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はせ 日記
平成23年
5月18日(水)

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■5月18日(水)

 3時27分起床、ニュースチェック!
 「第2次補正を出さなければ、内閣不信任決議案を出す!」
 ようやく谷垣総理も腹を固めたようだが、まだ手ぬるい。
 その第2次補正が、「2兆円の規模」で誤魔化されそうなのだ。
 自民党の大島副総裁が、とりあえず数兆円での第2次補正で手を打ちそうな報道もある。
 いけない!
 原発事故による賠償金を支払うための特別法の議論もまだだし、公債特例法の処理方針もまだ。
 なのに、2兆円程度の補正で合意してはならない。
 自民党は筋を通し、対案を示しながら、政府の復興への道のりを監視すべきだ。 

 今朝も6時半にはシャワーを浴びて、さっぱり。
 おりんさんが、そばを通るパパの匂いを嗅ぎつけ、
 「また私のコンディショナー使ったでしょ!」
 どき!
 「え、つ、使ってないよ!」
 「だって、匂いがするじゃん!」
 って、きみの嗅覚は鋭い。
 しかし、ここでひるんではならない。
 「つかってないんだも〜〜〜ん!」
 と答える、まるで子供みたいなパパなのであった。 

 素敵な香りを撒き散らしながら、午前7時半には国対に入り執務。
 午前9時より、文部科学委員会の参考人質疑。
 放射性物質の子どもへの健康被害がテーマ。
 長瀧さん(長崎大名誉教授)、仁志田さん(福島県伊達市長)、武田さん(中部大教授)、山口さん(静岡県がんセンター総長)。
 それぞれから15分ずつの意見陳述。
 そして各党30分ずつ質疑。
 自民党代表は、馳浩。
 「今回の福島第1原発からの放射線物質漏えいは、事故か、人為的ミスの重なった事件か?」
 「大塚厚生労働副大臣が、17日にジュネーブのWHO総会で、放射線物質の漏えいを謝罪し、長期健康調査を約束した、その手法と必要性について教えてほしい」
 「文部科学省のスピーディーの公開が非常に遅く、法的な手順に則っていないと印象を受けるが、参考人の意見はいかがか?」
 「これから夏に向けて、学校施設でのクーラーの設置が必要と思うが如何か?」
 「プールの使用について、どう考えるか?」
 「伊達市の校庭の表土を剥ぐ決断は、誰がしたのか? その時に誰に相談したのか?」
 「放射性物質を浴びた土壌等の処理についての国の指針はないが、今後、どうやって処理するつもりか? やはり法的基準が必要と思いうがいかがか?」
 「今般の放射性物質漏えいについては、政府から独立した検証委員会が、国会に設置されるべきと思うが如何か?」
 「IAEAの委員もその検証委員会のメンバーになるべきだと思うが如何か?」
 などなど、素直に疑問に感じていることをうかがう。

 武田参考人は、
 「原子力発電所は、常に健康影響は1ミリシーベルトで設計してきた。医療関係者の意見も聴いて、総合的にそう判断して設計してきた。にもかかわらず、今回の校庭での子どもの健康影響は20ミリシーベルトに設定されたことは、技術者として納得いかない!」
 と明確に述べた。
 先般、菅総理に抗議して内閣官房参与を辞任した小佐古さん同様、明確な方針を述べた。
 この問題は、「暫定的数値」と文部科学省も表明し直しており、修正させるべき問題だろう。
 ただ、長瀧さんは、
 「科学的事実に基づいて、安全を願う、国際的なポリシーが必要だ!」
 と、行政判断の余地を残した。
 ふむ。
 俺のような素人にはよく理解できないので、さらに追求したい。
 子どもは感受性が高く、汚染されたミルクを規制なしに飲んでいた子どもたちは(チェルノブイリ事故)甲状腺がんに罹患している。
 この数値を決断した文部科学大臣は、「理由をはっきりさせての説明責任」を有していることは間違いない。
 ましてや、意見を求められた原子力安全委員会は、わずか2時間あまりで方針を示している。
 議事録も残っていない。
 さらなる検証が必要。
 住民のストレスを取り除くためにも、さらなる情報開示と、住民対話が求められる。
 でないと、伊達市長の仁志田さんのような首長にばかり、説明責任という負担がかぶせられる。
 それと、「放射性物質(廃棄物)処理の法的根拠」は、速やかに整備すべき。
 それがないと、いつまで経っても、瓦礫や土壌は処理できないし、安心できない。 

 お昼の理事会で、金曜日の一般質疑決定。
 不肖はせ浩は、「漢検」内紛問題で質疑。
 理事の皆さんから、現在の高坂理事長の参考人質疑の合意を得る。
 よし。
 公益法人改革(事業の情報公開や人事の透明性)ともからむし、文部科学省のガバナンスの姿勢も問われる。
 高坂さんの前の(追い落とされた)理事長は、池坊保子さん。
 文部科学委員会の公明党理事。
 委員会室での両者の激突にもなるのであるが、池坊さんは当然参考人としては出席できない。
 両者の言い分を丁寧に聴いたうえで、
 「もっと漢字能力検定試験の受験料を下げるべきだ!」
 「理事会運営も含めて、公平公正に行うべきだ!」
 「内部留保金を減らすべきだ!」
 「公益法人としての役割を果たしているのか?」
 と、指摘したい。
 公益法人改革の真逆を行っているような内紛劇。
 文部科学省の指導は、どうなっているのか???? 

 午後7時半に自宅に戻り、着替えてから、合唱団の終わったおりんさんを迎えに行く。
 おりんさんは、パパの車で観る安室奈美恵さんの最新DVDの中の、「make it happen」がお気に入り。
 いっしょに歌って踊っているこの「AFTERSCHOOL」なるガールズチームって、何者? 


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