衆議院議員
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はせ 日記
平成23年
5月12日(木)

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■5月12日(木)

 3時46分起床、ニュースチェック。
 小雨。
 タンバリンが、パパの布団の中にもぐりこんで不貞寝している。
 それも勝手に人の股ぐらにもぐりこんでいる。
 雨が嫌いな甘えん坊の犬。
 そのうちに息苦しくなってか、いつものように、俺の肩口に顎をのせて寄りかかるお犬様。
 俺はタンバリンの枕代わりか?

 午前8時前に国対に入り、執務。

 午前9時10分より、国対正副会議。
 今月の国会運営の見通しを立てる。
 国政の問題となっているのは、菅総理の行き当たりばったり思いつき政権運営。
 先日も、原発政策白紙見直し宣言。
 でも、とても用意周到の宣言ではない。
 そもそも、民主党政権での「−25%地球温暖化対策」=「2050年まで、原発新規14基増設」はどうなったのか?
 菅総理は、マスコミ報道や世論には敏感だが、政策の整合性にはとんちんかん。
 自分の言動がどう見られているかのカッコつけには、異常なまでに反応するが、この国をどうするかについては、哲学を語ることはない。
 国会答弁でも、質問者にムキになって言い返したり、小馬鹿にしたりして、とても国のリーダーとは思えない。
 浜岡原発停止要請の決断は、よしとしたい。
 が、産業界や、地元自治体や、これまでのエネルギー政策や、温暖化対策での国際社会との合意や協調など、整合性を持たせるために調整する必要があったのに・・・どこ吹く風。
 これでは唯我独尊の政治主導ではないか。
 政策決定プロセスの透明性が全くない。
 これでは検証のしようがないではないか。
 身内の玄葉政調会長からすら、「相談がなくて遺憾だ」といわれる始末。
 菅総理には、自分が他人にどう見られているか=よく評価されたい、という姿勢が垣間見えるのだ。
 残念。
 明日の参議院予算委員会集中審議や、来週の衆議院予算委員会集中審議では、その政治姿勢こそが、問われよう。
 野党としては、浜岡原発の停止プロセスも含めて、原発政策との向き合い方をチェックすることになろう。

 その他情報交換。
 ・ 民主党が6月22日に閉会しようとしている方針は、菅総理の延命優先であり、徹底的に抗議すべし。
 ・ 民主党内小沢派と菅政権は、マニフェスト変更路線で分裂気味。菅総理はそれが顕在化することが親なので、そうなるまえに国会を閉じてしまおうとのもくろみありあり。被災地支援を考えると、国会はどんな対応でもできるようにしなければならないのであり、この時期に閉会するなんてとんでもないこと。
 ・ 公債特例法の成立もめどが立たないのに、閉会のことばかり考えている民主党の未熟さには、呆れてものが言えない。
 ・ タイミングを見て、適宜適切な政権運営を出来ない菅内閣へ、「不信任決議案」をつきつけて、民主党内のいざこざをあぶりだす必要がある。不信任案を否決すれば、それで信任されたことになる。民主党内小沢派も文句が言えまい。
 ・ 財務金融委員会では、公債特例法を追い抜いての他法案の審議を認めないこと!
 ・ 衆参で、震災復興特別委員会を設置要求するが、災害対策特別委員会との役割分担をすべき。
 などなど。 

 午前中、「スポーツ基本法」について文部科学省の担当者と打ち合わせ。
 ようやく民主党案が固まったようであり、今後の進め方を調整。
 自公案をベースにして民主党案ができたのであり、ここは一本化して委員長提案で成立させるべき。
 もめそうなのは、スポーツ協議会の位置づけぐらいかな?
 民主党の奥村展三さんと自民党の遠藤利明さんが、スポーツ議連での「スポーツ基本法PT」共同代表。
 この二人が主導する形で、来週からスポーツ議連のPTを週2回、精力的に開催し、現在国会提出している自公案と民主党案を調整して出し直しすることになろう。
 5月中にめどを立てたい。

 もうひとつ、自民党内の「放射線物質法律規制見直しPT」打ち合わせ。
 不肖はせ浩は事務局長。
 原子力関連施設外での、
 「放射性物質の環境基準作り」
 「放射性廃棄物処分地確保・処理方法作り」
 「放射性廃棄物処理実施主体作り」
 が必要。
 かかわりあるのは、文部科学省、経済産業省、農林水産省、厚生労働省、内閣府、環境省。
 複数の省庁にまたがる政策課題。
 参議院議員時代に、「ダイオキシン類対策特別措置法」を議員立法として、超党派で取りまとめた12年前のことが思いおこされる。

 午前中、はせ浩金沢事務所から連絡があり、被災地のボランティア団体から要望を受けていた「安全靴」が、金沢事務所で20足ほど確保できた。
 被災地では、いまだに釘やガラスなどのがれきが散乱しており、通常の長靴では危険なのだと。
 提供いただいた城西運輸の操川会長や、表組の社長や山下工業の山下社長に感謝。
 お礼の電話をする。
 さっそく現地石巻へと送付する。 

 お昼すぎ、小野寺五典外務委員会筆頭理事から、
 「馳さん、明日の外務委員会一般質疑で、ハーグ条約の件、質問する?」
 と、いきなり連絡あり。
 「するする!」
 と、二つ返事で決定。
 質問時間を35分間いただく。
 感謝。

 お昼に、科学技術・イノベーション特別委員会。
 今後の日程協議。
 来週の5月19日、木曜日、大臣所信質疑決定。
 馳浩は、60分の質問時間をいただく。
 宇宙基本法附則の問題(政策執行機関の内閣府への統合問題)と、放射線健康被害や廃棄物処理問題(最終処理や、無人ロボット開発など)とかで、質問したい!

 午後1時より、本会議。

 午後3時より、国会幹事長室にて、今後の国会運営についての話し合い。
 石原幹事長、石破政調会長、逢沢国対委員長、武部予算委員会筆頭理事、塩崎理事、馳。
 これからは、菅政権を追い込むネタを仕込んでいくこととする。
 やっぱり公債特例法・復興基本法だ。

 午後3時半より、月曜日の予算委員会集中審議打ち合わせ。
 質問バッターは、塩崎(原発事故調査委員会国会設置、浜岡原発停止決断経緯)、西村やすとし(エネルギー政策・子どもの健康被害許容限度被ばく基準量20ミリシーベルト)、木村太郎(六ヶ所村での原子燃料サイクル事業や、高レベル放射性廃棄物処理問題)、江藤拓(農林水産業畜産業風評被害)。
 明日の参議院での質疑も参考にしながら、詰めて行きたい。

 午後5時より、エネシフJAPAN勉強会拝聴。
 講師は、青山学院大学の小島さん。
 元環境庁の官僚。
 原発安全神話からの脱却についての内容。 

 午後8時、合唱団の練習の終わったおりんさんを迎えに行く。
 コンビニで、缶ビールと缶マッコリを買って帰る。
 これでまた太るんだよな。
 わかっちゃいるけどやめられない♪  


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