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はせ 日記
平成23年
5月17日(火)

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■5月17日(火)

 朝、シャワーを浴びて出てくると、妻が叫ぶ。
 「パパがリーちゃんのコンディショナー使ってるぅ!」
 ・・・って、それってそんなに大声で叱られるほど悪いことかぁ?
 「あんた、自分のあるじゃない!」
 「だって、おりんさんのアグリーのコンディショナー、いい匂いするんだもん! アグリーってね、英語で賛同するって意味だよ!」
 しかし、ご機嫌伺いするパパを怪訝そうに横目でにらむ娘・・・パパに自分のコンディショナーを使ってほしくない年頃、13歳なのであった。
 そんなもんかね。
 明日も使ってやる! 

 午前8時過ぎには、国対入り。
 あれ?
 携帯電話を家に忘れてきた・・・50歳になると忘れっぽいなぁ・・・ま、いっか。
 久しぶりに携帯電話のない一日を過ごそう。

 昨夜、金沢事務所から連絡が入った。
 宮城県牡鹿半島の総支所から要望を受けていた「安全靴」30足を郵送しましたとのこと。
 ご協力いただいた「表組」「城西運輸」「昭和建設」「環境開発」「山下工業」の会長さん・社長さんにそれぞれお礼申し上げる。
 本当にありがたい。
 被災地では、いまだにがれき除去の毎日。
 安置したままの御遺体もある。
 悲惨な光景が日常風景となったまま。
 あちこちに転がっている釘や鉄くずやガラスで、けがをするボランティアや職員が相次いでいるとか。
 そこで、安全靴(鉄板ソール入り)、活性炭入りの防塵マスク、ヘルメット、スーパー軍手がいくらあっても足りないとの連絡を受けて、支援物資として金沢事務所から送っている。
 うちの事務所ですらそういう要望が来るのだから、現地では猫の手も借りたいくらい、人出も物資も足りない。
 現地の要望を機敏に受け止めながら、息の長い支援を続けていきたい。

 仮設住宅も、とにかく大至急建てないと!
 私有地や農地や国立公園の中であっても、とにかく、確保できる場所には、そして住民が望む場所には、どんどんどんと仮設住宅建設が必要だ。
 空き家や貸家や貸し室も、どんどん提供すべき。
 公費負担で、出来るだけ今まで住んでいた近くに居住できるようにすべきだ。
 家族で一緒に暮らし、健康的で、プライバシーが守られる居場所が必要。
 そして、当座の現金支援(義捐金や弔慰金の支払い)も急務。
 自分で自由になるお金がなきゃ、毎日生きていけないんだから。
 お金も仕事もない、そして家族も失った被災者のみじめな想いを、共有できなきゃだめだ。
 とりあえず、国会議員は、全員、歳費から300万円の義捐金を拠出した。
 さらに、あらゆる支援を継続しなければならない。
 第2次補正予算編成もあれば、特別立法も必要。
 まだまだやることが山積。

 延命のために6月22日に国会を閉じようとしている菅総理に、与野党総意で抗議し、通年国会としなければならない。
 そもそも、菅総理は、昨日の予算委員会集中審議で、
 「復興会議の声を聞き、地元自治体の声も聞いて、構想をまとめてから8月に第2次補正予算を提出すればいい」
 と、発言しているが、とんでもないことだ。
 6月にはカツオ漁があるし、8月後半にはサンマ漁、秋にはサケ漁もある。
 水産で生きてきた三陸沖に、今必要なのは、超特急で海のがれきを撤去して航路を確保し、港湾を再生し、冷凍施設を作り、流通経路を確保することだ。
 水産業復興のとっかかりをつけることだ。
 そのための政策と事業案を、次から次へと予算化することだ。
 そのためにも現地の声を形にしていくことだ。
 そして、復興用の公共施設(役場や公民館や教育・福祉施設等)を、防災備蓄型高層ビルとして建設して行くことだ。
 悠長に8月まで待っていられない。
 菅総理のスケジュール観じゃ、被災地に残ってふるさと再生に取り組む人たちを干上がらせてしまう。
 加えて!
 福島第1原発の避難区域&計画的避難区域に居住していて、避難を余儀なくされている方々への支援も手厚くすべきだ。
 原子力施設以外で放置されている「放射性廃棄物」の処理方針も早く法定化して実行すべき。
 行方不明者捜索もまだまだだし、家畜は安楽死処分が決まったが、石灰をまいてブルーシートで覆うだけの方針じゃ、衛生面からも大問題。
 埋めるのか? 焼却するのか?
 どこに? どうやって?
 あらゆる事態に待ったなし。
 とても国会を閉じている場合ではない!!! 

