3時46分起床、ニュースチェック。
レスリング世界選手権3日目。
女子48キロ級、小原日登美(旧姓坂本、自衛隊)選手、金メダル。
今大会、日本勢初メダル。
そして、来年のロンドン五輪出場枠 獲得。
小原選手は、年末の全日本選手権か、来年の選抜選手権に優勝すれば、五輪代表決定。
そういうルール。
安堵。
それにしても、やっぱり女子頼みの日本レスリング界。
グレコは全滅。
男子フリーどうする?
来年までどうする?
強化策の問題アリ。
現地は真夜中のはずだが、イスタンブールにいる佐藤満強化委員長に電話し、情報を聞く。
「(はせ)団長が来ないから、負けちゃったよ・・・・」
・・・って俺の責任かよ!
「(まじめに)来年に向けて、海外遠征を入れなきゃな。国内の合宿だけじゃ、海外勢との試合勘が鈍るわ!帰ってからまた話しよう!」と。
40日合宿でのアノ勢いが、そのまま試合で出せるかどうかの問題だ。
合宿では、本当に素晴らしい練習をしていた。
技術 体力 スタミナ戦略 いずれも、実力の底上げにつながったことは確実。
でも、試合の緊張感やペース配分は、海外で試合出てなきゃわからないもの。
そこだろう。
午前7時半過ぎに国対に入り、予算委員会の準備。
ネタの洗い出し。
論戦ポイントは、復興債の財源。
郵政株の放出、郵政株凍結法案の内容、日銀引き受け枠の活用、埋蔵金、歳出削減、時限増税。
だいたいこういうところが選択肢。
野田総理どう判断するのか。
民主党内の政調会が復活したが、前原さんが党内をまとめられるか。
地元北國新聞の記事チェック。
小水力発電施設について山野市長が前向き答弁。
すばらしい。
金沢市内には縦横無尽に用水が走っており、その用水の流れを活用した小水力発電。
発電施設導入には、課題もある。
・ 初期投資額の低減化
・ 騒音
・ 景観
・ 水利権設定
・ 管理維持費
など。
検討のうえ、技術的な部分を負担軽減し、是非とも導入してほしい。
その山野市長、大徳地区の競輪場外車券売り場建設問題では、答弁に窮している模様。
4年前の市議時代には、明確に反対請願に賛成しているのに、今は市長の立場で、「議会の判断が市民の判断」と様子見を決め込んでいるからだ。
議会も市民も、そして市長も、それぞれが町づくりの責任を共有しており、執行側の市長の判断は重いはず。
もちろん、サテライト建設の権限は、市長には何もない。
でも、金沢の街づくりの責任は、市長にある。
市長の哲学を、議会や職員や市民が理解してこそ、町づくりのベクトルが合ってくる。
そこだ。
「市長は、大徳地区へのギャンブル施設建設反対なんですか? 賛成なんですか?」
この当たり前の質問に答えられず、共産党に同じ答弁を繰り返したらしい。
市長になって、態度が変わったとは山野さんらしくない。
市議であろうと市長であろうと、立場が替わっても、政策への態度は変わらないほうがいい。
かたくなに変わってはならない、とは、そこまでは思っていない。
しかし、変わったならばそれ相当の理由を公に説明してほしいと、そう思う。
その点、山出前市長は、
「あっこ(あそこ)は、だっちゃんわいね」
と、終始一貫、金沢弁で柔らかく発言していたことは、さすがだった。
建設推進派の立場にも配慮し、しかし、自分の哲学として、市街地に、通学路のそばに、大徳にギャンブル施設には、明確に反対していた。
それが山出市長の金沢に対する愛情だった。
その姿勢を、誰もが尊敬していた。
山野さんが、市長選挙で建設推進派に応援していただいたことは、周知の事実。
痛くもない腹を探られないようにしてほしい。
市議のころからの、従来の反対の姿勢を、明確にしたほうがいい。
それとも、地元町会や大徳小・大徳中・地元保育園などの教育福祉関係者や保護者が、こぞってギャンブル施設建設に賛成、ということでもあるのだろうか?
