昨夜は深酒したにもかかわらず、なぜか午前5時にはぱっちりと目が覚める。
それは、雨の音で。
今日は、第95回高校相撲金沢卯辰山大会。
高校スポーツ界最古の歴史を誇る大会。
地元北國新聞社のテコ入れもあり、すり鉢状の卯辰山相撲場が観客選手一体となって高校相撲を盛り上げる、独特の文化を持つ大会となっている。
それが、台風の影響もあっての、悪条件。
大丈夫だろうか?
心配。
今朝の北國新聞は、高校相撲一色。
地元金沢市立工業高校の悲願の優勝か?
金沢学院東高校の活躍はどうか?
埼玉栄高校の連覇か?
鳥取城北高校の優勝か?
と、下馬評が載っている。
その記事をつぶさに分析し、地元高校生の活躍を期待してうきうきしながら午前7時半前には会場に到着。
今朝も、新人遅刻秘書に代わって、中野秘書と荒井秘書が運転。
篠突く雨の中を、卯辰山を上る。
すでに、会場には、高校生応援団がいっぱい。
入り口で、北國フォトクイーンが出迎えてくれるのがまた嬉しい。
鼻の下を伸ばしていると、中野秘書に呆れられたりするので、厳かな空気で通り過ぎるのであった。
屋台では、クレープや焼き鳥やお弁当が売られていていい匂い。
このごった煮の雑然さが、卯辰山大会のにぎわい。
来賓テントに伺うと、こちらもすでに北國新聞社事業部の皆さんが準備万端。
来賓である、日本相撲協会の大野専務理事(専修大学相撲部出身)や、MROの白石社長や、岡田直樹参議院議員や、竹中康博石川県教育長や矢田富郎津幡町長や、谷本知事や、山野市長が。
午前8時前、時間より早く、開会式。
山野市長は、ご挨拶の中で、泉丘高校2年生の時にこの大会に出場している、と。
盛り上がる観客席。
しかし、雨足はさらに強くなる。
選手諸君を激励する飛田秀一大会会長。
開会式後、後ろ髪をひかれる思いを残して、会場を後にする。
自宅に戻り、自分の車に乗り換えて、一路千葉県市原市へ。
松野博一代議士に依頼を受けていた、市長選挙出陣式への応援のため。
そぼ降る雨は、次第に大雨となり、豪雨に。
ハンドルに注意しながら、北陸自動車道~上信越自動車道~関越自動車道~外環~湾岸道~東関東自動車道へ。
途中、横川のSAで休憩。
ガソリンを入れて、たこ焼きを食べて、峠の釜めし弁当をお土産に3個買っただけの、強行軍。
安全運転で7時間、午後3時半には、会場である五井グランドホテルにようやく到着。
気合を入れ直して、さっそく出陣式で応援の一句。
「五月雨や 岩をも砕く 市長選」
今回の市長選挙は、現職(民主党推薦)に、新人(自民党推薦)松本やすひこ候補が挑む一騎打ち。
松本候補は、元教員。
中学校の国語の先生であり、市内3校で校長も務めており、元市原市校長会会長。
でも、68歳。
新人としては高齢?
でも、陸上競技歴は長く、見ためは50代半ば。
教育関係者の選挙戦出馬は、組合系の民主党側に多いが、自民党系では珍しい。
で、同じ国語の教員出身として、不肖はせ浩に白羽の矢が立った、というわけ。
「小さな一票を結集し、現職が強いという固定観念や先入観をぶっ飛ばし、勝利を目指してください!」
と、気合を入れての一句。
「五月雨や 岩をも砕く 市長選」
動員以上の参加者1500名で埋まった会場は、爆発寸前の盛り上がり。
この選挙、勝つムード充満。
松野代議士に、市原市の選挙区事情をうかがうと、
「衆議院選挙で俺は、対戦候補の岡島陣営と4戦して2勝2敗。最初はお父さんと戦ったんだよ。岡島さんのお父さんももともと、自民党だったからね。新進党で分裂したんですよ! 今はそこに連合系の組合がくっついてるから、そりゃもう強力な組織なんですよ。」
・・・どこかで聞いたことのある選挙区事情だと思ったら、俺と奥田建さんの関係そっくり。
そういう中で、連続4回生き残っている松野さんは、まったく経歴が俺と一緒ということになるわけだ。
なるほど、だからこういう一騎打ち選挙では、エスカレートするわけね。
松野対岡島の代理戦争?
いやいや、それ以上に、松本やすひこ候補のキャラクターが際立っている。
相手は、現職3期目。
普通ならば楽勝のはず。
でも、この選挙、引っくり返せるかもしれない。
そんな勢いを感じる。
ガンバロー三唱には、教え子が出てきて拳を振り上げてくれる。
自民党の選挙関係者には届かない票が、この松本候補には寄せられる可能性が高い。
終了後、ホテル内の喫茶店で、松野代議士ご夫妻とコーヒータイム。
同じく中学生の一人娘がおり、娘の話題で盛り上がる。
午後5時、土砂降りの街頭演説。
嵐を呼ぶ男、松本やすひこ、ガンバレ!!!!
午後6時半には、お友達のおうちで遊んでいたおりんさんを迎えに行き、自宅へ。
晩御飯は、峠の釜めし。