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はせ 日記
平成23年
8月10日(水)

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■8月10日(水)

 もう8月10日か。
 午前4時起床、ニュースチェックしながら、気がつく。
 蒸し暑いんだけど、この肌の感触は、残暑。
 秋来(き)ぬと 目にはさやかに見えねども 風の音にぞ おどろかれぬる  だ。

 ロンドンで暴動のニュース。
 大丈夫か、来年のロンドン五輪は?
 さっそくJOCの上村春樹強化委員長といっしょにロンドン出張中の久木留くんに連絡。
 「大丈夫か?」
 「街中はまったく混乱はありません!ジョギングしてきました!」
 だって。
 今回のミッションは、マルチサポートハウス現地視察や、JOCと現地ロンドン五輪組織とのミーティングとか。
 政治的な暴動ではなさそう、ということか。

 午前7時半過ぎ、国対入り。

 午前9時10分、国対正副会議。
 昨日までの緊張感は嘘のように、凪の政局。
 そう、特例公債法案に賛成することを決めてしまったからだ。
 自公民の3党合意の確認文書では、戸別所得補償と高校無償化については、「政策効果を検証し、見直す」とあり、自民党が主張していた撤回からは、一歩後退。
 被災地のことを考えると、そして、公明党が賛成方針を出してしまった以上は、ここが潮時か。
 「それにしても、この確認書、赤沢さんがずいぶん前から準備してたんじゃないのか?」
 と、石破政調会長の知恵袋である赤沢りょうせい代議士に疑惑の目が向かう国対メンバーなのであった。
 「ちちちち、違いますよ〜〜〜!」
 って、否定するが、この男、油断ならない?
 海江田万里を泣かせたくらいだからな、やりかねない?
 などと、話題を冗談に紛らせるしかないじゃないか、ここまで来たら。
 永田町の関心は、あとは、再生可能エネルギー買取り法案の修正と、そして、民主党代表選がいつになるか?
 8月22日からの週には菅総理退陣3条件はすべてそろうのであり、すると、8月28日が民主党代表選。
 すると、8月30日の本会議で首班指名か?
 本命は野田佳彦さん・・・今のところ。
 で、まさか大連立に乗り気なんじゃないだろうな、うちの執行部は。
 ここまで来ると、国政の混乱は、菅総理のせいではなくて、民主党政権だから、ということは皆よくわかっている。
 民主党政権の政策も、プロセスも、外交方針も、そのつたなさに加担すべきではない。
 閣外協力で十分。
 ポストをちらりと見せられて、閣内協力に踏み出した瞬間、かつての社会党の二の舞。

 午前10時より、加賀・能登開発協議会の省庁要望に同行。
 民主党の一川保夫代表を先頭に、農林水産省と文部科学省へ。
 同行は、矢田富郎津幡町長、山田憲昭県議、米光県議、吉田県議、平蔵県議、加賀市副市長、能美市副市長。
 案件は、農業基盤整備事業・森林整備、漁港整備、北陸先端科学技術大学院大学図書館と研究棟整備、そして大聖寺城埋蔵文化財調査。
 それぞれの担当者に、陳情の熱意を伝える。
 判を押したように、「公共事業予算お願いします!」と、逆陳情されて、参議院民主党政審会長の一川さんも苦笑い。
 汗びっしょりになった。

 お昼に自民党本部。
 看護連盟の勉強会。
 周産期、新生児救急医療(NICU)の整備要望。

 午後1時より、文部科学委員会。
 一般質疑。
 およそ30分間、質問させていただく。
 案件は、
 ・ 3党合意の高校無償化政策の政策効果の検証と見直し
 ・ スクールカウンセラーの「準ずる者」について
 の二つ。
 自殺防止対策でもあり、教師の相談相手でもあるスクールカウンセラー。
 「加配定数の教員としてカウントできないか?」
 とも提案。

 午後3時、日本サモア=日本トンガ友好議連合同総会。
 なにはともあれ、サモアとトンガに行こう!と盛り上がる。
 ニュージーランド経由で2日がかりの渡航とか。

 午後5時、清和政策研究会の緊急総会。
 連立大反対。
 皆の意見はまとまっている。
 ただし、被災地支援や、原発対策では、与野党協力すべし。 

 午後7時、自宅に戻る。
 つい、寝てしまって、9時に迎えに行く約束のおりんさんから電話がかかってきたのは、午後9時10分。
 「ごめん、ねちゃってた!」
 「おやじぃ〜〜〜!」
 と、いうわけで、おりんさんはバスで帰ってくるのであった。
 おやじは、おりんさんが帰ってくるのを待ち切れず、ママが作った鳥の空揚げとソーメンと、茄子とししとうの炒め物を、パクパク食べるのであった。
 で、帰ってきたおりんさん。
 「おやじぃ〜〜、先に食べてるよ!」
 って、何か、悪い?
 家族一緒に、サッカー日本対韓国の圧勝を喜び、ボクシング井岡の貫禄の拳に酔いしれる。
 井岡、かっこい〜〜〜〜! 


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