朝7時過ぎ、森喜朗元総理に電話。
コールが鳴るやならぬかのうちにすぐにお出になる。
「おはようございます、ところで・・」
「君の言おうとしていることは、事実です!」と、穏やかにおっしゃる。
昨日から、マスコミ関係者が連絡をして来ていたのだが、まさかと、あえて黙っていた情報は、事実だった。
「君にもせがれが大変お世話になった。昨日の朝、静かに息を引き取った。」と。
ご長男、森祐喜さん、ご逝去。
余りにも若すぎる。
「3カ月ほど前から覚悟はしていたんだよ。膵臓だ。」と。
「あることないことマスコミに書かれて、我々家族も参っていたんだ。だから、昨日息を引き取るまで、(縁戚の)岡田(直樹参議院議員)にもいってなかったんだ。」
そうか。
「だから、通夜も葬儀も家族だけでさせてくれ。君にも何も言わなくて悪かった。どうか察してくれ。」
「わかりました」
と、答えざるを得ない。
合掌。
森祐喜さんが、馳浩の政治家デビューのきっかけを作ってくれた恩人であることは事実。
1995年の4月。
秘書をしていた祐喜さんが、自民党幹事長をしていた親父に、
「34歳の馳というプロレスラーは、星稜高校で国語の教員をしていた。ロス五輪にも日本代表で出ているし、猪木さんのいる新日本プロレスの有名なプロレスラーだ。政治家候補にうってつけでは?」
と、森先生に進言をしてくださり、その後、5月15日に自民党幹事長室で出馬の打診を受けた。
「私でよろしければ、やります!」
と、わずか3秒で打診を受諾し、参議院選挙に立候補することになったのは、もう16年前のことだ。
当時の喧騒が思い起こされる。
その後、祐喜さんも県議会議員補欠選挙に立候補し、2期務められた。
政治家仲間として仲良くさせていただいていたのだが、体調不良の事故で、責任を取って辞職をされることになった。
以降、体調をさらに崩された。
そして、今回の訃報。
かわいそうでならない。
本当に、残念だ。
合掌。
8時前に国対に入り、執務。
本日の文部科学委員会の質問準備。
テーマは、古九谷産地論争。
午前9時10分、国対正副会議。
明日の本会議で、原子力損害賠償法と仮払い法案採決決定。
とすると、次は再生エネルギー買取り法案と、いよいよ公債特例法案。
いずれも修正可決の予定。
予定は未定。
買取り法案は、大企業の電力料金高騰対策が入れば合意できそう。
しかし、公債特例法案は、子ども手当て全面撤回無ければ自公は、賛成できない。
バラマキよりも被災地復興財源、という方針は譲れない。
午前9時半から10時25分まで、第1議員会館 理容室にて散髪。
来週白山登山するので、さっぱり短髪。
ん、どっかで見たことのある顔になったぞ?
誰だろう?
午前11時より、文部科学委員会。
お昼御飯を挟んで、午後1時再開。
午後2時15分より45分間、質問。
古九谷論争について、文化財保護法の「文化財の定義」から攻める。
そして、国立博物館の表示の間違いを指摘し、学会の定説の根拠をついていく。
「登窯で色絵は焼けるんですか?」
「焼けません!」
との吉田文化庁次長の答弁は、意味の大きさをわかっているのかな?
実は、「古九谷産地は伊万里説」の有力な根拠は、色絵磁器破片の出土。
それも、登窯周辺からの出土。
色絵陶器3片と、色絵磁器1片。
これって、古九谷伊万里産地となる根拠なの?
さらに、大聖寺藩と鍋島藩との縁戚関係についても追及。
さて、今後の展開をどうする、文化庁?
午後4時、シーサイドホテル芝公園にて講演。
全国ダイヤモンド工事業協同組合総会での講演。
「政界よもやま話」として、今国会がかかわった議員立法について説明。
海外美術品公開促進法、障害者虐待防止法、スポーツ基本法、そして、放射性物質規制&放射性廃棄物対処法。
午後5時半、国会に戻り執務。
そして、終了後、健康センターへ。
腹筋100回、首押し100回、背筋100回、三点倒立3分、ヒンズースクワット300回、ジャンピングスクワット210回、プッシュアップ210回、アームカール70回、ショルダープレス70回、ラットマシン70回。
まぁまぁ。
午後7時半より、国会健康センター有志懇親会。
焼肉。
高村会長、金子さん、甘利さん、竹本さん、佐田さん、武田さん、今村さん、高木さん、浜田さん、山谷さん。
そして職員の飯塚さん、川村さん、吉野さん、アンリちゃん。
帰りは、赤坂見附駅から地下鉄。
渋谷経由で帰宅。
おりんさんは、自宅で夏休みの宿題中。
「あ、パパ、髪の毛切ったでしょ?」
「そうです!どう?」
「しげる!そっくり!」
「え!」
と、むっとした顔をすると、
「・・・しげるより、いい男!」
と、言い直すおりんさんなのであった。
まぁね、兄弟だから似てなくもないんだけどね。
そっか、どっかで見たことのある顔だと思ったら、しげるなのね・・・・