4時起床、蒸し暑い。
夜中に何度も目が覚めて、お茶を飲んだ。
寝ているうちに、熱中症になっちまうんじゃないかと思った。
隣を見ると、誰もいない。
妻は、となりのおりんさんの部屋で寝ているし、おりんさんはリビングのソファの上で寝ている。
タンバリンは、床に転がっている。
ピッコロとマーブルも、いつもの隅っこでぐったり。
それぞれが、家じゅうの涼しい居場所を求めてジプシー状態。
おりんさんは、6時半に起きて、シャワー。
タオルをかけたまま、ドライヤーもかけず、リビングでママに英語ドリルの問題を教えてもらっている。
ちょっと英語を頑張っているようだ。
午前8時過ぎ、国会へ。
マスコミより、こんな情報が入る。
「宰相不幸社会」「百害あって一利なし」「感動した。菅、どうした」
・・・・
これ、民主党国対控室に張られている貼り紙なのだそうだ。
気持ちはわかるが、そうはいっても仲間でしょ?
貼り紙する前に、身体を張って菅さんを辞めさせるか、身体を張って守るかのどちらかでしょうが?
じゃなきゃ、政治家じゃないよ。
そんな民主党国対を横目に、自民党国対正副会議では、
「来週中には、国会を動かすことになるでしょう。今日中に報告します!」
と、逢沢一郎国対委員長のご挨拶。
ふむ、予想通り、7月5・6日あたりで、衆参の予算委員会集中審議をやってから、国会正常化になるのだろう。
逢沢委員長のもとには、ここ数日、安住さん(民主党国対委員長)も日参し、お詫びと国会運営相談の毎日。
菅総理はけしからん、というのは与野党・衆参共通の見解。
でも、やることはやらなきゃ、国民に叱られる、という意識も、与野党・衆参共通の見解。
そんなわけで、これからは「菅抜き」国会となるだろう。
辞める人に質問してもせんないので、次期総理と目される人に、重要な質問をすることになるわけだ。
予算委員会の質問テーマもこうなろう。
・ 原発安全計画・防災計画の見直し指針は?
・ これからのエネルギー計画の見直しをするのかどうか?
・ 海江田経済産業大臣と、細野原発事故対応担当大臣との所掌事務の違いは?
・ B型肝炎訴訟和解金の財源はどうする?
・ 原子力損害賠償支援機構法の一義的責任と、政府責任のすみ分けは?
・ 6月中の「社会保障と税の一体改革」の結論は?
・ 消費税増税は、「2015年10%」という数字に間違いないのか?
・ 納税者番号制度と社会保障番号の統一化は?
・ 子ども手当てを含むマニフェスト見直しの行方は?
・ バラマキ4Kは撤回するのか?
・ TPP交渉の行方は?
・ 浜岡原発停止と、他の原発の再稼働の整合性はあるのか?どう違うのか?
・ 地球温暖化ガス25%マイナス方針と、新規原発建設の見直しは両立するのか? マイナス25%は見直すのか?
・ 6月30日の佐賀県知事と海江田大臣との会談!
「危ないところは政治が停める。危険性のないところは政治の判断で再稼働をお願いする」
危険性の判断は技術でするものではないのか? 政治の判断の根拠は何か?
・ 震災復興財源は何? 増税? 日銀引き受け? 相続税相殺の無利子国債?
・ 3次補正はいつ出すのか? 3次補正の編成は菅総理がするのか?
・ 放射性廃棄物の規制と処理と管理方針は? 特別立法が必要ではないか?
