の仕事ではないか。
午前8時過ぎに国対に入り、予算委員会の準備。
予算委員会は、民主党の「原理主義派」岡田克也与党筆頭理事と、自民党の「人情派」武部勤野党筆頭理事の間で、時間割決まらず。
「野党と議論をしながら」とか言いながら、予算委員会の現場は、野党の質問時間を減らそうとする愚。
言行不一致。
野田総理は、ぶら下がりも受けない。
記者会見も都合のいい時だけ。
新内閣の発信力は、官邸どじょうかわら版のみ。
これでは、看板倒れ。
そのことも含めて、質疑者8名と、幹事長室・国対幹部とで、26・27日の質問の流れを確認。
明日、最終チェック。
午後、首都圏を台風直撃。
ちょうど、NTCに向かう車中。
久しぶりに、運転しながら、車がまくり上げられるのではないかと恐怖を感じた。
横断歩道を行く人も、傘を吹き飛ばされて役をなしていない中、足を踏ん張って右往左往している。
午後6時半から、日本レスリング協会理事会。
先日までの世界選手権報告。
国体報告。
一通り議事終了後、質疑応答。
以下4点、担当者に質問し、議論の俎上に乗せる。
@ ジュニアの一貫指導体制はどうなっているか? エリートスクールの強化はうまくいっているか? リオデジャネイロ五輪に向けて、ポスト吉田沙保里はいるのか?
こたえ・・・エリートスクール強化は順調。ジュニアとは、実は大学生時代のこと。この世代の合同合宿や海外遠征がもっと必要。
A マルチサポート事業の長所短所を報告してほしい。 ロンドン五輪に向けての改善策としたい。
こたえ・・・映像班と、栄養班と、ミニバス調達が良かった。ただ、JISS派遣と筑波大学派遣と両者がいて、現地での指揮命令系統の連携がいまいちだった。出発の前に情報交換ができればもっといい。昔は何もなかったが、今はマルチで至れり尽くせり。選手を甘やかすことにならないか? マルチサポート事業が、政権交代でどうなるかもよくわからない。継続してほしい!
B FILA役員の後継者はいるのか? 日本レスリング協会がさらに発展し続けるには、いつの日か定年となる福田会長に代わる人材育成が必要だ!
こたえ・・・FILAは富山英明、JOCは高田裕司、AWCは塚本、国際審判は斎藤と芦田。後継者は育てているつもりだ。ただし、あとは本人たちの努力。ぜひ、通訳費や交通費をマルチで援助してもらえればいいのだが。
C JISSとNTCの使い勝手はどうか? 将来はスポーツ庁のもとに、両組織を連携させないと、現状では使い勝手が悪いのではないかと思うのだが如何か?
こたえ・・・使い勝手は悪い。もっと連携してほしい。JOCの強化方針を、NTCとJISSの連携で生かしてほしい。せっかくスポーツ基本法ができて、近い将来はスポーツ庁ができるのだから、強化と普及の好循環の拠点としていっしょにしてほしい!
と、内容の濃いミーティングとなった。
帰りにNTCの外に出ると、台風一過。
さっきまでの暴風雨は何だったんだ?
午後9時前には自宅に戻り、レス協でいただいた、おこわ弁当を食べる。
おりんさんは、相変わらず2PMビデオ映像を見ながら、韓国語で歌っている。
妻が、
「ちょっと、あなた、幹線道路で大木が倒れて、タクシーにぶつかったみたいよ。心配だから観に行こう!」
と、誘うので、タンバリン散歩がてら、観に行く(野次馬?)
そしたら、近所の公園の桜の大木や、高校の大木が倒れて道路を封鎖している。
・・・凄い暴風雨だったわけだ。
通行者の上に倒れていたら、人の上に倒れていたら、と思うと、背筋が寒くなる。