衆議院議員
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はせ 日記
平成23年
8月4日(木)

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■8月4日(木)

 朝4時に起きてパソコンを開いていると、いつもより早く、午前6時前には起き出してきた女房。
 「はせぴーおはよ!」
 「はい、おはようございます!」
 「 で、何時に出かけるの?」
 「7時には出るよ、予算委員会の準備もあるし。」
 「じゃあ、ディズニーシーまで乗せてってよ!」
 「え、ええええ・・・い、いいよ!」
 (俺はジョギングしてから冷たいシャワーを浴びて、国会に行きたかったのに)とは言えない。
 ましてや、
 (君たちは遊びに行くんでしょ! 僕は国家のために働きに行くんだよ、国会に!)
 とは、とても言えなかった。
 妻のお願いは絶対なのだ、この空間では。

 午前7時前、自宅出発。
 妻とおりんさんと、そしておりんさんのお友達を乗せて、パパは運転手となるのであった。
 「ねぇ、ディズニーシーって、何時開園?」
 「9時じゃない?」
 「えええええええ、9時まで待ってなきゃいけないの〜〜」
 (いちいちうるさい女房だ。そんなの当たりまえだろうが)とは、口が裂けても言えないのであった。
 おとなしく運転していたパパは、
 「今からディズニーシーだ!うっきゃ〜〜!」
 という、年代は違うがテンションの高い女を3名、車に乗せて、朝から少々気が疲れるのであった。
 「ところで、おりんさんのお友達は、お小遣いもらってきたの?」
 「はい、パパとママの腰を3時間もマッサージして、二人からお小遣いもらいました!」
 と、嬉しそうだ。
 「で、おりんさんは、お掃除したの?」
 と、聞くと、鼻の穴をゆがませながら、
 「え〜〜〜、自分の部屋と階段は掃除したよ。それにパパの背中掻いてあげたじゃないの、5分か10分ほど!」
 と、恩着せがましく、口を尖がらせるのであった。
 無事に3名をディズニーシーの前の横断歩道で下ろし、肩の荷を下ろした気分で、国会に向かう。

 なんとか午前8時10分には、衆議院玄関に到着し、国対に入る。
 ところが。
 朝の国対会議で、ディズニーシーで下ろしたはずの肩の荷物は、よけいに重くなった気分でこの肩に戻ってきた。
 民主党国対の強行方針が、伝わってきたのだ。
 明日の金曜日中に、公債特例法と再生可能エネルギー法と、瓦礫処理法と、重要案件を三つも強行採決するんだとか。
 ありえない。
 現場委員会の採決準備も整っていないのに。

 そして、午前11時からの議運委員会。
 川端委員長が、職権で明日の本会議を決定。
 横暴だ。
 その理由が、ふるっている。
 「明日は、特例公債法と再生可能エネルギー法と、がれき処理法が各委員会で成立する予定だから!」
 だって。
 ちゃんちゃらおかしい。
 各委員会では、修正協議の予定ではあるが、採決日程は決定していないのだ。
 せっかく、午前11時半から三幹事長三政調会長(民自公)で、子ども手当て撤回見直し合意が整う方針なのに、議運で民主党の川端委員長が暴発してどうするんだ!
 民主党は、コントロールの効かない暴走機関車となっている。
 安住国対委員長と、岡田幹事長と、川端議運委員長と、全く連携が取れていない。
 ましてや、衆議院で強行採決して荷崩れしたら、参議院で起き上がるのに、余計に時間がかかてしまうなんてこと、誰でもわかるのに。
 つたない。
 幼すぎる。
 どうも、お盆明けの8月21日の「民主党代表選」を実施する日程を想定してしまっていて、それに向かって猪突猛進しているだけの様子。
 ・・・・
普通、委員会採決見通しも立っていない中では、絶対に本会議は立てない。
 そんなことあたりまえ。
 与野党合意のない国会運営なんて、いまだかつて聞いたことない。
 横暴極まりない。
 民主党に、司令塔はいないのか?
 ・・・と、怒り心頭でいたら、夕方になって、
 「明日はなくなったよ、あたりまえでしょ!」
 と、議員会館をつなぐ廊下ですれ違った公明党の議運代表、遠藤乙彦さんが、呆れた様子でおっしゃるのであった。
 やっぱりね。
 こうなると思ったが、やっぱりそうなった。
 はぁ。
 疲れるよ、民主党の綱わたりを見ていると。 

 夕方、健康センターで、しばし運動。
 ヨガ腹筋180回、首押し50回、背筋100回、ヒンズースクワット600回、プッシュアップ180回、アームカール60回、ラットマシン60回。

 午後5時より、社民党政策審議会へ。
 放射性物質対処法(仮称)の自公骨子案を説明。
 「国の責任で、モニタリングや廃棄物処理や除染措置をするように!」
 「適切な役割分担と書いてあるが、これでは地方に責任を押し付けてしまう心配が残る。国の協力要請を受けて実施する、とか、表現を工夫できないか」
 「高濃度ガレキ置き場を設置すべし! 文部科学省所管のアイソトープセンターを拡充して使えないか」
 「汚染の全体像の把握の責任を示すよう、国の責任とすべし」
 「モニタリングや、集積・管理・除染での地方の果たす役割は、法定受託事務とすべし」
 「健康被害を及ばせないための予防措置を書けないか」
 など、建設的な意見をいただく。

 午後6時より、国対にて、月曜日の予算委員会集中審議の準備。
 資料を読み込む。
 テーマは決まった。
 @ 復興基本方針の不備
 A 福島県の消えた2300人の幼稚園児
 B 放射性物質対処法案について
 だ。 

 午後9時、朝はハイテンションだった世代の違う女3名を迎えに、ディズニーシーに行く。
 やっぱり夜もハイテンションで帰ってきた。
 出口に迎えに行ったら、出口右側のショップにまた入り直して、買い物始めちゃったよ。
 朝からもう13時間も経っているのに、君たちは怪獣か?
 ディズニーシー10周年の夜のパレードショーが、ことのほかお気に入りだった様子で、
 「きれいだったわぁ」
 「素敵だったわぁ」
 「夢のよう」
 と、目がハート??になっている。
 (パパは、送迎運転手役だけだけどね)とは、口が裂けても言えないのであった。
 自宅に戻り、妻に焼きそばを作ってもらって晩御飯。
 缶ビールとコーラショックで疲れを癒やす。


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