もしそうならば、馳浩一人だけでも、最後まで反対するしかないが。
地元選出で、金沢保守議員会の小林誠市議は、熟慮中。
4年前は反対したが、しかし自分の目で確かめたいということで、全国の施設を視察したらしい。
「環境保全のためや交通事故防止のために、監視員や警備員が街角に立つようになり、PTAも安心しているという証言もありますよ! 集客施設は地域経済に貢献し、雇用も生みだしますし、景気の疲弊している地方にとっては、そんなに悪い施設ではありませんでした!」
と、電話で話をした小林議員。
さすが、若手の有望株、自分の目で確認して、その上で熟慮中とは、政治家として立派な姿勢だ。
アノ大御所の金原県議ですら、日曜日の杉本前副知事祝賀会の乾杯のときに、この話題に触れ、
「おいや、困ったもんやわいや。(建設推進派は)わしの近い親戚でなぁ・・・」
と、賛否を明らかにされなかった。
本当に困り切った様子だった。
そういう情報をすべて飲み込んだ上で、馳浩は反対だ。
これはシンプルに考えている。
通学路のすぐそばに、公営ギャンブル施設は、金沢にふさわしくない。
それも、市街地に。
自転車競技法施行規則第14条2項には、「敷地の周辺から千メートル以内の地域にある」学校や病院の見取り図が添付義務となっている。
配慮は必要だ。
それぞれの事情があるのだ。
9時10分、国対正副会議。
民主党の平野国対委員長から、26・27・28・29の4日間、衆参での二日ずつの予算委員会を、閉会中審査として開催する申し入れがあった、との報告が、逢沢委員長よりあり。
「26日から4日間も予算委員会を開く、と今さら申し入れるならば、最初っから閉会しなければいいんだ。」
「野党7党が全会一致で申し入れているように、10月14日までの28日間の会期延長を、本日正式に議長に申し入れる!」
と逢沢委員長。
従って、この議案が処理されない限りは、国会は明日で閉会か、28日間延長か、わからない。
当然、各委員会での閉会中審査をはじめとする、理事会や理事懇談会は開けない。
となると、わが文部科学委員会では、継続審議となっている「私学災害助成法」を、協議すらできないことになる。
「私学災害助成法と、原発事故調査委員会設置法と、二重ローン対策法案は、次期臨時国会で協議のうえ処理すること」
と、逢沢〜安住の与野党国対委員長の協議で、すでに決まっていたこと。
その約束すら守れない民主党。
何やってるんだ。
本当に腹立たしい。
この怒りがマスコミにも伝わっているのだろう。
テレビも新聞も、民主党の国会運営には一様に批判的だ。
民主党がここまで職場拒否をしている本音は、9月26日の、小沢一郎さん元秘書の、政治資金規正法違反にからむ判決だとか。
その判決を、また予算委員会でほじくり返されたくないのだと。
・・・それもまた、内向きな議論だと思う。
政治資金の話なんて、被災地復興に比べたら、どの程度の話なのだ。
目先のいやなことは先送りし、まずは逃げてしまうという民主党ならではの体質そのもの。
午前10時より、参議院で代表質問。
総理は、鉢呂前大臣の任命責任を認める。
10時半、JA金沢中央の西井専務がお見えになる。
「馳さん、TPP交渉参加反対請願の、紹介議員になってください!」
「TPP参加、大反対ね、わかりました!」
と、お答えし、その上で、コメの先物取引開始問題で、穀物取引市場の米の取引相場についてお伺いする。
「あれは、穀物取引市場の取引高を増加させるための目的以外に、何があるんですかね? 価格の指標作りですかね?」
と、西井さんから、現状をお伺いする。
とりあえず2年間の試行錯誤のはず。
チェックし続けたい。
お昼は、党本部で、町村派の昼食会。
国会延長拒否に、批判が集中。
それと、日教組出身で、専従の政策委員長だった神本美恵子さんが、文部科学政務官に就任したことに、批判。
「謙虚さに欠ける。自民党は、関係団体出身議員はその分野の仕事には就かせないという不文律があった。例えば、看護連盟出身の高楷さんは、厚生労働大臣には就けないのです、自民党では。それが、民主党は、日教組出身議員を臆面もなく文部科学省の政務官にしている。政策を牛耳る発想であり、稚拙だ!」
と町村会長。
午後2時より、代表質問2日目。
本日は、公明党、共産党、みんなの党、社民党、国民新党。
野田総理は、昨日のような覇気はなく、官僚の書いた答弁書棒読み。
その中で気になったのは、外国人地方参政権と、集団的自衛権と、靖国神社参拝。
保守政治家と自他ともに認める野田総理。
しかし、財務大臣時代には、
「外国人地方参政権反対!」
「解釈変更し、集団的自衛権は認めるべき!」
「靖国参拝は、慎重に判断すべき!」
と、財務委員会の稲田朋美代議士への答弁で明言していたものが、結局総理となって、検討や否定など、従来の政府見解を繰り返すばかり。
がっかり。
言ってることと、やってることが違う。
つい先日までの財務大臣と、現在の総理大臣と、立場がどう違うのか?
松下政経塾はなんだったのか?
総理になるための塾なのか?
総理になったらこうしたい、ああしたいという、国家論を磨きあげるのが、松下政経塾ではなかったのか?
そういう意味で、野田総理に期待していた我れ我れ保守政治家は、急降下な気分。
答弁の元気のなさも相俟って、本会議場も空虚な拍手と野次が飛び交う消化試合。
これでいいのか?
やっぱり会期延長して、論戦を戦わせるべき。
それが、国家の将来のためであり、被災地のためでもある。
民主党よ、考え直してくれ・・・(いよいよ懇願調になってきちゃったよ)。
午後7時より、第4回勝兵塾。
本日の講師は3名。
衆議院議員のわれらが稲田朋美さん。
イスラエル大使。
そして、日本航空学園理事長の梅澤さん。
「国家を守る」というテーマで、三者三様、素晴らしい講演。
午後8時半、合唱団におりんさんを迎えに行き、自宅へ。
妻が作った晩御飯を温め直して、いっしょに食べる。
韓国風ごま油味スープ。
絶品。