衆議院議員
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はせ 日記
平成23年
8月9日(火)

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■8月 9日(火)

 5時起床。
 ちょっと白山登山の疲れが出てきたかな?
 ふくらはぎとアキレス腱が痛い。
 50歳だから?
 いやいや、まだまだ、と自覚して起きる。

 ニュースチェック。
 松井またホームラン。
 11号。
 絶好調。
 ヤンキース復帰も、夢じゃない!

 午前7時半、国対到着。
 執務準備をしていて、ふと気付く。
 あれ?明日の文部科学委員会質問資料がない!
 もしかして、自宅の棚の上?
 蒼ざめる。
 そそくさと車に乗って引き返す。
 自宅の玄関開けて階段をどたどたと上がると、何事かとおりんさんが、むくっと起き上がる。
 慌てているパパに向かって、
 「動揺してますね!」
 と叫ぶ。
 (ちくしょー。こんなときにギャグ言ってどうすんだ!)
 と、思いながら、確かに動揺していた。 

 午前8時半、党本部706号室の財金部会。
 公債特例法案の説明。
 年金財源をスライドする案についての確認。
 「これは、先送りですよね。 第3次補正の復興債につけ回しするだけですよね?」
 と、確認すると、石破政調会長は、
 「そうですね」と。
 「自民党政権のころからの積み残し案件です、国庫負担金を3分の1から2分の1にすることは。自民党としても恒久財源を明確に示さなければなりません。2.5兆円です。消費税増税も含めて、自民党案を早く示しましょう!」と、指摘。
 さらに、
 「ところで、政府の復興基本方針には、歳出削減で財源をねん出とありました。と考えると、バラマキ4Kを撤回か見直さなきゃ公債特例法には賛成できないよと、いうのが自民党の主張のはずです。その点で、谷垣総裁の主張があいまいです。執行部は皆さん、一致した意見ですか?」
 と、石破さんに確認。
 「馳さんのおっしゃる通りです。バラマキ4Kを放置して、赤字国債を野放図に出すことに賛成できません!」
 と、明確にお示しいただく。
 この一言を聞いて安心。

 午前9時10分、国対正副会議。
 遅れてはいると、逢沢委員長がテレビカメラの前で演説中。
 「今日が山場」
 そう、公債特例法に賛成するか反対するかの瀬戸際。
 子ども手当て法案撤回し、元の児童手当の拡充案に戻るという決着が自公民ではかられた以上は、バラマキ政策の見直し確約さえあれば、反対する理由はない。
 そういうことだろう。

 午後、その方向で3党政調会長・幹事長の合意がなされる。
 やっぱりね。
 ただし、高校無償化見直しのついての文言が、あいまいだ。
 「政策効果の検証をもとに、必要な見直しをする」
 と、いうのでは、見直さない場合もありうる。
 少なくとも、所得制限が落とし所だ。
 同時に、国会議員の定数削減は、絶対に必要だ。
 自分たちだけ安全なエリアで、安穏としていてはいけない。
 衆議院は、比例代表80減。
 小選挙区&全国比例代表の同時立候補しか認めず、全国惜敗率で上位100名を当選させるべきだ。
 それで定数400名。
 あるいは、中選挙区制のみで1票の格差是正し、定数400名。
 決断あるのみ。

 午前中は、科学技術イノベーション特別委員会 所信質疑3時間。
 あわただしくて、お昼御飯抜き。

 午後1時より、自公民の、実務者協議。
 放射性物質対処法(仮称)について、9合目まで詰める。
 残りは2ポイント。
 @ 国が処理費を全額負担すること。
 A 国が代行措置をするものとすること。
 ここは、瓦礫処理法を参考にしてでも、来週中には詰めたい。

 第2回・学童保育(放課後児童クラブ)公的責任を拡充する勉強会開催。
 ターゲットを絞る。
 1) 小学校の施設内敷地内での設置をさらに進める
 2) 指導員の認定講習制度(あるいは研修拡充)
 だ。
 次回からは、民主党の山井さんにも出席していただくように、との要望あり。
 また、文部科学省が推奨している「放課後児童プラン」の現状確認と、被災地の学童保育実情を伺うことも確認。

 午後、内閣府の村木厚子さんと、子ども子育て支援プランについて、情報交換させていただく。
 引き続いて、矢田富郎津幡町長と、政策情報交換。 

 夕方より、明日の文部科学委員会 質問作り。
 テーマは、
 @ 3党合意による高校無償化見直しについて
 A 国立国語研究所における、日本語教育推進組織見直し
 B 被災地における、スクールカウンセラーの実情
 など。
 質問作りをしながらテレビニュースを見ていると、珍しく菅総理が足を停めて、ぶら下がり質問に答えていた。
 質問は、「3条件がそろえば辞めますか?」だ。
 無視するかと思いきや、しばらく歩いて立ち止り、振り返りなながら、
 「自分の言ってきたことには責任を持ちます」
 と、やっぱり中途半端に歩きながら答えた。
 おそらく、これは本音だろう。
 ようやく観念したか。

 では、あとは後継候補の品定め。
 マニフェスト路線を堅持し、増税反対派か?(馬渕・小沢)
 そうではなくて、増税してでも財政健全化を目指し、ねじれ国会における政策の遂行路線を模索する派か?(野田・海江田)
 次の総理は、
 ・ 選挙管理内閣のリーダー
 であり、
 ・ ねじれ国会のもとで、参議院民主党と意を通じ、野党と話し合いのできるリーダー
 だ。
 本格的に与野党が政策で向き合うとすれば、野田さん、玄葉さんあたりが妥当。
 それでも、民主党が政策立案プロセスを明示できなければ、一致団結できなければ、やはり民主党政権崩壊は近い。
 同時に、思想信条寄せ集め軍団で、党の綱領決定や、憲法改正、歴史認識など、保守政治を志向できなければ、党としてのまとまりはない。
 ましてや、菅総理に代表される「革命思想」を脱却できなければ、いつまで経っても市民政党であり、国家を語る資格はない。
 そこをクリアできるとしたら、野田さんしかいまい。 


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