 午前中、アパの原稿執筆。
 永田町通信。
 テーマは、「石巻市民憲章」
 もう131回目の連載。
 ずっと連載ページを提供していただいている、元谷代表に感謝。
 そのうち、本にまとめて出版したい。
 2冊の上下巻で出版するには、200回くらい連載しなきゃいけないかな?

 午前中、ラグビーの大八木淳史さんがお見えになり、中谷元代議士と一緒に、教育談義。

 お昼は、衆議院1階中央食堂のタンメンとおにぎり。

 午後1時、上がり法案処理の本会議。

 午後2時、科学技術・イノベーション特別委員会理事会。
 19日に大臣所信質疑、20日に原子力と健康問題での参考人質疑。

 午後3時、スポーツ基本法制定PT。
 超党派のスポーツ議連の中のPT。
 ようやく民主党案が出てきたので、自公案と比較しながら検討。
 参加者は、民主党が谷亮子さん、奥村さん、田中慶秋さん、広野さん、松崎さん、瑞慶覧さん、友近さん。
 自民党が、遠藤さん、橋本聖子さん、石井さん、馳。
 共産党は、宮本さん。
 みんなの党は、山内さん。
 自公案をベースにしての、民主党案の追加部分は、
 ・ スポーツをする権利
 ・ 地域スポーツ重視
 ・ スポーツの推進
 ・ スポーツ団体のガバナンス強化、紛争解決努力
 ・ スポーツ推進協議会設置
 こういったところが、自公案ではなかった部分。
 そこで意見交換。

 @ スポーツに関する紛争処理の項目で、スポーツ団体の応諾義務の在り方については議論がどうだったのか?
 A スポーツの国際交流の項目で、国際的なスポーツ団体の運営への参画という議論が必要ではないか? 例えば、IOC委員に日本人がいなくなったことは、猪谷さんと岡野さんのエゴであり、重大な損失だ。国際平和を目指す意味でも、日本人がリーダーシップを発揮できる場面に参画する必要がある。
 B スポーツ推進協議会は、現行の中教審のスポーツ分科会と比べると、屋上屋ではないか?
 また、このPTで成案が得られても、衆参の委員会では、1回ずつは確認審議をすべきではないか、と提案する。
 次回は、今週金曜日午後1時から。
 アドバイザリーボードの意見をいただいて、煮詰めることとする。 

 本日は、東日本学生レスリングリーグ戦 初日。
 久木留コーチから連絡が入る。
 初戦の明治大学戦は、4−3の薄氷の勝利。
 55キロ半田、60キロ中村、66キロ間瀬、そして120キロの馬場が勝利。
 ということは、74キロ桑原、84キロ澤田、96キロ浅田が負けたのね。

 2試合目の神奈川大学戦は、7−0の圧勝。
 ふむ、よかった。
 これで明日に気持ち良く持ち越せる。
 明日は、群馬大学と防衛大学。
 いずれも全勝で乗り切りたいところ。
 油断大敵、先手必勝。
 明日も頑張ってほしい。

 こちらは、朝8時からずっと国会に縛られていたが、午後6時から1時間、久しぶりに国会健康センターへ。
 なまった体を動かす。
 日曜日にサイクリングで下半身を強化したので、今日は上半身を中心に汗を流す。
 腕立て伏せ、ショルダープレス、ラテラル、アームカール、腹筋、背筋、プルダウン、アップライト、シュラッグ、首押し、インクラインプレス。
 それぞれ3セットずつ。

 夕方、自民党と公明党幹部で、今後の国会運営を協議!
 ・ メルトダウン集中審議
 ・ 原発事故検証委員会(議員立法で国会に設置)
 ・ 復興基本法と内閣法(閣僚増員)については、本会議で代表質問してから審議
 ・ 復興特別委員会の設置
 ・ 第2次補正予算を今国会中に出さなければ、不信任決議案を出す!
 ・ G8報告の本会議
 ・ 憲法審査会の方向性=参議院
 以上の項目であらあらの合意が得られた模様。 

 午後8時半、おりんさんを合唱団に迎えに行く。
 妻は、今夜はお仕事でいない(ラッキー?)。
 晩御飯のおかずは、お刺身。
 そして、妻の作ったお味噌汁と茄子の煮物。
 ありがたくいただくのであった。
 感謝。
 デザートは、サクランボ。
 どう見てもアメリカンチェリー。 


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