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はせ 日記
平成23年
6月22日(水)

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■6月22日(水)

 4時起床、蒸し暑くって目がさめちゃった。
 ニュースチェック。
 官邸メルトダウン。
 国会会期は70日間延長。
 ドタバタ劇でようやく官邸(菅総理)と、民主党幹部(岡田幹事長)とで折り合ったとか。
 溺れる者はわらをもつかむ?
 条件は3つ。
 公債特例法、第2次補正予算の成立、再生可能エネルギー全量買い取り法案の審議採決促進。
 そこまで菅さんがやりたいんだと。
 さまざまな手練手管で延命を図る菅総理。
 「菅の顔を見たくないならば、この法律を通したほうがいい!」
 と、野党を挑発していたが、あまりにも言葉が軽い。
 「第3次補正は、新総理のもとで」
 と、いう確認文書の文言を、
 「第3次補正は、新体制のもとで」
 と、書きなおさせた菅総理。
 そりゃそうでしょ。
 再生可能エネルギー法案を通して「脱原発」解散して、「新体制」で菅政権延命したいらしい。
 「脱原発イエスかノーか?」解散。
 それで、「郵政民営化イエスかノーか!」の小泉解散に並びたいんだと。

 一応言っとくけど、小泉さんは、怒号と喧騒の自民党内政策手続きを経て、総務会を多数決で行ってまで合意を取り付けて、反対派を公認しないことまでして、郵政民営化の説明をして、刺客を立ててまで選挙を行った。
 覚悟があった。
 しかし、菅総理には、覚悟も閣内了解も党内手続きもない。
 つまらぬプライドだけ。
 政策立案プロセスを無視しての独裁。
 選挙に勝てそうな?政策を押し付けるだけ。
 それは、政治ではない。
 脱原発イエスかノーか?
 で、来たら、対抗は「脱菅イエスかノーか?」だな。
 ・・・こんな選挙してるどころじゃないのに。
 被災地は選挙どころじゃないほど、猛暑を控えて避難所暮らしや生活設計・生計確保に汲々としているのに。
 エネルギー政策見直しは確かに必至。
 水力発電も、火力発電も、原発も、自然エネルギーも、可能な限りのベストミックス。
 省エネ計画と、自然エネルギー推進計画と、蓄電池開発と、ベストミックスで安定的なエネルギー供給の確保が必要。
 にもかかわらず、国民に対しても、経済産業省内や環境省内でも、民主党内に向けても、いや、閣内に向けても、脱原発に向けてのプロセスが議論・説得されていない。
 「エネルギーシフト」こそが、日本のエネルギー政策転換のありかたなのに、その議論すら深まっていないのに、いきなり選挙?
 呆れかえる。 

 午前8時過ぎ、国対入り。
 執務。

 午前9時10分、国対正副会議。
 今日は会期延長で与野党協議の一日。
 幹事長書記局長会談で、その方針がまとまるか?
 まとめなきゃ。

 仙台の山岸さんと打ち合わせし、明日の現地視察の日程固まる。
 (午前9時、貞山小学校)→(午前10時半、渡波小学校)→(午前11時半、牡鹿中学校)→(午後1時、大谷内小学校)→(午後3時、石巻中学校)→(午後7時、石巻専修大学ボランティアミーティング)
 あとは、安全運転。
 中学生の自習勉強用の電気スタンドと、殺虫剤と、蚊取り線香と、JA松任の「松ちゃんのごはん」を支援物資として届けることと、教育事情視察。

 午前10時半から、皇居の周りジョギング。
 1時間。
 午前中の幹事長書記局長会談がまとまらない限り、会期延長決定も、本会議開会もない。
 しばし汗を流して、心頭滅却。
 今年一番の蒸し暑さ。
 梅雨明け?かと思うほど。
 今国会のこれまでを思い浮かべながら、「延長国会の進め方は?」と、頭の中で考えながら走る。
 昨日のお昼に、自公民3党の幹事長では「50日間延長」で合意していた。
 ところが、岡田幹事長が菅総理を説得に行ったら、70日間に引っくり返された。
 加えて、「新首相」→「新体制」と、書き換えさせられた。
 これは何を意味するか?
 菅総理は辞めずに、内閣改造や解散総選挙もあるということを意味する。
 そういうなりふり構わぬ延命には、これ以上協力できない。
 民主党が70日間延長で来れば、50日間を主張して、反対するのみ。
 走っていると、「放射線に気をつけて!」と、声をかけられる。
 「この程度なら健康にいいですから!」と、お答えして、走る。

 そういえば、おりんさんは、今日から三日間、職場体験。
 体験教育・職業教育の一環。
 大丈夫かなぁ。
 今朝は、いつもより早めに起きてシャワーを浴び、Greeのリンスをして、身ぎれいにして、ママにお弁当を作ってもらって、嬉しそうに出かけて行った。
 やっぱり学校とは違うから、意識しているのだろうか。
 近所のスーパーが体験場所。
 「スーパーってクーラー効いてるからいいよね〜〜!」
 と、不埒なことを行っていたので、
 「お仕事は、どこでも大変ですよ!」
 と、アドバイスしたが、親の言うことをまじめに聞いているのかどうやら・・・ 

 午前から午後にかけて、断続的に与野党協議。
 結局、午後2時半から本会議。
 採決で、70日間延長決定。
 8月いっぱいは、菅総理体制で国会延長となりそうだ。
 いたしかたない。
 引き続き、被災地支援の努力を続けるのみ。
 明日の被災小中学校視察で、現地の事情をよく理解してきたい。

 夕方、東京を出発。
 今週も一人で自分で運転して、仙台へ。
 秘書が運転できればいいのだが・・・
 車の荷台には、電気スタンドと、JA松任の松ちゃんのごはんと、殺虫剤と、蚊取り線香の支援物資。
 のんびりと運転し、およそ4時間。
 夜遅くに、仙台到着。
 おでんの三吉へ。
 専修大学レスリング部同級生の、遠藤敏一君と一献傾ける。
 息子の拓は、親父の後を継いで、レスリング部4年生。
 授業も練習もともにがんばりながら、就職活動に専心。
 早く内定取りたいところ。 


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