平成23年
5月24日(火)
4時起床、眠い。
ニュースチェック。
脚本家の三谷幸喜離婚。
ン?
三谷さんは同年齢だから、ちょっと、気になるなぁ。
この年齢で、離婚。
この年齢だからこそ、離婚?
午前7時半、国対に入り、執務。
今後の国会運営は、「復興特別委員会」を軸に回っていくとの逢沢委員長からの発言。
で、公債特例法は?
隣に座っている竹下代議士にうかがうと、
「まだ民主党からの調整案は出されていない!」とのこと。
これが通らないと、7月以降の自治体の交付金配分に影響が出てくる。
はやく子ども手当ての議論に終止符を打たないと、全体に悪影響が出る。
逆にいえば、ここで子ども手当てで調整されれば、「社会保障と税の一体改革」についても、野党は聞く耳を持てるようになるということなのに、そこまでわかってないかな、民主党は。
9時40分からは、国対法案説明会。
交通基本法が出てきて、ちょっと質問。
「そもそも、B/C(費用対効果)の議論をないがしろにしたまま、交通政策の基本法案を出してくることに、民主党政権のまやかしを感じる! 自分たちの議論は間違っていたと認めたのか?」と、厳しい意見が出る。
俺からは、
「災害対策と交通政策のかかわりについての記述がない。ダブルラダー構想や、都市と過疎地域の交流など議論すべきではないか!」と指摘。
一応、国対として聞き置くこととする。
午後、本会議。
午後2時より、厚生労働部会。
地域医療推進機構法案について、
公明党の坂口元厚生労働大臣寄り説明あり。
「どうして私が大臣のときに民主党から攻められた法案で、私がこうしてしりぬぐいせなあかんのか、釈然としないんですわ!」
と、例の調子でおっしゃると、自民党からも苦笑いが漏れる。
野党時代の民主党は、この社会保険病院や厚生年金病院の存続にはことのほか厳しい姿勢で臨んでいた。
ところが、自分たちが政権を取ってからは、形勢逆転?
機構改正法案については、思考停止状態。
組合の意向に配慮しているんじゃないかとさえ思われる。
「売れる病院は、売る!」
「一般の民間病院と競争条件を同等とすべき!」
「税制優遇は認められない!」
「自治体の首長ばかりではなく、議会とも意見調整すべき!」
などなど、ごく当たり前の意見が出る。
「・・・それでも、とりあえず、地域医療の責任を担っている病院として、今後どうするかのヤドリギみたいな法案は必要ではないか!」
との坂口先生の包容力あふれる説得に、この法案は、公明党提案でもあり、田村部会長預かりとなる。
おそらく、妥当な線での修正を図って了解するのではなかろうか。
こういう政治的な調整が、民主党には、できていない。
だからこそ、自民党と公明党で、これからの方向性を示すことになってしまう。
一体どっちが与党なんだか。
午後3時より、第3回スポーツ基本法PT。
超党派の条文が固まる。
足かけ5年。
当時は、東京五輪招致を目標にしかけたのだが、政権交代もあって、いったんとん挫。
そして、政権交代。
しかし、自民党の遠藤利明さん、民主党の奥村展三さん、公明党の富田茂之さん、共産党の宮本岳志さんなどの調整もあり、ここまでこぎつけた。
アドバイザリーボードの皆さんも含め、関係者に、心より謝意を申し上げたい。
今後は、各党の手続きを進め、そして、来週の水曜日にも、文部科学委員会で委員長提案で成立させたい。
とすると、6月2日には、衆議院本会議で処理できるか。
足かけ5年。
ようやくここまで。
そして、これからがまた大変だ!
このスポーツ基本法に基づいたスポーツ政策推進をリードしていかねばならない。
午後4時、IT戦略特別委員会。
災害から復興する上での、IT環境とインフラ整備についての勉強会。
たとえば。
個人認証ができずに、御遺体の確認すらできなかったり、罹災証明が発行できなかったり、行政事務が滞って大変だった。
個人情報保護や情報セキュリティにも絡む問題であり、自民党政権の時もどうしても強行突破できなかった。
今回の大震災を受けて、あまりにも情報インフラが破壊されたことによる混乱が大きかったことに、政策ミスを自覚せねばなるまい。
今後は、ITインフラ再構築によって、経済成長も雇用も促すことができる。
その一大構想について、取りまとめ。
夜、パキスタン大使館ご招待 夕食会。
妻を伴い、大使ご夫妻、お嬢さん、元谷アパ代表ご夫妻などと懇親。
午後10時に自宅に戻ると、おりんさんがテスト勉強しながら帰りを待っていた。
そっか、もうすぐ中間テスト。
さて、どこまで頑張れるかな?
妻が夜食を作って応援している。
パパは邪魔をしないように、静かに寝るのであった・・・・・