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はせ 日記
平成23年
6月21日(火)

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■6月21日(火)

 おりんさんが寝室ではなく、2階のリビングソファで寝ている。
 「どうして?」
 「暑いんだよぉぉぉ!」
 そう、3階の寝室は、熱気がこもって暑いのだ。
 西日も当たるし。
 で、夜中に我慢できなくなって2階に下りたわけ。
 布団をかぶって、リビングのソファの上でぐっすり寝ているおりんさん。
 ほどよく涼しいのだろう。
 その布団を引っぺがしたり、足をくすぐったりしてちょっかい出すのであった。
 蹴られちゃったよ。

 7時過ぎには自宅を出て、コンビニでサンドイッチ。
 梅雨とは思えない良いお天気。
 通学中の高校生たちも、どことなく元気はつらつ・・・・のはずが、最近の高校生は、お腹がポチャッと出ているぞ!
 良く見れば信号待ちの若いサラリーマンも、ポチャッとお腹。
 むしろ女性のほうが、きりっとダイエットスタイル。
 薄着の夏を迎えて、もっと男性もダイエットしたほうがいいんじゃないか?
 ・・・俺も含めて。

 午前8時過ぎには国対に入り、執務。

 午前9時10分、国対正副会議。
 「菅総理は、退陣条件として、公債特例法・第2次補正・再生可能エネルギー法を出してきた。それで民主党内がもめている。本来ならば明日が会期末なのに、いまだに国会延長幅が決まっていないのは異常だ!」
 そう、菅総理が異常なので、民主党幹部も混乱の極み。
 本日中に幹事長会談が開かれ、会期延長幅が決まる、かな?
 再生可能エネルギー法案を通して、脱原発解散に持ち込みたい菅総理。
 解散は9月。
 小泉総理のように、ワンイッシュー(脱原発)で解散をしたいのだそうだ。
 このひと、本当に自分のことしか考えていないのか?
 勝手に大風呂敷を広げては、周囲を混乱させてきたの繰り返しの菅総理。
 ・ 消費税は、自民党を見習って10%(参議院選挙敗北)
 ・ TPP(いまだ実現見通しなし)
 ・ 浜岡原発停止要請(海江田経済産業大臣や玄葉政調会長すら知らされず)
 ・ 自然エネルギー20%国際公約(国内調整なし・同上)
 ・ 太陽光パネル1000万個設置(国内調整なし)
 ・ 脱原発(解散?!)
 政権を「期間を区切った独裁」と勘違いしたままの菅総理。
 民主党内もさすがに困り果てている。

 午前10時、第4回、ハーグ条約に関する国内法整備勉強会。
 大口さん(公明)、柴山さん(自民)、下村さん(自民)、井上さん(共産)、西村さん(民主)各党メンバー出席。
 外務省と法務省より、現状を報告いただき、質疑応答。
 現状は、素案をもとに、法制審議会に諮問したばかり。
 国内法整備の内容が焦点。
 例外規定を明文化したうえで、相手国に理解を受けられるか、だ。
 例外規定にDV被害を明文化できるか、と言い換えてもいい。
 日本では児童虐待防止法の定義に、「心理的虐待=DVを子どもの前で見せること」が入っている。
 これが子どもに対する虐待・心理的抑圧に入るので、当然、明文化できるはず。
 その上で、外務省と法務省に申し上げる。
 「法制審議会は、期限を区切ってとかいう時間軸であせらないほうがいい。関係者の意見を聞いて、丁寧な議論の上で、国内法整備をすべき!」
 と、伝える。
 「中央当局は外務省となるが、どんだけの人員を予定しているか?」
 「・・・ひとけたかと・・・」
 と、いうわけで、規模としては小さな室になりそう。
 でも、関係省庁と協議をすることになっているので、文部科学省、厚生労働省、警察庁、法務省、最高裁判所などとの調整は必要だろう。

 「リエゾンジャッジを採用する意思はあるの?」
 と、伺うと、
 「各国によってリエゾンジャッジの役割は微妙に違います。調整役、としての意義はあると思います!」と。
 リエゾンジャッジは、決定権のないコーディネーターのようなものだ。
 ハーグ条約に詳しい判事などが、メールなどで事情をやり取りし、事前に情報を把握しておく程度か。
 「返還拒否事由については、DVに配慮すべきではないか?」
 「条約ではDVが対象にはなっていません。でも、国内法の中でどこまで明記できるか検討事項です。」
 とのやり取りも。
 「遡及措置は?」
 「遡及はない!」
 「返還する、返還しない、そのほかの解決法はあるのか?」
 「最近では、返還する・しないのほかに、面会交流させるということで、手を打っている事案もある!」
 と、外務省から報告がある。
 論点は離婚とか国家関係とか、家族と外交との機微にわたる。
 「関係者は大きな関心を法制審議会に寄せている。次回は7月中開催。情報交換会。国際情勢や、国内法の中味について!」
 と、勉強会を引き取る。 

