「馳さん、どうしていつもそんなに元気なんですか?」
と、いわれるも、すぐには返事できない。
生まれつき?
それもある。
しかし、よ〜〜く考えてみると、やっぱりあの事件以来。
1990年の6月10日。
福岡スポーツセンター。
試合後に昏倒、心臓停止した事件。
運良く警察官と医師が会場内にいた。
心臓マッサージと人工呼吸などの速やかな処置で、一命を取り留めた。
あれ以来、「もしかしたら、またこんなことが起こるかもしれない」と思うと、いつも元気なのだ。
今でも夜中に目が覚めると、「また寝たら、もう二度と目が覚めないかもしれない」と思う。
それがモチベーションの一つ。
午前8時前に国対に入る。
資料整理。
220日に及ぶ通常国会も、今日が閉会日。
3.11前と以降で、劇的に変化した国会の風景。
しかし、民主党政権自体は、菅前総理の存在で混迷を深めた。
そういうすべてをリセットし直すべく、任に当たるのが野田さん。
がんばってほしい。
午前9時10分、国対正副会議。
「臨時国会は、速やかに開催を求めて行く」と。
9月下旬に国連演説がある。
野田新政権としては、その前に、衆参で所信表明演説をして、そして代表質疑をしておくべきだろう。
世界で演説する前に、国内で、国会で政治方針を内外に示しておくべき。
となると、9月14日召集か。
レスリングの世界選手権と日程が被る可能性がある。
請暇願い提出の準備。
文部科学委員会において、高木大臣が、朝鮮高校無償化手続き再開の説明。
「北朝鮮情勢が砲撃前の情勢に戻った」
と、説明したが、とんでもない。
どこをどう理解して、北朝鮮情勢が砲撃前に戻ったというのか?
砲撃の謝罪もしていないし、6カ国協議も再開していないし、拉致事件も何も進展していない。
中野拉致担当大臣ですら、断固反対を表明している。
菅総理の思いつき政治は、最後の最後まで混迷を深めただけ。
自民党としては、撤回を求めるとともに、「教育問題に照らして」朝鮮高校の教科書や朝鮮総連との密接な関係からして、支援金支給はふさわしくないと表明すべき。(午後4時からの緊急部会で決議)。
各委員会の閉会中審査を終え、午後1時からの本会議で、閉会。
さすがに、神経を張り詰めた220日間、ちょっと疲れた。
しかし、被災地に休息はない。
休んでいる暇はない。
さっそく臨時国会の弾込め(政策課題整理)に入る。
午後2時半、駒沢公園体育館へ。
インカレ三日目。
フリースタイル初日。
55キロ 半田、竹田、高橋
60キロ 伊藤、中村、荻原
66キロ 間瀬
74キロ なし
84キロ 澤田
96キロ 中里、馬場
120キロ 浅田
以上11名が明日の最終日に進んだ。
惜しかったのは、74キロ大平と井上。
実力は伯仲しているのに、気持ちで負けていた。
せっかく蓄えた実力なのに。
インカレの本舞台で発揮できるかどうか。
そのイメージを試合で出しきっていない。
技を知っているということと、技を出来るということと、その技を試合で使えるということと、その技でポイントを取るということはすべて違う。
技術的なイメージを試合で出せるかどうかこそ、精神的な強さ。
それは、日常の生活態度から身につけなければならない重要な部分。
それが大学レスリングの一番大切なところ。
自己コントロール力。
自己管理能力。