などなど、ちょっと考えただけで次から次へとテーマは出てくる。
菅総理の進退なんてどうでもいいから、次の総理と目される人に、復旧復興のための前を見た論戦を挑まねばならない。
午前9時40分より、自民党提案の議員立法について、国対法案説明会あり。
@ 被災地私学施設等特別助成法案・・・災害復旧に限定し、被災した私学や専修学校各種学校の教育インフラ整備促進。公立学校と同等の、国庫補助率 66.7%を法定。ぜひ、委員長提案で成立させるべく、水面下で調整中。
A 災害弔慰金支給特例法・・・同居、もしくは生計を共にしていた兄弟姉妹が死亡した場合も、遺族は災害弔慰金を受け取れるようにする。3月11日に遡って支給。
B 平成23年原子力事故被害に係る緊急措置法・・・いわゆる仮払い法。国が仮払いし、東電に対して求償権を持つ。地方自治体にも原子力被害応急対策基金を設定し、被害事業者や居住者への応急対策の仮払いをする。
C 民放特例法・・・相続放棄の熟慮期間3カ月をさらに3カ月延長する法案。
D 災害廃棄物処理特措法・・・大震災により発生した災害廃棄物処理に関する指針と、費用負担特措法。放射性廃棄物は除く。
以上の法案は、ずっと野党自民党が提案してきた提言であるにもかかわらず、民主党政権が対応していないので、議員立法として提案した次第。
もちろん、これに加えて、鴨下座長チームで調整中の「放射性廃棄物規制・処理法案」も準備中。
・・・ふんとうにもう、今さら民主党のことをあ〜だこ〜だいっても仕方ないけど、あまりにも対応が遅すぎる。
来週の延長国会再開で、どしどしこういう特措法を提案し、成立させていきたい。
お昼、上野毛駅前で、北村克哉君をピックアップ。
新日本プロレス道場 見学。
永田ゆうじくんにお願いし、2年間資格停止の北村君に対して、「プロレスとは何か」についてレクチャーをしてもらう。
アマレス復帰の意味と、今後のトレーニング環境と、そして生活と。
その三つを考えた場合は、プロレス入りも選択肢の一つではないか、と。
「資格停止期間2年間」の間に、どのような生活・練習をすればいいのか?
そのための心構えをどうするか?
五輪挑戦が人生のすべてか?
プロレスとは何か?
生きがいとは何か?
自分が満足する生き方は何か?
今はまだ「アマレスへの復帰」にだけ気持ちが専心しているが、では、五輪挑戦その後の人生は何なのか?ということも含めて、永田君を紹介したのであった。
「お話を持ちかえって、自分で考えてまた報告します。ありがとうございます!」
と、素直に話を聞いていた北村君。
所属するドンキホーテの一般社員として生活するという選択肢もあるが、それだけで肉体を維持できるのか?
プロレス界にとっては久方ぶりの逸材であることは論を待たないが、本人が心の底から「やりたい」と思わなければ出来ないのもプロレス。
もちろん、「二兎を負うものは一兎をも得ず」の故事もある。
「プロレスとは毎日がオリンピック」とは、中西学のことばであるが、さて、北村君には理解できるかな?
たまたま、専修大学レスリング部で2学年先輩の三上恭祐が新日本プロレスの新弟子として頑張っているので、アドバイスをしてもらう。
今まで、アマレス界からプロレスにスカウトしたのは、
中西(専大)、永田(日体大)、石沢(早稲田大)、藤田(日大)、諏訪間(中大〜クリナップ)、山口(拓大)=引退。
それぞれが、アマレスチャンピオンから、本物のプロレスラーに成長した。
人生いろいろ。
そして、北村克哉君、どうする?
素質は抜群なのだが。
道場では、真壁と高橋と、邪道外道が練習していた。
みなコンディションよさそうだ。
平田淳司さん、小林邦昭さんもいた。
懐かしい仲間。
新日本プロレス、この道場と、菅林社長がいれば、未来は明るい。
頑張ってほしい。
夕方、早めに自宅に戻り、特製スープを作る。
キャベツ・長野ハーブウィンナー・とき卵・玉ねぎ・トマト・ブロッコリー。
味付けは、塩コショウとトマトケチャップと、スープの素少々。
栄養満点。
午後8時、おりんさんを迎えに行く。
ママがお仕事でいないので、のんびり二人で晩御飯。
やっぱし缶ビール。
国会健康診断で、尿酸値9.0。
缶ビールは、1本に抑えておこう。
おかずは特製スープと、ママがつけたきゅうりのお漬物と、そしてぜんまいと油揚げの煮物。
満腹。