 お昼の12時、党本部。
 文部科学部会。
 テーマは2つ。
 ・ 私学や専修学校各種学校への被災した校舎等の再建支援法案(補助率を3分の2格上げ)
 ・ 第2次補正予算の内容。
 「学校給食はまだ簡易給食。ぜひとも、給食施設整備復旧はもとより、補食支援とか食材支援など、きめ細かくできないか?」
 「加配教員が足りない。自身が被災した教員の多忙化も加配教員申請の要因とすべきではないか!県外からの受け入れも!」
 「スポーツチームのユニフォーム購入補助や、スポーツ器具用具購入補助や、ブラスバンドの楽器購入補助など、部活動支援のきめ細かい学校生活支援が必要だ!」
 などなど、第2次(1.5次?)補正予算の中身について意見交換。
 「就学支援金の支給を前倒しすべき!」
 「エコ改修や、再生可能エネルギーの導入や、スクールニューディール政策を盛り込むべし」
 「耐震化の加速!」
 「災害対策の避難所として、非常用電源配備やシャワールーム設置を!」
 「放射線量計の配備を!」
 「文化財の復旧復興対策を!」
 「スポーツ施設の復旧対策を!」
 と、メニューを取りそろえる。
 明日から被災地に視察に入るので、学校現場の実情をうかがってきて、第2次補正に反映させたい。

 党本部でカレーライスを食べて国対に戻ると、佐藤勉代理が呆れかえっている。
 「幹事長書記局長会談が中止になっちゃったよ!」
 「どういうことですか?」
 「官邸と岡田幹事長が破裂したって!」
 「え?」
 「自公民で50日間延長で合意したのに、菅総理が、もっともっとってごねてるらしいよ。延命しか頭にないのかね。」
 「はぁ?」
 「よっぽど再生可能エネルギー法案を通して解散したいんだろう・・・」
 バカ負け。
 国会閉会日前日になっても延長幅が決まらないのは前代未聞。
 それも、与党幹事長の言うことも聞かないなんて、この総理、いよいよ独裁に磨きがかかってきた。

 午後3時、第4回放射性物質への対応に関る法律規定見直しPT。
 法案要綱をブラッシュアップ。
 「放射性物質の規制と集積管理」に絞って、放射性廃棄物や汚染水や土壌の除染・低減・安全封じ込め管理対策法。
 現行法の「放射性物質適用除外」を外すかどうかでもみ合う。
 この法案に限っての「適用除外の除外」が現実的なところか?

 午後4時、「児童買春・児童ポルノ禁止法改正」大集会。
 もともとの自公案である、「単純所持禁止」の方向で民主党もまとまりそう、かな? 

 午後6時半、専修大学レスリング部へ。
 新人戦も終了し、インカレに向けて実力アップの時期。
 4年生は少しずつ就職内定ももらっている。
 あとは、病気やけがに配慮しながら、夏の合宿→インカレを迎えることになる。
 74キロ級の井上哲を96キロ級の馬場や浅田とスパーリングさせたら、次々とタックルでポイントを奪う井上。
 ん?
 相手がでかいとスピードで翻弄できるからか。
 そして、捕まるとやばいから、タックルした後の処理が速いからか。
 同じように、55キロ級の竹田も、66キロ級学生3位の間瀬からタックルで次々とポイントを奪う。
 たまに3階級くらい上の選手とスパーリングするのも必要だ。
 緊張感とパワーアップのために。
 60キロ級の郡司(2年生)は、大学進学していまだ勝利ゼロ。
 「それはキャプテンの桑原の責任だ!チームみんなで応援して、今年中に1勝させなさい!」
 と、激励。

 午後8時半終了し、シャワーを浴びて自宅に帰る。
 ちょうど合唱団から帰ってきた、おりんさんと一緒に晩御飯をいただく。
 ママ特製の餃子スープと、野菜サラダ。
 そして、長野県SA土産の生ハム。
 満腹。 


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